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動物も脳梗塞をおこすのか?

家族が脳梗塞になり、治療や予防について気になり、ふと動物でもなるのかと思ったのでお訊きします。 それと、脳の血管の中の様子を外から間接的にではなくはっきり見る機器はないんでしょうか? 頚動脈を超音波で調べるというのは、ネットで知りましたがそれだと血管の一部で脳内の血管も同じとは限らないかなと。 都内の大きくはない病院で、小さい台車に乗る位の機器で血管の硬さを測るというのもあるようですが。 もう一つ、数年から5年位先の検査法・治療や薬・手術法や予防法等で知っている事があれば教えて下さい。 キーワードは色々あると思いますが、活性酸素・高血圧・動脈硬化・中性脂肪・体質(DNA)・運動をすると血液中の中性脂肪が減る?・睡眠不足・ストレス・怒りで血管が細くなり血圧が上がり傷つける?・再生医療により脳細胞を増やす・食事他どんな事でも結構です。 どれでも結構ですので、待ってます。

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  • gogosmart
  • ベストアンサー率60% (229/378)
回答No.4

以前に脳虚血の動物実験にも携わっていた脳神経外科医です。 1)動物でも脳梗塞になるか。  他回答のように理論的には起こしうると思います。しかし野生動物は飽食とは考えにくく寿命も短いので、動脈硬化性病変の頻度は人間に比べて低いでしょう。また、私の知っている限り、ラットやブタは頭蓋内の側副血行路(血液の迂回路)が人間よりも発達しているので、たとえ一本の血管が詰まったとしても、脳虚血による被害が少ない気がします。  エサを十分に与えられて運動量も少ない最近の都会のペット達に関して言えば、おそらく動脈硬化性疾患が増えていると思われまする。 (その辺りは獣医さんのコメントも聞いてみたいです) 2)脳の血管の様子をはっきりみる機器  「はっきり」がどういったことを指すのか分かりませんが、現在頭蓋内の血管評価で最も一般的なのは非侵襲的なものから順にMRA、3D-CTA、脳血管撮影でしょう。最近の3D-CTAはいい機械がありますからねえ。64列(あるいはそれ以上)のマルチスライスCTが普及してきていますが、細い穿通枝を除けば本当に綺麗に分かります。  頸動脈エコーで見ているのは、頸部の総頸動脈が内頸動脈と外頸動脈に分岐する部分の狭窄の有無です。勿論全身の動脈硬化の程度を反映してもいますが、主に見ているのは頸部血管そのものです。ここに狭窄があると脳血流が不足して脳梗塞を起こす可能性がありますし、その狭窄部の血管壁にでこぼこ(プラーク)が形成されて、そこの血栓が末梢に流れて頭蓋内の血管を閉塞させる危険性があります。血栓をとばしそうな狭窄ならば、予防的に抗血小板薬(血液サラサラ薬)内服が望ましいですし、狭窄が強ければ手術で血管内膜を剥離したりカテーテルでステントを留置した方が良いという事になります。 3)最近の或いはこれからの脳梗塞治療、予防、検査など ・2年前日本でも認可されたrt-PAの治療効果解析が行なわれるはず。MRI DWIとrt-PAの関係とか、閉塞血管と治療効果の関係とか、出血性梗塞の頻度とか・・・、などのデータが揃うのではないかと思われます。 ・上で述べた頸動脈ステントが保険適応となるので、治療件数が増えるかも(しかし保険適応となる道具が限られていて、治療を行なうにも資格が必要になるので逆に一時的に件数が減るという話もありますが)。 ・内服では「スタチン」でしょうか。 ・再生医療は少なくとも現時点では一般的な臨床応用の目途はたっていないでしょう。  

motophin
質問者

お礼

遅くなりましたけど、ありがとうございます。 補足で、家族のことを伺いたかったですがまた質問するので見たら回答願います。 10年ほど脳梗塞が進行し、めまいや言語・歩行困難が進み倒れ障害を負いました。首を通っている椎骨動脈2本と頚動脈も詰まり、失語症と運動障害になり車椅子です。 倒れる前に通っていた小規模病院の医師や、セカンドオピニオンで専門病院2ヶ所では手術をしたがりませんでした。 倒れてからは、寝たきりか再度梗塞を待つようなことを言われ納得できず、脳腫瘍の福島医師のように関東でバイパス手術等が出来る医師がいないか知りたくて。

その他の回答 (3)

  • myeyesonly
  • ベストアンサー率36% (3818/10368)
回答No.3

こんにちは。 もちろん動物も脳と血管がある限り、脳梗塞は起こります。 哺乳類は、多少形が違っても、全てヘモグロビンによる酸素運搬、血漿による二酸化炭素排出、心臓ー血管による血液循環、脳ー神経システムによる動きなどは共通してるので、そういう病気は全く同じです。 糖尿病だって動脈硬化だってあります。 頚動脈エコー(超音波)で見るのは、脳方向へ行く血管がどの位詰まってるか、という動脈硬化の程度です。 動脈硬化は細い血管では部分的に症状を起こしますが、太い血管では、内径が細くなるという影響が主で完全に詰まってしまう事はめったにありません。 そして、全身の血管で現れる現象ですので、太い血管程、全身の動脈効果の程度が反映されます。 血管の硬さを計るのは脈波でしょう。 血管が心臓の拍動によってどの位伸び縮みしてるか計ります。 頚動脈で見る時は、心電図のようにベッドに寝て計る頚動脈波(けいどうみゃくは)、簡易的には、指先で測る指先容積脈波(しせんようせきみゃくは)というのもあります。 対策ですが、基本的には摂取カロリーと運動量のバランスを取る事、栄養は満遍なく取る事、毎日ある程度の運動量をキープする事で、指導者により、具体的な方法は沢山ありますが、この点を押さえておけば、無茶苦茶な大失敗はないと思います。

