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演技とは

こんばんは。演劇に少し興味を持ってる者です。 変な質問ですが、役を演ずる事、演技って 一体どういう事でしょうか。 何か役を演じている時、元の自分、素の自分は どうなっちゃうのか、その時は全くその役柄に なりきってるのでしょうか? また、演技が上手とされる人と、そうでない人の差は・・・ やっぱり練習の量? あなたにとって演劇、役者、演ずる事とは? 身近に役者さんとか演劇に携わってる人がいなくて 一度経験者の方に聞きたいと思ってました。 なんだかとても変な質問ですが、よろしくお願いします。 (^^;

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  • ririko
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回答No.6

こんにちは。趣味で演劇をやっている者です。 演技とは・・・ですか。 そうですねー、私はこの質問に対する回答は十人十色だと思います。 演じることに対する意識はもちろん、性格、立場(プロでやっている人と、趣味でやっている人等)育った環境も違うのですから。それに、年齢や経験を積むにつれ、考え方も変わってきますしね。 でも、基本は「楽しむこと」じゃないかなと思います。 それから、「自己満足で終わらせないこと」 私の経験を書きますね。 つい先日公演がありました。 別れのシーンがあって、本番、ほんとに悲しくなって、涙が止まらなかったんです。歌を歌わなければならないのに、喉が詰まって、絞り出すような声。 おまけに音程まで狂って、私は演じながら、聞き苦しいだろうなーと思ってました。でも感情は止まらず、結局ひどい声のまま、公演は終了。 ところが、共演者が口々に「私も泣いて、もう少しでセリフ言えないところだったよ。」と言うのです。観に来てくれた友達は泣いていました。 そして、観に来て下さった方が笑顔で帰っていくのです。 私はとても驚きました。「音痴だし、声がらがらだったでしょう。」というと、 「そんなことはどうでも良い。気持ちがすごく伝わってきた。」 と言うのです。 演劇って、たぶんこういうことなんだと思います。 私は本番中、どこかに冷静な自分がいながらも、役の感情になっていました。 そして、共演者と一緒に舞台に立っているのが楽しかったし、お客さんが反応すると、「そうでしょ。そう思うでしょ。」 という気持ちでした。 それまでは全くその存在を知らなかった人々が、演劇をきっかけに、 同じ空間に集まり、同じ時間を共有し、同じ気持ちになってくれた。 もちろんそれは、少し経てば、消えてしまうことかもしれません。 でも、うれしいことですよね。 人生の中で、うれしい気持ち、感動する気持ち、いっぱいいっぱい経験したいなと思うのです。その手段の一つが演劇なのかも・・・。 あと、上手い人とそうでない人との差。 ずばり、練習量に比例します。 もちろん、素質のあるなしは大きいですが、いくら素質のある人でも、 練習しなければ、上手くはならないと思います。役はその作品によって違いますしね。(素人芝居の場合の例) それと、変な質問じゃないですよ。私もこれをきっかけに色々考えさせられましたもの。 長くなってごめんなさい。

perin
質問者

お礼

なんだかすごくピタリと来るご回答でした。 >それまでは全くその存在を知らなかった人々が、演劇をきっかけに、 同じ空間に集まり、同じ時間を共有し、同じ気持ちになってくれた。 これって良く考えると凄いことですよね。 ミュージシャンのコンサートなども同じ感覚でしょうか。 演ずる事ってなんか不思議な事ですね。 なんか上手く言葉にできませんが、非常に興味深く 読ませていただきました。 ありがとうございました。

その他の回答 (7)

  • katori
  • ベストアンサー率26% (215/810)
回答No.8

多くの回答がすでに出ているので、ひとつだけ。 「なりきっている自分」と、 もう一人、1歩離れたところに、 それを客観的に見ている役者の自分が必要だと思います。 つまり北島マヤよりは、姫川亜弓がよりプロって気がします。

perin
質問者

お礼

なりきってる自分とそれを見る自分・・・ 一体どんな感覚なのかな~。 北島マヤってガラスの仮面でしたっけ? 違ってたらすみません(^^; ご回答ありがとうございました。

