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中国内にいるチベット人は生きているのか。

http://uygur.fc2web.com/tibet5.html こういうもの↑を見ていると、亡命人以外の中国内チベット人というのは いったいどういう生活をしているのでしょうか?貧困 重税 教育 医療 核問題による汚染 宗教・言論弾圧 育児制限 強制労働 政治犯の拷問・・ 中国にいるチベット人というのは存在しないも同然なのでしょうか? 存在していても、普通の生活をしている人はおらず、家畜のような生活をしているとしか思えない・・情報だけで判断すると・・普通に暮らしている人はいないんですか。 チベットに行ったことある人などどうですか。 今いち現実感が持てないのですが。。。。教えて下さい。

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回答No.2

中国内にはチベット族として少数民族認定された人たちが600万人位、生きています。 このうち過半数以上のチベット族の人達はチベット自治区以外の青海省、四川省、雲南省などの自治州などに住んでいますが、それ以外の所にも住んでいるはずです。私は四川省には行ったことがありチベット人部落に行ったことがあります。しかし、どういう生活をしているかまでは深くは見ませんが、貧しい漢民族の農民に比べ、観光で潤った立派な建物(コンクリート造り)に住んで近代的な生活のチベット族の人たちも見ました。しかし、一方で民族衣装を着たままで道路作業に従事しているチベット人も見ました。現金収入を得させるために能率を無視して仕事をさせているという話は中国に詳しい人から聞きました。 どういう生活をしているかは様々で、中国内での格差拡大問題の様に全ての中国人が抱えている共通の問題を抱えながら生活していると思います。それと少数民族としての立場、その中でチベット族固有の問題など、これらの問題は中国がこれから世界に公開制を高め、良く知ってもらう必要があるのではないかと思います。 例えば、少数民族優遇策によって、一人っ子政策適用は除外されていますから、チベット族の人口はかなり増加速度が速いようです。 又、高級学校への進学率も急速に増加し、漢民族平均より上回っているかも知れません。(未確認です。) 雇傭については、結果的に商工業や農業に従事し、労働をする文化が漢民族の様には根付いてない事もあって、不利な状況がラサなどではあると聞いたことがあります。その上に雇傭されても労働条件が酷いという事です。労働契約についての基本的な考え方が漢民族以上に文化として根付いてないから雇用者の言うがまま危険労働に従事しているとの情報もあります。 チベット族の人たちが漢民族経営者から搾取されている状況はチベット自治区(チベット族90%)で聞かれます。 チベット自治区内でのチベット族の現状については近年の観光開発に伴い、日本人観光客がチベット人ガイドからこっそり聞く情報が一番分かりやすく納得出来るものではないでしょうか。今回の暴動の原因の大きな一つとしてこうしたチベット族の人たちの不満の積み重ねがあると私は思っています。 なお、押さえておきたいこととして、チベット人が主張するチベットの土地イコールチベット自治区ではないという事です。 そして、チベット自治区内人口よりチベット自治区以外の人口の方が大きいということ。 私はチベット人と言わず、チベット族の人と言ってますが、チベット人イコール中国で少数民族認定されたチベット族ではないと言うことが理由です。 それからチベット人イコールチベット仏教徒ではないと言うことも重要だと思います。チベット人とほぼ同じ習俗を身につけたチベット族以上の人口の少数民族イ族は大多数がチベット仏教徒ではありません。又、チベット族の影響を受けた漢民族としか言えないチベット仏教徒もいるようです。内モンゴル自治区のモンゴル族、満州族などもチベット仏教徒は多い様ですし、ダライラマ自身もモンゴル族だと言っています。 チベット族の現状を全て知るにはあまりに多様なのでかなり時間がかかると思います。一部を見てこれが全チベット人の置かれている状況だと断言できるのは不可能だと思います。

noname#76149
質問者

お礼

大変ご丁寧なご回答感謝致します。参考になります! >どういう生活をしているかは様々で、中国内での格差拡大問題の様に全ての中国人が抱えている共通の問題を抱えながら生活していると思います なるほど・・そもそも中国内の状況が入り乱れているのでしょうね。 ところで >チベット人が主張するチベットの土地イコールチベット自治区ではないという事です。 この部分なのですがそうなのですか?侵略後にチベット自治区が設置されたのだと思いますがもとのチベットの場所とは一致しないのですか? とするとチベットの人が独立を求めていたチベットとは地理的にどこに相当するのでしょうか。 チベット族の現状を全て知るにはあまりに多様なのでかなり時間がかかると思います 納得です(_)

その他の回答 (4)

