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オーストラリア人のフレンドリーさの秘密
毎年オーストラリアへホームステイに行く友人から、 「オーストラリアの人はとてもフレンドリーで、街を歩いていても、 目が合ったりしたら他人でも気さくに挨拶をする。 食事の後とか家族でゲームをしたり、本を読んだり、 家族で過ごす時間が多く、親戚付き合いも友達のようで新鮮だ。」 と、いう話を聞きました。 そこで疑問に思ったのが、"なぜそうなのか?" ということです。 オーストラリアの人々のこういったフレンドリーさ、 家族と過ごす時間を大切にするという事は古くからの文化や、 風土などが関係していると思うのですが、そのルーツはなんなのか。 教えて頂けますでしょうか? よろしくお願いいたします。
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こんにちは! 私も確実な答えではないのですが・・・ AUS人はもともとイギリスからの移民が大半を占めていると 思うのですが、その移民したイギリス人は比較的上層階級では ない人々が移民しているらしいです。(もちろん上層の人もいると思いますが、あくまで比較的です) つまり、イギリスでの階級社会の厳しさや堅苦しさ、 生活に嫌気がさした人々が新天地を求めてAUSに移民したのではないかと・・・ そして、その人たちが開拓時代に力を合わせてボーダーなくお付き合いができる 関係を作っていったのではないでしょうか。 加えて温暖な気候と広大な大地。 また、移民政策では様々な国籍、人種が同じ国で生活をしています。 やはりその中で暮していると気持も寛大にフレンドリーになるのではないかと思います。 日本でも西のほうの人々はフレンドリーなひとが多いですし、 (東がダメというわけではなく、東はシャイな方が多いかな・・) 田舎の町なんかは家族ぐるみのお付き合いなんかも 盛んなところがありますよね。 AUSの人口密度の低さは日本の田舎町と相通ずるところがあるのではないかと思います。 そういった歴史と風土が関係しているのではないかと・・・ ご参考になれば幸いです。
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- Firkin
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簡単に書けば文化と立場の差ですね。 オーストラリアの周りには自国より強い敵がいません。 悪く言えば原住民ばっかりですから、危険なんてないです。 せいぜいニュージーランドと羊の数を競うぐらいでしょう。 ところが日本は世界二位の経済大国。 ライバルたちを蹴落とし、常にナンバー2でいなければなりません。 周りの国も戦闘機でちょっかいばかりかけてきます。 根本的に立場が違うのです。 そして文化の差。 平和で牧歌的、かつ一つの大陸をまるごと使った国と、 密集する高層ビルと山ばかりの島国。 高層ビルは人間の精神をかなり圧迫します。 日本人はあまり高い建物に慣れてませんしね。 それに古来から続く世間体、擬似全体主義的風潮。 心理的な受動的精神。 そして悲しいほどの勤勉さ。 違うのではありません。 比べられないのです。 あ、オーストラリアのフレンドリーさでしたっけ。 おそらくキリスト教的個人主義に支えられた、イギリスの流れをくむ自由主義。 労働者が自らの権利を獲得してきたという文化的経緯。 そして生まれし精神的な余裕。 資源がざくざくであることによる将来的余裕。 そして大らかな国民性(信憑性はない)。 日本には歴史があります。 歴史があるってことはヤマタケルノミコトや伊達政宗などの、いまも国民に支持される精神的支柱を得られます。 これは世界に誇るべきです。 しかし逆に歴史が薄い国は縛られるものがないから自由、とも言えるんですよね。 それが結論かもしれません。
お礼
丁寧なご回答、ありがとうございます。 立場の違い、というのもあるんですね。 なるほど、確かに日本とは根本的に違う面が多く見られます。 文化にしても、歴史が現代へと続く大きなキーワードになっているんですね。 一つの単純な事項ではなく、 さまざまな要因が重なって今日のオーストラリアの人々の人格が、 作られてきたのですね・・・・ 本当にありがとうございました!