  • kokoro_2
  • ベストアンサー率11% (9/81)
回答No.7

その人になりきるのだと思います。 その人の性格などを想像し、この人ならこう考えるだろうなと思うことを考えて演じるのだと思います。 経験してみないと、その人の気持ちがわからないように、演劇を通して、その人の気持ちを経験し、昔自分が経験したことを、表現しながら、自分も成長しているのが俳優さんや女優さんなのではないかと思っています。

perin
質問者

お礼

役者さんって凄いんですね。 台詞を覚えるって事だけでも尊敬してしまいます。 ご回答ありがとうございました。

  • bginer
  • ベストアンサー率25% (3/12)
回答No.5

むむむ、難しい質問です… しかし、私も考えたことがあることでしたので、拙いながらも考えを書かせていただきます。 役を演じる、というのはやはり私にとっても自己表現のひとつです。例えば代替わりして、先輩役者と同じ役をやることになったとき。同じキャラであっても、そこにどうしても出てくる「私」らしさが好きなのです。 そして、演技するということは、なんといいますか…私にとってはそのキャラクターの「真似」をすることです。ただ、キャラクターといってもそれは既存のものでなく、私の中で出来たイメージに飾られたそれです。そうして、真似る、と言うのはそのキャラクターを舞台で操っている感じです。ちょっと分かりにくいですね… 初めての演劇の立ち稽古の前の夜まで、私は、演じるということは「その人になりきる」ことだと思っていました。しかし、実際にやったときに、それだけでは駄目だと思いました。私のやりたい演劇は「魅せる」ものだったからです。 自分がどこにどう立って、どれだけ大きく動けば一番舞台が引き立つか。私の役なら、この場でどうすれば一番魅せられるだろうか。 ずっとそうやって考えながら動いていました。 だから、演じている間でも私はあくまで私です。 演じている、というよりキャラクターを操っている感じです。 演技の上手い下手はもちろん練習量だと思います。 だけど、それ以上を行くには自分の演技方法を見つけることだと思います。私は、上に書いた方法が一番自分にあっていると思いましたが、もちろん本当に心の底からなりきっちゃう人もいるでしょうし。それと、悔しいけれど感性というものも大きいのでしょうね。 私にとっての演劇は総合的な舞台表現法です。劇の中では歌も踊りも演奏も、皆出来ますから。しかも、ひねりのある方法で。 役者はコマでしょうか。舞台を動かすための。 そして、演じることはちょっと空想に走ることです。皆で一つの、同じ空想に入っている感じです。 随分長く、ヘンな文になってしまいましたが、私にとっての演劇はこんな感じです。 とても興味深い質問でした。

perin
質問者

お礼

>演じている、というよりキャラクターを操っている感じです。 なんとなく素人ながらわかりそうな気がしました。 経験者の方からのご回答、嬉しいです。 興味深く読ませていただきました。 ありがとうございました。

  • gould09
  • ベストアンサー率33% (196/589)
回答No.4

>役を演ずる事、演技って一体どういう事でしょうか。 自分にとっては、自己表現の中の一つの方法だと思います。 舞台と言う、特別の場所で体と声を使った表現を行ないます。 >何か役を演じている時、元の自分、素の自分は どうなっちゃうのか、その時は全くその役柄になりきってるのでしょうか? 人によって違ってくると思います。 役に、なりきった中から出てくる演技を求めている人がいます。 また、観客からどう見えるのか、どう感じるのかの考えて演技をする人もいます。 自分の場合は、観客からどう見えるのかを気にしながら演技をつけていきます。 演技の練習は、夜中にガラス戸に移った自分を見ながらどうすればいいか散々悩みました。 演じている時の自分についてですが、自分の場合は演技をしている自分とその自分を観客の視点から眺めている自分に意識が別れます。舞台の自分がどんなに興奮しても、観客の立場で見ている自分は透き通った意識でみています。 元の自分は、いる場所はないです。 >また、演技が上手とされる人と、そうでない人の差は・・・ やっぱり練習の量? 練習の量とは、違った次元の話が重要だと感じています。 その役者から発せられるオーラのようなものの差です。 自分は、セリフを客席に向かって話している時に、セリフと一緒に何か別のものも客席に伝わっているような感覚をずっと味わってきました。ただ、それがなんだかは説明できません。 >あなたにとって演劇、役者、演ずる事とは? 舞台に立っている時は、麻薬のような感じがあります。 といっても、麻薬はしりません。

perin
質問者

お礼

経験者の方からのご回答、嬉しいです。 >その役者から発せられるオーラのようなものの差です。 人から出るオーラって不思議ですけど感じますよね。 オーラって何なんでしょう?? あー、ご回答に対してなんともいえない感情が 沸いてくるんですが、言葉で上手く表せません。 すみません、意味不明ですよね(笑 興味深く読ませていただきました。 ありがとうございました。

