actionscript クラスのメンバ変数のアクセスについて

質問

やりたいことは、
ムービークリップ(move_mc)をある座標まで、
減算処理をしながら移動するということなんですが、
クラスを勉強中で下記のように書いてみました。

■インスタンス生成＆メソッドへアクセス
var move1:Move = new Move(5,100);
move1.onclick();

■asファイル
class Move{
var speedPro:Number;
var rangePro:Number;

function Move(speed:Number,range:Number){
this.speedPro = speed;
this.rangePro = range;
trace(this.speedPro);//ここの値は5がでます
}
public function moving(){
_root.move_mc.onEnterFrame = function(){
this._x += (this.rangePro - this._x)/this.speedPro;
trace(this._x);
trace(rangePro);//undefined
trace(this.speedPro);//undefined
}
}
public function onclick(){
_root.move_mc.onRelease = moving;
}
}

speedとrangeでスピードの値と移動範囲の値を引数で渡しています。
コンストラクタ関数のところでtraceするとちゃんと値はわたっていますが、moving関数のところではちゃんと値を取れていないようです。

メンバ変数にちゃんととりにいけていないようなのですが、
どのような書き方をしたらとりにいけるのでしょうか。。。

また、根本的にこのような書き方であっているのでしょうか。。。

ご協力お願いします。

回答No.1

BlurFiltan · ベストアンサー

カスタムクラスについては私も詳しくありませんので，
詳細を説明したり，その他不適切な部分があるとしてもその指摘まではできませんが，
ご質問の件まででしたら原因と一応の解決策例は回答できます。

うまく行かない原因は大きく２つありますが，
結局２つとも 「パス(ターゲットパスの方)」 がそもそもの原因です。
また２つとも，
　_root.move_mc.onEnterFrame = function(){
　　　this._x += (this.rangePro - this._x)/this.speedPro;
　}
この部分が原因の発端になっています。
以下のスクリプトでは，全ての traceアクション は省略します。

◎ 原因１と対処法

上に引用した部分の関数全体を書くと次のようになっています。

public function moving(){
_root.move_mc.onEnterFrame = function(){
this._x += (this.rangePro - this._x)/this.speedPro;
}
}

この this.rangePro と this.speedPro の指す this は， _root.move_mc です。

　○○.onEnterFrame = function(){
　　　～ 様々なステートメント ～
　};

のように書いた場合，
様々なステートメント 内で使用されるthisは，通常 ○○ になります。
これはあくまでも 「通常」 であって，「いつも必ず」 という意味ではありません。
this が何なのかわからなくなった場合は，
trace(this); でその都度 this を調べてみると良いと思います。

※具体的には，
　 trace(this.speedPro); をする前に
　 trace(this); をした方が良いということです。
　 ( もし trace(this); をしていたら，わざわざここで，
　　この質問をするには至らなかったかもしれませんよ。)

したがって，
ここまでで public function moving(){…} を修正すると次のようになります。

public function moving() {
_root.move_mc.speedPro = speedPro;
_root.move_mc.rangePro = rangePro;
_root.move_mc.onEnterFrame = function() {
this._x += (this.rangePro-this._x)/this.speedPro;
};
}

これで，
_root.move_mc 内に speedPro と rangePro がセットされるので，
this.rangePro と this.speedPro で， rangePro と speedPro の値を取得できます。

ただし，ここを修正しても move_mc をクリックしたときは正常に動作しません。
FLA のフレームに次のように書いた場合は上のままで実行されます。

var move1:Move = new Move(5,100);
move1.onclick();
move1.moving();

以下では元通り move1.moving(); を付けない状態での説明に戻ります。

◎ 原因２と対処法

原因その２は次の部分にあります。

public function onclick(){
　　_root.move_mc.onRelease = moving;
}

これは，
_root.move_mc.onRelease に関数 moving を設定（代入） という意味です。
上で修正済みのスクリプトを使うと，
つまり，FLAファイルに次のように書くのと同じことになります。

_root.move_mc.onRelease = function(){
　　_root.move_mc.speedPro = speedPro;
　　_root.move_mc.rangePro = rangePro;
　　_root.move_mc.onEnterFrame = function() {
　　　　this._x += (this.rangePro-this._x)/this.speedPro;
　　};
};

当然，
FLAファイルのタイムライン直下には speedPro も rangePro も定義されていないので，

　_root.move_mc.speedPro = undefined;
　_root.move_mc.rangePro = undefined;
　_root.move_mc.onEnterFrame = function() {
　　　this._x += (undefined-this._x)/undefined;
　};

となってしまいます。

speedPro も rangePro もタイムライン直下にあるのではなく，
Moveクラスのインスタンス move1 にあります。
したがって， public function moving(){…} は次のように修正する必要が出てきます。

public function moving() {
_root.move_mc.onEnterFrame = function() {
this._x += (_root.move1.rangePro-this._x)/_root.move1.speedPro;
};
}

これで，move1 内の speedPro と rangePro が参照できます。

しかしこれでは，
Moveクラスのインスタンス名を必ず move1 にしなければならないという制限ができてしまいますから
汎用的なクラスファイルとして使い物になりません。

汎用的に使えるようにするには，
public function onclick() {…} も加えて，
次のように修正した方が使いやすくなると思います。

public function moving() {
_root.move_mc.onEnterFrame = function() {
this._x += (this.rangePro-this._x)/this.speedPro;
};
}
public function onclick() {
_root.move_mc.speedPro = speedPro;
_root.move_mc.rangePro = rangePro;
_root.move_mc.onRelease = moving;
}

説明が長くなりましたが，
結局，この回答の結論はこの↑10行だけです。
と言いますか...，
根本原因は public function moving() にあるのですが，
修正すべきは public function onclick() の方だということです。

また上の 10行 のようにしておくと，
さらに，次のように使いやすくすることも可能になります。

■インスタンス生成＆メソッドへアクセス
var move1:Move = new Move(5,100);
move1.onclick(_root.move_mc);

■asファイル
　～ 省略 ～
public function onclick(target_mc:MovieClip) {
target_mc.speedPro = speedPro;
target_mc.rangePro = rangePro;
target_mc.onRelease = moving;
}

お礼

ご丁寧にありがとうございました。
すべて理解するまで時間がかかりますので、
取り急ぎお礼まで。

ありがとうございます！！

補足

今すべて理解しました！！！
僕の思いとおりの結果になりましたし、
細かくまで納得することができました！！！
本当に感謝です！！