- plokij75
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う~ん! 難しいご質問ですね! とても、正解は書けないですし、オーストラリアに住んでみての単なる個人的経験と勘でしかないですが。。。 1.フレンドリーさ: 道で通りすがりの人が、人懐こい笑顔で、” G'day, Mate!” と声を掛けられて感じるあの親近感、日本でも、昔感じたことがある感覚ではないか?と思っていました。 日本文化の根底にある”和みの心”と同じように、オーストラリアには、” Mateship ” (友情、仲間意識?)があるからないかと思います。 オーストラリアの創成期に、移民や流人として殖民してきた人たちの間で、共に助け合いながら共に働き、国を作った時の仲間意識のような精神文化が現在のオーストラリア人の心の中に受け継がれているのではないでしょうか?? また、資本主義国なので貧富の差はあっても、貴族社会のような貴賎による階級差がないことや資源国特有の豊かさなどがあって、心のゆとりを思っている人が多いのではないか?と思いますが、どうでしょう?? 最近でも、移民・難民で来た人が4割ぐらいいると聞いたことがありますが、異文化を持った人々と共に働き,共に暮らす時の知恵でもあるのかも知れないとも思うのですが。。。?? 2.家族と過ごす時間を大切にするという事: 成人したら親の家を出て働いて、一家を作ると言う独立自尊の風土がベースにあるのではないかと思います。 自分たちで築いた家・家族を大事にする、それを肌身で感じた子供たちが家族を大事にすると言うのが繋がっているのでは?? それから、国が広く大きいので、人口密度が低く、商業ベースに乗り難いのがあるのではないか?と思うのですが、一般に、娯楽が少ないように感じます。 スポーツを楽しんだり、自然を楽しむことには、場所や機会は多いのですが。。。 そして、裏庭が100坪ぐらいあるのが普通なので、土曜日になると何処かの家で、家族や親類・友達を呼んで、庭でバーベキュー・パーティーを開いて家族で楽しんだり、夜の長い夏時間の時期だと、庭や公園でテニスやフットボールを楽しむ親子を良く見かけます。 郊外の普通の庶民が住む町ですが、近所でも、キャンピング・カーやエンジン付きボートやヨットを前庭やガレージに置いている家も結構あります。 休暇の時には、家族で遠出して楽しむ家もありますね。 でも、大都市のビジネス街にでもいかなければ、高価なブランド品を持っていたり、身に着けているのをあまり見かけません。 お金を掛けるところが違い! 生活の仕方が違い! と、どうも生き方が違う!ように感じてしまうのですが。。。
お礼
丁寧にご回答下さり、ありがとうございます。 なるほど、やはり一番の要因というのは オーストラリア創成時の移民たちの仲間意識からなんですね。 独立自尊ですか。 日本では、割と跡継ぎのことで揉めたりとか結構ありますよね。 娯楽に関しても、 日本などではインターネットだったりさまざまなテレビゲームがあったり、 "一人で楽しむもの"が多く普及しています。 その分大勢で家族や友人と楽しむ時間というのが減っているのかもしれません。 "フレンドリーさの秘密"というのは、 オーストラリアの成立、風土が大きく関わっているんでしょうね・・・ 本当にありがとうございました!
- MVA
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質問の答えではないのですが、逆になぜ日本人がフレンドリーでないのか・・・。 メルボルンにいたときですが、例えばお店で買い物をしてレジの人に「Thank you」とみんな言います。 バスから降りるときも運転手に向って「Thank you」と言います。 日本では考えられません。日本人がコンビニで買い物してレジ係りに「ありがとう!」なんて言っているのは見たことありません。 仕事後も日本では職場の人と飲みにいったり食事にいったりしますが、向こうでは直帰ですね。 食事は家族と食べ、出かける用があるならそれから出かけるみたいです。 なぜ、そうなのかはわかりませんが私の体感としてはいわゆる”ストレス”が影響しているのだと思います。 向こうの人は基本09:00から働いて17:00で帰宅です。 日本のような無駄残業、サービス残業などありません。 今の日本人にはそういった他人に目を向ける”余裕”がないのだと思います。 オーストラリア人は長寿なのは彼らには”ストレス”がないからです。 日本人も長寿ではありますが医療技術が優れているので本来終えるはずの命を無理からに延ばしているのだと私は思います。 この狭い島国にこれだけ電車走らせて空港・飛行機飛ばしてこれだけの人が住んでいればギスギスするのも不思議ではないかと・・・。 オーストラリアの人々の様にもっと拾い土地と自然に囲まれ心に”余裕”ができれば日本も暖かくなるのではないでしょうか? 私の留学経験から感じたことを書き込ませていただきました。
お礼
丁寧にご回答下さり、ありがとうございます。 なるほど・・・・確かに、買い物をしたり、バスに乗ったりする度に お礼を言うなんて日本では滅多に見かけませんね。 見かけたとしてもお年寄りの方が多く、若い人が言うことは本当にありません。 若い人ほど"余裕"がない、 現代の日本で"ストレス"の原因となる制度ばかりが増えている証拠なのでしょうか。 悲しいですね・・・・・・・ 日本人との違いを通して、 オーストラリアの人々のフレンドリーさについて知ることが出来ました。 本当にありがとうございました!
お礼
丁寧なご回答、ありがとうございます。 なるほど、移民についてもそのような背景があったのですね。 人々が元々生活していた場所や、 その土地の特色など、 人々を取り巻く環境次第で変わっていくものなんですね・・・・・・ そう考えると、フレンドリーさについては ”国柄”ではなく、”条件”で作られていくものかもしれませんね。 貴重なお話、本当にありがとうございました!