  • Sonamin
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回答No.5

政治問題にかかわなければ、つまり中国の政治に問題を言ったりダライラマの帰還を求めるような活動や独立を求めたり、チベットの国旗を掲げたりデモをしたりさえしなければ、わりと平和に暮らせますよ。 ただ、チベット人の中にも中国人のスパイがいたり、チベット語だけでは仕事が見つからなかったりで、のんびり平和というのとはほど遠いと思います。チベット語しかできない子供は靴磨きや掃除職員になったりしているし・・ひどいところでは女性は強制堕胎をさせられたりもしてます。それでも一応表に立ってなにかをしなければ普通といえば普通の生活なのでしょうが・・ 中国もただ観光地として注目を集めるチベットをあなどれないと気づいているので、表向きは普通に暮らすように強制させられてます。ラサ市内はカメラだらけなので、やってきた外国人旅行者になにが起こっているか訴えたりダライラマの写真をねだったりすると後で刑罰が待っていますので、チベットに行く際は迷惑がかからないように現地の人にうかつにこのようなテーマを話しかけたりしないでくださいね。彼らの家には警察が後々やってきます。

  • kurotonbo
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回答No.4

以前からチベットの諸々に興味があり、念願かなってチベットには2度行って来ました(2004年、2007年)。そのときの印象をもとに書きます。 まず、http://uygur.fc2web.com/tibet5.html​について。かなりバイアスがかかった、一方的な主張が多く、ざっと読んだ感じですが(何しろあれもこれも書いてあって、咀嚼困難なこと多く、さりとて読み返してみようとまで思えない内容)、精々信じられるのは半分程度、ヒョットすると3分の1程度ではという感じ。 ○2度目の旅行は約2週間で、スルーガイドと現地ガイドがともにチベット族で青海省の大学を出たインテリ青年(1人は日本へ留学経験もあり)。1人はダライラマを崇拝し、漢族への反発を云うが、もう1人はダライラマとはっきりは云わないが僧侶へはむき出しに近い反発を云う。僧侶は観光による収益(入場料、撮影料(10-20元払えば寺の中の撮影可。同じ寺の中でも建物ごとに取る)やチベット族の喜捨等を山分けしており、大卒のガイドの月給の2~3倍を手にしていると云う。 ○現在はチベット族も少子化傾向にあり子供の数は精々3、4人という。かつては7-8人が普通で、その内の少なくとも男子1人は子供のときから寺に入れていた(要するに坊主にする)。これは、口減らしの意味と、1人位読み書き出来るようにしたいという意味もあったらしい。 ○共産中国が1959年にチベットを制圧するまで、チベットには所謂学校がなく、寺で経典を読む形で読み書きを習う(まさに寺子屋)しかなかったが、1960年代以降小学校、中学校を各地に整備し、漸く全土に行き渡ったところ。しかし、放牧を中心に生計を立てているチベット人(ガイドによるとチベット自治区のチベット族の3割程度か)が子供を学校に入れるためには半年以上寄宿舎に入れる必要があり、また有料だった(昨年から完全無料化とも聞いたが)こともあり、子供にチベット族の伝統文化・風習を伝えられないと反発があるという。(なお、チベットというとヤクを追っての放牧生活と思いがちであるが、放牧民は昔も精々半分程度だったという。古来ヤルツァンボ河両岸を中心に主食の裸麦や馬鈴薯を中心にした耕作が行なわれておリ、定住人口が結構いた) ○寺に入れられると、基本的には一生を寺で過ごす。学問に不向きな者は、雑役僧として一生を終わる(デプン寺とかセラ寺といった数百人以上(数千人?)の僧侶を抱える寺には坊主以外はいない。つまり、水汲み、炊事、、警備等々全て雑役僧=寺男の仕事)。今回の暴動で主役となったのは、これら雑役僧ではと感じている。彼らも赤い衣を着ていて、見ただけでは日本で云う坊さんなのか寺男なのかわからない。 ○ガイドの1人は、漢族が経済を牛耳っていて、土産物屋も漢族経営でチベット族は売り子として働くしかないと悲憤。しかし、どうしてチベット族が自ら伝統的な工芸品なりを売ろうとしないのかと聞くと、「その才覚と、意欲と、まとまって何かしようという伝統がないから」といい、残念ながらどうしようもないのだという。 私の印象:確かに、世界に冠たる商売民族の漢族の勢いはかつて東南アジアを席巻したヤマト民族にそっくり。将来高等教育を受けたチベット族人口が増えれば(現在は中学、高校を終わった人々は精々30~40代。大卒者は数えるほど)、自ずから漢族に対抗するだけの人材が出てこよう。それを待つしかない。 ○中高年チベット族はまともな教育もなしに、ダライラマ様は神様ですとひたすら拝むことに没頭し、ある程度教育を受けた者は親世代の影響を強く受け、漢族進出に伴う疎外感からこれまたダライラマ様を讃えることにより自らのアイデンティティを確認しようとし、またある者は漢族進出に反発しつつも、古い価値観への抵抗感もあり鬱屈した気分に囚われている、というのが偽らざる感じ。 今回の暴動を見て、かつて東南アジア諸国で日本資本の進出(=商品経済化)で伝統的な共同体や文化が破壊されると日本の進出に反発して燃え盛った反日運動と通ずるものがあると感ずる。 ★中国政府が莫大な投資で延々と、山間に散在する居住地に電線を張り巡らし、電灯が灯り、テレビが家庭で見れるようになった。チベットの人々が、このような生活を捨てて、「伝統に帰れ、チベット文化の復活を」という主張に従うか、はなはだ疑問。案外、昔恵まれた生活を享受していた人々が、上記のような鬱屈したチベット人の気持ちを適当に利用しているのではと感ずる。 とにかく、これといった産業基盤のないチベット(とにかく海抜4000mで天然資源もない?)で政治・宗教の絶対権限を握っていたダライラマ(ある意味で戦前の日本帝国の天皇に似ているが、実質的にははるかに天皇以上の力をもって)の時代日本気で戻ろうという人々がどの位いるのかなという気がする。 以上の見方は、物質文明に毒され過ぎていますか?