motophin
質問者

お礼

遅くなりましたけど、ありがとうございます。

回答No.2

そもそも人間も動物なんですけど。ホモサピエンスです。 で、犬猫でも梗塞はおこしますよ。何せ高齢化してますから。 年々増えているわけです。 日本では認可を受け脳保護剤フリーラジカル消去剤としてよく使用している薬剤にエダラボン、商品名ラジカット がありますが、アメリカFDAはエダラボンを認可していません。アメリカで唯一脳保護作用が期待できるのは低体温療法だけということに現時点ではなっています。逆にアメリカでは認可されていますが日本では使用できない薬がGpIIbIIIa阻害剤です。厳密に言いますとFDAも冠動脈への使用は認めていますがまだ脳への使用は認めていません。脳梗塞で使用する際にはその旨了解を得て(承託書をもらう)から使用しています。凝固能を抑えてくれ頻用しています。薬剤開発に際し、今まで沢山の脳梗塞モデル動物が開発されてきました。脳血管を閉塞したり、心臓停止を施行したりして脳血流を途絶させます。最近ではマウス、ラット、砂ネズミなど小動物の虚血モデルが扱いやすく普及しています。脳梗塞の研究に使える、再現性のある一過性の局所脳虚血モデルが確立されているかというと疑問です。アメリカのある脳梗塞研究グループの会議で21世紀に残すものは何か?というテーマで話し合っていた時に座長がいきなり脳梗塞モデルの話をし始めたのを今でも印象深く覚えています。 完璧な疾患モデル作成は不可能です。信頼できる疾患モデルの確立が最重要と発言した座長の発言はいかにもアメリカらしいなと感心しました。その脳梗塞モデルですが 1.モデル動物:マウス、ラット、砂ネズミ、犬、猫、豚、猿 2.閉塞方法:クリップ、血管の凝固・切断法、血管内栓子法(ナイロン塞栓糸)、結紮 3.前(全)脳虚血あるいは局所虚血 4.一過性虚血、永久的に虚血 (1)砂ネズミの一過性前脳(全脳)虚血モデル:再現性はあります。虚血による遅発性神経細胞死モデルとして有効です。ラットの場合であれば両側頸動脈遮断に脱血性低血圧(平均動脈圧50 mmHg)を加えます。電気生理学的検査も術中有効ですが現実的モデルではありません。日本ではあまり見ませんがアメリカでは臨床例にこのような方が結構います。ラットの中大脳動脈閉塞モデルとしては (2)田村のモデル:クリップで中大脳動脈を閉塞します。梗塞範囲は一定で再現性はありますが、動物が長期間生存することができず継続性に問題あります。薬剤効果が判定できません。 (3)小泉のモデル:糸付きシリコン塞栓子を内頚動脈から挿入し、中大脳動脈起始部を閉塞する方法ですが、確実に血管のどの部位を閉塞しているのか脳血流ドップラーのみで判断するのは危険。当然、中大脳動脈閉塞による局所脳虚血は梗塞範囲にばらつきが大きく、再現性に乏しいという問題があります。 (4)白色血栓モデル:ラットの内頸動脈から白色血栓を飛ばすのですが、これは死亡率が高いし再現性に問題あります。その他にもバルーンを使ったり、レーザーを血管に照射して血管内皮を損傷して血栓を作成したり等沢山あります。 良好な再現性(いつも一定の範囲の脳梗塞を作成可能)を有し、できるだけ長期間生存可能なモデル動物の開発が求められていますが、行うは難しです。有効なモデルを確立して実験を行ったとどの論文にも書いてありますが、脳梗塞モデルほど疑わしいものはないと自分の経験から思います。理想的な脳梗塞モデルの確立は画期的な脳梗塞治療薬開発への道を開いてくれるかもしれません。フリーラジカル(活性酸素)は、脳細胞が脳梗塞などで障害を受けた場合に、障害を受けた細胞から放出される「活性因子」です。この「フリーラジカル」が周りの脳細胞に影響を与えて、脳梗塞による被害をより広げてしまいます。フィブリノーゲンと血小板表面のGpIIbIIIa受容体と結合するのを抑制、つまり血小板凝集機能抑制に働きます。 >脳の血管の中の様子を外から間接的にではなくはっきり見る機器 >はないんでしょうか? あることはあるみたいです。ただ性能はまだまだです。 >数年から5年位先の検査法・治療や薬・手術法や予防法等で知って >いる事があれば教えて下さい。 まず、造影技術がすすむでしょうね。 治療も内視鏡が中心になりますし、予防医学がすすみます。 治療に関しては、今よりもっとすすみますね。 少しその辺りは、ニュースなどで、アンテナ張ってみてください。

motophin
質問者

お礼

遅くなりましたけど、ありがとうございます。

  • kyo-mogu
  • ベストアンサー率22% (3398/15358)
回答No.1

動物実験で無理矢理させられたりしていると思います。 同じ生物です。 成らない動物がいれば、そのメカニズムを探れば人間に応用可能かも。

motophin
質問者

お礼

遅くなりましたけど、ありがとうございます。

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