う~ん! 難しいご質問ですね! とても、正解は書けないですし、オーストラリアに住んでみての単なる個人的経験と勘でしかないですが。。。
1.フレンドリーさ:
道で通りすがりの人が、人懐こい笑顔で、” G'day, Mate!” と声を掛けられて感じるあの親近感、日本でも、昔感じたことがある感覚ではないか?と思っていました。
日本文化の根底にある”和みの心”と同じように、オーストラリアには、” Mateship ” (友情、仲間意識?)があるからないかと思います。
オーストラリアの創成期に、移民や流人として殖民してきた人たちの間で、共に助け合いながら共に働き、国を作った時の仲間意識のような精神文化が現在のオーストラリア人の心の中に受け継がれているのではないでしょうか??
また、資本主義国なので貧富の差はあっても、貴族社会のような貴賎による階級差がないことや資源国特有の豊かさなどがあって、心のゆとりを思っている人が多いのではないか?と思いますが、どうでしょう??
最近でも、移民・難民で来た人が4割ぐらいいると聞いたことがありますが、異文化を持った人々と共に働き,共に暮らす時の知恵でもあるのかも知れないとも思うのですが。。。??
2.家族と過ごす時間を大切にするという事:
成人したら親の家を出て働いて、一家を作ると言う独立自尊の風土がベースにあるのではないかと思います。
自分たちで築いた家・家族を大事にする、それを肌身で感じた子供たちが家族を大事にすると言うのが繋がっているのでは??
それから、国が広く大きいので、人口密度が低く、商業ベースに乗り難いのがあるのではないか?と思うのですが、一般に、娯楽が少ないように感じます。
スポーツを楽しんだり、自然を楽しむことには、場所や機会は多いのですが。。。
そして、裏庭が100坪ぐらいあるのが普通なので、土曜日になると何処かの家で、家族や親類・友達を呼んで、庭でバーベキュー・パーティーを開いて家族で楽しんだり、夜の長い夏時間の時期だと、庭や公園でテニスやフットボールを楽しむ親子を良く見かけます。
郊外の普通の庶民が住む町ですが、近所でも、キャンピング・カーやエンジン付きボートやヨットを前庭やガレージに置いている家も結構あります。
休暇の時には、家族で遠出して楽しむ家もありますね。
でも、大都市のビジネス街にでもいかなければ、高価なブランド品を持っていたり、身に着けているのをあまり見かけません。
お金を掛けるところが違い! 生活の仕方が違い! と、どうも生き方が違う!ように感じてしまうのですが。。。
お礼
丁寧なご回答、ありがとうございます。 なるほど、移民についてもそのような背景があったのですね。 人々が元々生活していた場所や、 その土地の特色など、 人々を取り巻く環境次第で変わっていくものなんですね・・・・・・ そう考えると、フレンドリーさについては ”国柄”ではなく、”条件”で作られていくものかもしれませんね。 貴重なお話、本当にありがとうございました!