回答No.3

>>チベット人が主張するチベットの土地イコールチベット自治区ではないという事です。 この部分なのですがそうなのですか?侵略後にチベット自治区が設置されたのだと思いますがもとのチベットの場所とは一致しないのですか?< チベット亡命政府のホームページやウィキペディアでも確認できます。チベット人の土地、あるいはチベットの領土として亡命政府が以前主張していた領域はチベット自治区、青海省、四川省、雲南省の一部まで及び、今の中国の3分の1までに及ぶ広大な地域です。歴史的には吐蕃王国の領土と大きく重なると思います。亡命政府がチベット自治区のみの独立を引っ込めたのはあまりに人口密度が低く、又、チベット人だけで國としての体裁を整えることは不可能であり、以前あった封建身分制社会を克服して近代国家建設にあたるのは不可能な事が漸く分かったからでしょう。 チベットについて知りたければ、実際に行ってみるのが良いと思います。私もチベット自治区には行ったことがないので近く観光目的で行くつもりです。ラサには漢族経営の民族博物館の様なホテルがあり、そこで働くチベット人の労働条件は非常に悪いと聞いてます。又、チベット人のタクシー運転手でも中国語で少しは実情を話したり、チベット人ガイドも情報をくれるそうです。 四川省での観光の目玉でチベット人居住区がありますよ。特に九寨溝などではチベット人のおみやげ屋もありますし、途中のチベット人部落でバスが止まってお土産屋に休憩させてくれる事もあります。 中国では少数民族に対し一般観光客の関心が非常に高まり、チベット人の暮らしなども興味を大きく持たれているようです。しかし、チベット人全部が民族衣装を着ているわけではなく、都会で活躍する人や中国一人気のある歌手がチベット族だった事もあります。又、チベット問題といえばチベット仏教と思うかも知れませんが、ボン教という多神教に近い土着の宗教のチベット族も地域によっては多くいます。家の中では毛沢東の絵が飾られていたりしています。 しかし、中国がチベット自治区を支配してから、自治区内チベット人の人口も大きく増え、生活水準も段違いに上がった事は事実な分けですから、亡命政府が中国を非難するときは、特に人権抑圧問題を少数民族に押しつけるなということと、中国人全体の人権抑圧反対との連帯の立場を明らかにするべきだと思っています。欧米からの批判は、中国人のナショナリズム(漢民族としてではない)の先鋭化を招いて矛先は逆に中国政府に向けられて行くのではないでしょうか。それは決して抑圧されている中国人の戦いに対して望まれる道ではないと思います。

  • kantansi
  • ベストアンサー率26% (658/2438)
回答No.1

チベットに行ったことはありませんが、これまで中国政府がチベットに対して取ってきた政策は徹底した賎民扱いと混血政策です。 よって、人間らしい生活をしてる人はほとんどいないでしょうし、その内に純粋なチベット人はいなくなってしまうでしょう。 これは日本の政府が150年以上前にアイヌ民族に対してやったことと全く同じです。 確かに中国の経済や軍事力は近年飛躍的に伸びていますが、人権や民主主義についての価値観はいまだ欠如しており、民度自体は日本より150年以上遅れているという証です。

noname#76149
質問者

お礼

ご回答有難うございます。 >人権や民主主義についての価値観はいまだ欠如しており、民度自体は日本より150年以上遅れているという証です その内に純粋なチベット人はいなくなってしまうでしょう。 これは日本の政府が150年以上前にアイヌ民族に対してやったことと全く同じです。 参考になります!

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