以前に研究職でした。
独身時代はラボに住み込んでいるような生活が楽しかったのですが、結婚してからは本当に本当に本当にしんどいものでした。
・・・というのも、結婚した相手も同じラボの研究職でして、どちらかが残業せずに帰宅して子供の世話をして、仕事が溜まったら交代する、というスタイルで生活しているからです。
休みなんて普段に溜まっている仕事で消えていきますし、最悪の場合は子供が寝てからラボに戻って続きをする時もありました。
それでも仕事が片付きません。
産休・育休はいただけましたが、職場復帰すればやりたい研究だってありますし、そうそう片手間で出来る仕事ではありませんでしたので、子供にはかなりしんどい思いをさせたと思います。
保育園も早朝保育に延長保育は当たり前で、結婚した相手はあっという間に白髪が増え、私は吐血しました。子供はお陰様で健康そのものですけどね。
あまりに過酷な家庭に嫌気がさして退職しようとしましたが、企業としては育児中の女性も働く職場としてのイメージを損ないたくないとの申し出があり、あれこれわがままを聞いていただきながら頑張っていた思い出があります。
結局、教職に変わりましたが、研究職は面白いし、やりがいもあるし、素晴らしい職業だと思います。
たまに復帰したくなる時もあります。
ただ女性が結婚後も続けていこうとすれば、周囲のサポートが必要になると思います。
私の企業だけかも知れませんが、ラボは辺境地にある事が多いので、なかなか出会いにも恵まれず、職場結婚になる可能性が非常に高いです。
でも人間関係は良好である事が多いように思います。
是非頑張って良い研究を続けて下さいね。