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肺癌患者へのコバルト照射について教えて下さい。

私の父は肺癌を患っており、進行程度は、3期~4期の末期の小細胞肺癌「SCLC」患者です。薬物治療など行ってきましたが、(シスプラチン、ジェムザールetc…)既にこのタイプの抗がん剤が父のガンには効かなくなっており、担当医の先生は、「コバルトを使うか。効かないまでも、今まで投与してきたシスプラチンなどの抗がん剤を組み合わせる治療を続けるか選んで欲しい。」と説明されました。担当医は、どのような治療も効果を期待できない、患者意思に任せると言うニュアンスの説明でした。イレッサも駄目でした。 症状は、肺癌がリンパに転移、リンパが腫れ、心臓・食道を圧迫しています。食道が細くなっており父は食事がままならない状態です。 担当医の上司の先生は、局所的にはコバルトが効くので、やってみてはどうかと勧められます。しかし、私の知り合いは、コバルトは既に終わった治療(無駄な治療)で、患者本人が苦しむばかりなので、止めといた方がいい、薬物治療をして、だめな時はホスピスにでも行ったほうが本人のためだと思うと言っています。危険性としては、コバルト照射した場合、心臓近くまでリンパが腫れているので、心臓破裂の危険性があると言われています。また、私の知るコバルト照射を受けた患者さんは何れもぐったりしています。コバルト照射について何かご存知の方がいらっしゃれば御教示ください。 宜しくお願いします。

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  • takes
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回答No.3

 呼吸器は厳密には専門外ですが,腫瘍内科の立場から多少。  >コバルトは既に終わった治療で、患者本人が苦しむばかりなので、止めといた方がいい  こう決めつけてしまうのは,私も疑問に思います。  悪性腫瘍の患者さんの治療を考える場合,必ず「何を治療の目標とするか」ということを考えます。小細胞肺癌では「治す」という目標は非現実的なので「延命(心臓がただ長く動けばいいということではありません)」という目標が一般的ですが,お父上の場合はすでに化学療法(抗がん剤治療)に抵抗性の状態でしょうから,これ以上治療をしても延命の効果が得られるかも難しい,というのが正直なところです。ここから先の治療は,  「それでも最大限の延命を目標として治療する」  「症状の緩和のみを目標とし,何もしないより寿命が短くなっても構わない」  という2つの両極端な目標の間で,どこを妥協点とするかによって決まります。患者さんが残りの人生をどのように過ごすのが最善かは医療者だけで決めるべきことではないので,われわれにできることは,できるだけ多くの選択肢を示して,患者さんに選んでもらうということになるわけです。  進展期の小細胞肺癌では,初回治療で放射線を含めることはまずないので,お父上の癌細胞には放射線に対する感受性(効きやすさ)がまだ残っているはずです。ですから放射線治療を行えば,食道を圧迫しているリンパ節は一時的にでも縮小し,食事がとれるようになるでしょう。担当の先生が治療を勧めておられる理由もここにあると考えます。ただし,放射線によって逆に食道に潰瘍をつくる可能性もあるし,腫瘍が大動脈や心臓に浸潤していれば,放射線が効いたことでかえってそこに穴を開ける可能性も(ごくまれですが)あるわけです。それに放射線治療単独では,局所の症状緩和にはなっても,おそらく延命効果は期待できないと思います。  非常に難しい選択だとは思いますが,少なくとも,治療する意義が全くないものだとは私には思えません。  担当の先生とよくご相談なさって,お父上の余生が充実したものとなるよう,よい選択をされることを願っています。

yutagon
質問者

お礼

ご回答どうもありがとうございます。 >「延命(心臓がただ長く動けばいいということではありません)」という目標が一般的~ そうですね。父は61歳でガン患者となり延命治療で63歳になる今まで何とか命を長らえております。 それだけでもかなり延命治療の恩恵を受けているのは確かに間違いないです。 父がガンと知らされたとき、家族中がかなり動揺しましたが2年ほどの月日の間に家族も父本人も精神的にガンで亡くなることに対して最初の頃よりはかなり心の準備ができていると思います(もっとも私の心の中では未だになぜ父が63歳でな亡くなろうとしているのかということに対して正面から受け止めることができない部分がありますが、、、)。父の方も頭で理解できても心で納得できない、、、「死刑宣告後の刑の執行を待つ死刑囚のような心境と同じかもしれない」と言っています。 家族としての自分たちの気持ち、父の気持ちそれぞれできる限り整理して、 よく考えてみます。 ありがとうございました。

