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食料・原料の値上がりは何故?

ここ一年間で、食料・原料が大幅に値上がりしてきていますが、主な原因はなんなのでしょうか?いくつかの原因が絡み合った複雑なものなのでしょうか? http://kyasuhara.blog14.fc2.com/ このサイトには、ロンドン大学の世界保健研究所長が食料の値上がりについて「農産物市場への“投機”が作り出したものである」というふうに述べたと書かれていますが、それでは原油・石炭などの原料の値上げについてはどうなのでしょうか? また、この値上がりの波に対して、いち市民として出来ることは耐えることだけなのでしょうか? 投資信託や先物市場はしないべきなのでしょうか?

みんなの回答

  • omeger
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回答No.4

原油などの資源に関して言えば、 ここ数年の需要の増加は、価格に見合うほど 急増しているわけではないでしょうし、 枯渇論にもさしたる根拠があるわけでもないでしょう。 しかし価格で見るとここ3~4年だけでやたらと暴騰しているわけです。 (今年になって石炭価格暴騰という新傾向も出ています) 熱狂が熱狂を呼び、上昇が上昇期待を招く、 群集心理のなせる部分は大きいのではないかと思います。 原油が上昇→商品市場は何でも上昇ということになり、 アメリカ経済の問題のために不動産や株式といった 資産の価格が下落するのではという恐怖感もあって、 関係ないものまでマネーが押し掛けるというわけです。 バイオエタノールも、セルロースのような食用不能成分から作れば エネルギーと食糧のジレンマは生じないはずなのですが、 ブームが先に走りすぎたのかもしれません。 天候などの要因は長期的に続くわけではないため、 今後ますます悪い状況になる可能性は低いはずなのですが、 価格高騰のため貧しい国の栄養状態が悪化している事は懸念されます。 生産者の側ではこういった暴騰が長期的なものと考えておらず、 やがて下落するのではないかと織り込んでいるため、 今のような高値じゃないと採算が取れないような生産能力は 可能であっても増強しようとしない傾向があります。 80年代に原油の増産で価格が暴落したため、 資源国の経済が大打撃を受けた苦い経験が背景にあります。 そのため、生産能力が価格に伴って顕著に増大しないことが、 価格が下落に転じない一因となっています。 「いち市民」が世界の莫大な投機マネーを動かそうと努力しても無駄です。 商品先物市場は、儲かる可能性もありますが先が読みにくいので、 リスクが高いのではないかと思います。 ファンダメンタルズを大幅に上回る価格が続いていれば、 いつかは投機アタックが連鎖して勝手に崩壊するでしょう。 どちらかというと「いち市民」としては、 インフレ率の上昇が懸念されるなら長期物の固定金利の預金などに リスクが出てきますから、ここには注意する必要があります。 ただし、今のところ日本のインフレ率は極めて低く水準に留まっており、 懸念し過ぎて妙な投資に走るのも危険かもしれませんが。 ・世界の石油消費、1965-2006 http://people.hofstra.edu/geotrans/eng/ch5en/appl5en/img/worldoildemand.gif ・原油価格の見通し例(米エネルギー情報局) http://www.eia.doe.gov/emeu/steo/pub/gifs/Fig1.gif (WTI価格) 2005年3月 49.83ドル/バレル 2006年3月 62.69ドル/バレル 2007年3月 60.44ドル/バレル 2008年3月 105.46ドル/バレル ※2008年4月27日 119.93ドル/バレル 2009年3月 94.00ドル/バレル 2009年12月 89.00ドル/バレル ・原油価格の長期見通し例(米エネルギー情報局) http://www.eia.doe.gov/oiaf/ieo/figure_35.html 2006年 69.1ドル/バレル 2010年 57.5ドル/バレル 2020年 52.0ドル/バレル 2030年 59.1ドル/バレル ・穀物生産価格の2016年予想と直近の高騰を比べる(FAO) 小麦 01-05年 152.0$/t 2016年予想183.2$/t コメ 01-05年 238.4$/t 2016年予想326.0$/t 小麦(アメリカ輸出価格) 2008年3月 481$/t コメ(タイ輸出価格) 2008年3月 567$/t

回答No.3

食料品の値上がりについては複雑な原因が絡みあった物ですので、こちらを参考にして下さい。 http://www.maff.go.jp/j/study/syoku_mirai/index.html >いち市民として出来ることは 個人では値上げには抵抗できませんが、出来る事と言えば食料品を無駄に捨てないようにする、この単純な事を一人一人が徹底する事も大事なのではないでしょうか。 値上げ対策に関してはあまり効果ありませんが、広い意味でエネルギーの無駄を抑える活動として、地産地消を意識してみるのも出来る事の一つだと思います。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E7%94%A3%E5%9C%B0%E6%B6%88 >投資信託や先物市場はしないべきなのでしょうか? 個人レベルでは市場に影響を与える程の事は無いと思いますので、値上げに対して収入を増やすのも対策の一つでしょう。 ただし収支の増減は自己責任なので、するかしないかはご自身で判断ください。

  • gungnir7
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回答No.2

最も主な原因は中国、インドなどの人口大国が台頭してきた結果です。 それまでの主な市場は日米欧の約10億人でした。 ここにきてパイが一挙に30億人に広がりました。 その結果、鉱物、農産物は経済力のある方へ流れます。 最初の頃は工業資源である鉱物がすぐに値上がりました。 石油もこの流れにあることは理解できるでしょう。 すると投機筋としてはこの絶好のチャンスを不意にする理屈はないわけです。 またたく間に全世界の投機筋が群がってきました。 需要による値上げと投機筋による値上げの二重構造ですが、 根本的な原因は既述したように世界経済の枠組みに30億もの人間が組み入れられたことです。 ここで投機筋はあることに気付きます。次は食料の番であると。 こうして数年後れて農産物に波及していくことになります。 こうした流れに国家としていち早く統制に出たのがロシアです。 鉱物、農産物は重要な戦略資源になると分かったわけです。 国家が統制に出る時代が到来すると事情は厳しいものになります。 例えば北朝鮮は今まで各国から支援を受けていましたが、 今後は経済力のあるところが優先にされてしまいます。 人道支援として拠出するところが極端に減り、北朝鮮は今年人口の1割が餓死するといわれています。 >また、この値上がりの波に対して、いち市民として出来ることは耐えることだけなのでしょうか 一市民としては待つしかありません。しかし、食の問題はまったなしです。 ここからは私の予測になりますが、おそらくは政治が介入するはずです。 先進国が主導して国連の場で是正がはかられます。 投機的な取引はかなり制限を受けることになるでしょう。 この騒動は2、3年で収束すると見ますが予断を許さぬ事態があります。 地球温暖化です。 もし、穀物の作付け面積が減少するようなことがあれば事態は流動的です。 人類滅亡のシナリオにも片足を突っ込んでいることを忘れないで下さい。

  • zorro
  • ベストアンサー率25% (12261/49027)
回答No.1

世界的な需要の増加や、生産国の不作続き、原油高による影響などが原因です。 http://www.pasta.or.jp/pasta_priceup/index.html http://www.asagaku.com/jkp/2007/11/1124.htm