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脳梗塞・一過性脳虚血発作(TIA)の対策とは?
- 脳梗塞・一過性脳虚血発作(TIA)後の対策についてまとめました。
- TIAの予後の対策として、血液の検査は十分なのか不安です。
- 血圧管理や高脂血症の管理も重要ですが、再発予防策も考慮すべきです。
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1.1~2年前に脳外科で指摘された頸動脈狭窄所見 実際の画像を拝見したわけではありませんので何とも言えませんが、狭窄部位が頸部頸動脈なのか、或いは頭蓋内頸動脈なのかで異なると思います。頸部頸動脈ならば、やはり頸動脈エコーや頸部MRAなどを施行しないと評価できませんので、検査を追加して評価しておいた方が良いと私は思います。一方狭窄部位が頭蓋内頸動脈ならば、頭のMRI施行時に同時に評価されているでしょうから、一先ずは問題なしと言えるかも知れません。 2.抗血小板剤の内服 処方する側の立場としてなるべく避けたいのは、本来ならば必要のない薬を処方して患者さんに不利益が生じることです。抗血小板剤を内服すると、出血性疾患や外傷時に止血されにくく、薬剤を内服していない方よりも重篤になる可能性があります。さらに抗血小板剤を内服していれば脳梗塞を完全に予防できるわけでもない点、薬の副作用のリスク(これは抗血小板剤に限らず一般的な話ですが)などを考えると、検査結果で異常が見つからず症状も1回のみという場合、内服を開始するだけの根拠に乏しいと思います 従ってお母様の場合、頸動脈狭窄の有無の評価、心原性梗塞のリスクの評価(まずは心電図)、その他糖尿病や高脂血症など動脈硬化のリスクとなる疾患の検索は最低限必要と私は考えます。ただし、私は実際にお母様を診察させていただいたわけではありませんので、現在の担当医の先生の判断を安易に批評することはできません。。 しかし今回の症状は比較的「本物っぽい」ので、内服を開始しても良いかな、と迷うところではあります。再度症状を繰り返しそれがTIAを疑う症状ならば、私ならば内服を開始してもらうと思います。また再度の発作が無くとも頸動脈狭窄などその他の危険因子が見つかった場合は「合わせ技1本」で内服開始させると思います。 3.病院を変えるべきか お母様を実際に診察させていただいたわけではありませんので、担当医の判断が妥当かどうかは私には分かりません。ただ医師と患者さんとの信頼関係は大切ですので、もしも思うところがあるようでしたら病院を変えても良いと思います。正式な手続きならば、セカンドオピニオンとして現在の担当医に情報提供書を書いてもらい画像を貸りて(或いはコピーしてもらい)次の病院を受診する、という流れになりますが、現在の病院(担当医)が応じてくれれば写真だけ借りられることもあります。何の資料ももたずに別の病院を一から受診しなおすのも悪くはない(やむを得ない)とは思いますが、次の病院の先生に嫌がられたり、結局前医の資料を用意するよう言われる可能性はあります。 以上、よくご検討ください。
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- gogosmart
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「補足」で書かれた内容を担当の先生は知っていますか?知らないようであれば伝えておいた方が良いと思います。 症状からは確かにTIAが疑われると思います。私ならば、MRI, MRA検査に加えて、頸動脈エコー、心電図検査は少なくともオーダーすると思います。ただ、それらで異常が見つからなかった場合、再発予防のため抗血小板薬の内服を開始するかどうかは迷うところです。もしかしたら、発作を繰り返すようならば内服する、という方針にするかもしれません。 担当の先生とよく話し合われるのが良いでしょう。
お礼
早速の回答、ありがとうございます。 知り合いに医師もおらず、専門家の方の意見はとても有り難いです。 救急外来受診後の、神経内科受診の際には、診察室まで私が付き添い ました。その時に先にお話しした内容は医師に伝えました。 実は、1~2年前に脳外科を受診した時に、頸動脈が細くなっているけど、今はまだ治療の必要は無いと言われたそうです。 (その時は、手足の痺れを診てもらうために受診しました。) 神経内科受診時に、母が脳外科で上記のように言われた旨、お話した のですが、医師は特に気にとめていないようでした。 (それが原因ですか?と聞いたところ軽く首を振っていました。) 抗血小板薬については、私が伺ったところ、薬には良い面もあれば 悪い面もあるので、やはり処方は迷うと言われました。 (出してもいいけど…と言った感じでした。) gogosmart様も抗血小板薬の処方を迷われるとの事ですが、それはどう いう理由からでしょうか? もう一点、実は普段は遠隔地に住んでいて、昼は一人になる母が心配 で、出来る限りの事はしたいのですが、他の病院を受診するべきで しょうか? もしそうであれば、CT等の画像を提供してもらい、持参すべきなのでしょうか? それとも、そういうのはやはり両方の医師から嫌がられるものなのでしょうか…。 (CTは被ばく量が多いから短期間での撮影はいけないかな…と思いますし…。) お手数をおかけして申し訳ありませんが、教えて頂けると、本当に助かります。
- gogosmart
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お母様に見られた症状を具体的に教えてください。
補足
関心を持って頂きありがとうございます。 母の症状は…電話での会話の中での発見でした。 ・寝ぼけている時のぼんやりとした話し方とは違う、ロレツの回らない 話し方。 ・例えば「リモコン」と言おうとしても、最後まで言えず、言いなおそうとしても言えない。 ・段々、発する言葉が減ってくる。 ボンヤリ度が増す。 ・「真っすぐ歩こうとしても、身体が左に行ってしまい、顔をぶつけた」と話してくれる。 ・運転士さんが言うには顔色が悪かったようです。病院到着後も、 車椅子を持ってこようかと言ったすですから、外見上も調子が 悪かったのかもしれません。 (電話の内容等、タクシーでどうやって病院に行って、受診受付 をしたかは、本人はほとんど記憶にないそうです。) いつもとは明らかに違う状態なので慌て、本人は救急車は嫌だとの事 でしたので、タクシーで病院に向かわせました。 (病院、タクシーへは私が連絡。遠隔地にいましたのでそれしか 出来ませんでした…。) タクシーの運転士さんに携帯電話を代わるように母に伝えましたが、 母はそれを実行できず、運転士さんに携帯を差し出す程度しか出来ない 様子。(病院で受付まで場合によっては付き添うようお願いする為。) 時間にして、20分程度。 タクシーに乗り込んで病院に向かう際には、徐々にロレツが明瞭に なってきましたので、病院到着、検査時には普通の状態だったものと 推測しています。(タクシーに乗り込むまで電話を切らさなかった ので、その変化は私が記憶しています。) (後日、病院で診察を受けた際に知りました。 救急外来に私が電話 で状態を伝えた筈でしたが、伝達ミスで、「身体が左に傾く」だけ しか伝わっていないようでした。その為、CTだけの検査だったのでしょうか…。) 申し訳ありませんが、アドバイス、お願いします。
お礼
お礼が遅れて大変失礼致しました。 本では得られない丁寧な説明、大変参考になりました! ありがとうございました。