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  • tyoffice
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回答No.2

お父様の肺癌との事、ご心配の事でしょう。 私の友人のお父様が、肺癌で約4年前肺癌で、末期の癌でしたが、色々な治療をして来ましたが、最期の転移を止める為に、「日々草」で転移を止め、コバルト照射してからの、白血球の減少を抑える為に、「シマカンギク」を与えて、患者の健康を維持して来ました、だが、今年の9月6日に73歳で亡くなりました。 この間には、色々な、患者様の状態が有りましたが、その状態を、助けて来たものは、「日々草」と「シマカンギク」でした事を申し伝えておきます。  この「日々草」は、癌の特有の激痛を、取り去りますので、お手元にあります「日々草」を食べさせて、癌の転移を止めて下さい。  良い結果が出ますよ。

yutagon
質問者

お礼

アドバイスありがとうございます。 ご友人のお父様がガンで亡くなられているのですか。。。 >「日々草」と「シマカンギク」 私は薬草の知識がまったくないので、一度調べてみたいと思います。 もともとガン家系で祖父も祖母もガンで亡くなっています。 しかし、63歳の父が今亡くなろうとしていることはなかなか受け入れがたいものがあります。 貴重な情報ありがとうございました。

noname#2787
noname#2787
回答No.1

コバルト治療といわず『放射線治療』として検索をされますと色々な情報が得られますよ。 肺癌、小細胞癌でその状況と聞けば専門外でもおおよそ事態が理解できます。どのような治療も全て姑息的に少しでも患者の負担を減らす目的であると考えてください。 放射線治療の目的は局所でも小さくすることが出来れば『圧迫を少しでも解除』して苦痛を減らせる。あるいは痛みを減らせる。そういった効果です。現在の放射線療法は規定の線量や照射方法が厳しく定められており、ご心配されるような心破裂など聞いたことがありません(昔はあったらしいけれどね)。放射線療法が「昔の終わった治療」などという見解は、はっきり無知蒙昧のたわごとでして、現在でも癌の終末期医療として積極的に行う/行って価値がある治療のひとつとして確立されています。重量子線療法やら免疫療法など先進医療は数多くあれど一般に使用が広まっている方法としてはおそらく一番多いでしょう。他に体への負担が少ない治療で比較的多施設で行っているものには温熱療法などあります。 確かに骨髄抑制などで疲弊感はあるのですが、現状のお父様に行うのは根本治療としての放射線療法ではありません。つまり少しでも体力的に無理だと思われたらすぐに中止するのです。あくまでも姑息的な方法ですのでね。 また体力を使うということも末期がん患者の体力を考えた場合に否定はしません。 ただ『患者が苦しむだけ』というコメントに関しては何もしなければしない分だけ苦しむのは変わりありません。末期がんの状態が楽なはずは無いのです。医師が強く言わないのはココから先の病気への抵抗は医学的な治療としては意味を持たず、あくまでも苦しみを減らす可能性を模索した姑息的な方法であり、するかしないかについては患者自身、あるいは患者の家族の人生観や価値観に依存する(それ以外に決定することができない)からに他なりません。 もし自分がその立場ならどうするか… してみようと意欲がわく状態であれば受けると思います。 体力の限界を感じていたらもうほかって置いて欲しいと考えるでしょう。状況と意欲次第です。

yutagon
質問者

お礼

ご回答どうもありがとうございます。 >もし自分がその立場ならどうするか… 父がどう思うのか。 父の気持ちを汲み取ることは100パーセントは無理ですね。 今まで父は盲目的に担当医の先生の勧めるがままに従って治療を受けてきました。 担当医の「がん細胞を小さくできる。治療をしばらく続ければ、退院してしばらくは通常生活できる」と言う言葉をただ信じて。 それが(父にとっては)突然「まかせる」と言う形で自身に治療選択権を渡され戸惑っているのが正直な所だと思います。 そのなかでコバルトをやったほうがいいと勧められれば、 今までの経緯から言ってきっとやるでしょうね。 コバルトが姑息な治療であっても終わった治療でないなら、、、 家族としても、整理してよく考えてみます。 ありがとうございました。

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