回答No.3

ちょっとばかし演劇をかじっていた者です。 私にとって演じる事とは、自分を捨てること。 (実は目立ちたがりのくせに、)恥ずかしがりな性格なもので、 自分の役にどっぷりはまる事を目標にしていました。 はまりきれたかどうか、それはまだまだでしたが。 私にとって役者とは世の中みんなです。 それを生業とする演技者はもちろん役者なのですが、 幅広い意味で、自然と役割が分担されている家族、恋人、学校などの日常にも役者はいっぱい。 と言うより、誰もが役者なんだなぁ、と思います。 ・・あ、話がズレていますね。 最後に、演劇について。 たまに舞台を観ると自分もやりたくて疼きますね。 いつまでも触れていたいものです。 ちゃんと回答になっていたでしょうか?

perin
質問者

お礼

>私にとって役者とは世の中みんなです。 とても興味深い意見です。 という事は僕も役者さんなんですね(笑 ご回答ありがとうございました!

  • Zz_zZ
  • ベストアンサー率44% (756/1695)
回答No.2

能樂の大成者である世阿彌の書「風姿花伝」「花鏡」の 本文・解説本をお読みになることをお勧めします。 「一期一会」「秘すれば花」「序破急」などの有名な言葉 がありますが、それらも含め、 離見の見(りけんのけん) が出来る役者でなければ、観客を感動させたり出来ないと 思います。自分の素を出したり、役にのめり込んで酔って いては、客は白けます。 あくまでも、「演じる」のですから、演じる自分を冷静に 見つめて「演じる」必要があります。 観世寿夫 世阿弥を読む 平凡社ライブラリー 価格:¥1,300 http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Stage/3690/kanze.html http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4582764118 花伝書―風姿花伝 講談社文庫 古 15-1 価格:¥419 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061340123 風姿花伝 岩波文庫 青 1-1 価格:¥400 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4003300114 世阿弥―花と幽玄の世界 価格:¥940 講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ 白洲 正子 (著) http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061963945

参考URL:
http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Stage/3690/kanze.html
perin
質問者

お礼

演じてる自分をもう一人の自分が見つめる・・・ なんとなくわかるような・・・ ご回答ありがとうございました!

  • myumie
  • ベストアンサー率35% (21/59)
回答No.1

こんばんは。 これは難しい質問ですし、 部外者なので適切さを欠いた回答になるかもしれませんが いちおう自分なりの意見を記しておきますね。 かの名優 ロバート・デ・ニーロさんは 役になりきるために自分を変えちゃいますよね。 アル・カポネを演じたときはおでこの雰囲気を似せるために、 たしか前髪を引き抜いたとか。 ボクサー役のときは強靭な肉体をトレーニングで作り出したり、 しがない中年を演じるときは太ってみたり。 つまり、彼の場合は元の自分は 完全にその役に「昇華」されてしまうのではないでしょうか。 一方 高倉健さんは 「その役を俳優高倉健として演じる」 とおっしゃってたように記憶しています。 つまり彼はその役に自分を近づけるのではなく、 あくまで自分としてその役を「消化」すると。 で、 デ・ニーロさんと高倉さんのどちらが名優かというと、 これは甲乙つけがたいですよね。 つまり、 役者とはそのどちらのスタンスであってもよいのだと思います。 ただ、観るものに圧倒的な感動なり興奮を与えるのが、 やっぱりわたしにとっての名優です。 最近では藤原竜也さんの舞台を観て、 ただならぬ役者だと痛感しました。 あれは練習とかそういうものから 生まれてくるものではないです。 資質というか天賦の才であって、 いくら練習しようともあの高みに行けるわけでは ないでしょう。 しかしながら、 役者をめざすのであれば、 日々の鍛錬は絶対に必要ですし、 練習は積み重ねて損ということは決してありません。 努力して役者をめざし、 見事にその夢を叶える。 それはすばらしいことなので、 ぜひともチャレンジしてください。

perin
質問者

お礼

こんばんは。 役の為に前髪を引き抜く・・・すごい話ですね。 藤原竜也さん、たしか身毒丸(でしたっけ)の方ですね。 う~ん、役者さんって凄いんですね。 ご回答ありがとうございました!