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聖火リレーで邪魔をしようとするのはなぜ?

最近聖火リレーをしていますが、道端からいろんな人が聖火リレーを邪魔しようとしています。昨日も30人ぐらい捕まっていました。 こんなことになるのは中国と関係あるからなのでしょうか?教えてください

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  • AMOLAD
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回答No.17

> ただメディアから聞いたことで他国の人の気持ちを判断すればよろしいのでしょうか。 あなたご自身が国策によって極度に制限された中国メディアの報道と、やはり国策によって極度に偏向した歴史教育だけで、他民族であるチベット人のことを勝手に判断しているじゃありませんか(苦笑)。 日本にお住まいでしたら、日本にも亡命チベット人の方もおいでですし、ダライ・ラマ14世も実はわりと頻繁に来日なさってますよ。もっともダライ・ラマが直接チベット問題について日本の公の場で言及するのは、こないだの記者会見が初めてかもしれないくらいですが。彼が来日するのはたいてい、仏教団体などの招きに応じてですし、講演会などで語るのは人間というものがいかに生きるべきかという哲学的ないし倫理的な問題についてがほとんどですし、そこで説くのは愛と寛容と、人間とは本来善なるものであるという確信と、現代文明についての警鐘といったようなことですし、講演会の質疑応答で手を上げていじめられて自殺も考えていると勇気をもって告白した女子中学生を舞台上に招いて手をしっかり握るとか、そういうことばかりなさってますから。 東京の新宿区には代表部事務所もありますし、そこで働いているのはチベット人です。チベット料理のお店だってあります。現にそういうところでチベット人にお会いになってもいいですし、ここは日本ですから政府の意向でネット上にアクセス制限もありませんから、ダライ・ラマ法王駐日代表部のウェブサイトも、英語がお読みになれるのでしたらダライ・ラマの公式ウェブサイトもご覧になれるはずです。そうそう、だいたいこのサイトには中国語版もあります <http://chinese.dalailama.com/>。 もっとも激しく聖火に対する抗議行動を行っている国際NPO 「国境なき記者団」のサイトだって、お読みになれるはずです。<http://www.rsf-chinese.org/>。これも中国語版。 短絡的な民族主義を振りかざす前に、なにを批判されているのかをまず冷静にお読みになってからお考えになるのがごく普通に人間としてなさるべきことではありませんか?  あなたご自身がチベットに行かれたわけでもなく、大変な苦しみを味わって来たチベット人をご存知な訳でもなく、彼らの文化についての知識もなにもなく、彼らの言葉に耳を傾けたことすらないのに、勝手にあなたの夢想する「中華民族」に組み込もうとしたところで、チベットの人たちはあなたにとって「他者」です。で、大人というのはまず他者を認識することからものごとを考えたり行動したりするものです。 率直に申し上げれば、我々他者から見て、たとえばフランス系スーパーの「カルフール」にデモをかけるみたいな行為は、はっきり言って滑稽であり、幼稚です。僕は中国人もチベット人もある程度は知っていますが、中国の方のほとんどがチベットについての知識は国策でゆがめられ、明朝がタテマエだけでいかにもチベットを属国のようなフリをして書かせた明朝の正史であるとかのあやふやな根拠をベースにしか議論なさいません。強引にチベット難民の僧侶に会わせ、話をさせたら、涙を流して謝った中国の人もいましたけどね。逆にその坊さんが「あなた個人が悪いのではありませんし、私たちは中国人を憎んではいません」と必死で慰めてたみたいですけどね。 モンゴル帝国についての基本的な知識すら欠けているのに…てな感じです。だいたいチベットは一時期モンゴル帝国の一部になってますが(その関係自体が軍事征服ではなく、モンゴルに屈服したのでも降伏したのでもなく、皇帝のダライ・ラマへの帰依を前提にしたずいぶん特殊なものでしたが)、現代のモンゴル帝国の研究ではそれをもって単純にチベットなどの西方や中央アジアの支配を、いわゆる中国の領域を支配した中国の異民族王朝としての元の一部とみなすような考え方は、帝国の実態に即さないとして否定的です。お国の中学とか高校ではたぶん教えてないんでしょうけどね。 で、チベットのあり方に関わることとしてどのような視点でモンゴル帝国の時代のことを分かっている事実に基づいて解釈するかも、きちんと客観的な研究によって明らかになったことを踏まえる限りにおいて、それはまずなによりもチベット人が考えて判断することであって、あなたや中華人民共和国がご自分の都合のプロパガンダでねじ曲げられたねつ造で押し付けるべきことではありません。 あなたご自身が中華人民共和国の成立後に出来上がった「中華民族」というさして歴史的根拠のない「民族」の一員であるとあなたが信じることは、あなたの自由ですし、その「民族」概念をあなた方が今現在において創造することだってそれ自体は誤りでもなんでもありません。だいたいたいていの民族の起源というのは、その程度のものです。「単一民族」である日本人だって基をたどれば混血民族で、歴史上のある時点で次第に「日本人」という民族を形成していったのですから。現代の考古学者のなかには、ヘブライ民族つまりユダヤ人の起源を、エジプトの王制化で抑圧され奴隷労働をさせられていた元は複数の民族が、モーゼのいわゆる出エジプトの際にひとつの民族としてまとまった、と考えてもいます。 ですがチベットの人々があなたのおっしゃる「中華民族」を共有しないのは彼らの自由ですし、現にそんなもん共有できないから不満が高まって何度も暴動や放棄、そして中華人民共和国政府による弾圧や戒厳令、さらには逮捕、拷問、殺害が繰り返されているわけですし、長春に住むモンゴル人や朝鮮族の人が旧関東軍司令部、現在の共産党本部を指して「つまり悪い奴はいつもここにいるってことです」と笑うのもその人たちの自由です。その人たちがそういう意見を持つことを指して「悪い鳥」とか決めつけるあなたの方が、我々のような民主主義と個人の人権を尊重することを過去60年の文化のなかで育んで来た日本人からすれば、恐ろしく危険な全体主義に思えます。だいたい、我々は国家権力なる者をそんなに信用してませんし、信用しない自由くらいはちゃんと確保されてますから。 誰もあなたのことを「色眼鏡」だなんて見ておりません。あなたのおっしゃっていることが我々からすれば非常に危険であり、あなたのようなことをおっしゃる人が中国の、それこそチベットやウイグル人以外の少数民族で多数派だとしたら、まったく客観的な論理的推測の帰結としてそんな「民族」の「愛国心」のなかでチベットの人々が自分たちの文化的アイデンティティや価値観を維持することがどれだけ困難なことであるかにすぐに思いが及びます。しかも、現にさまざまな弾圧が行われていることは、証言があります。中国政府や新華社、中国のテレビが無邪気に報じていることですら、メディア・リテラシーというものが多少は理解されて来ている日本社会の一員である我々から見れば、その報道で言っていることが実際にはなにを意味しているのか、つまりチベットに対する植民地主義的な侵略が進行していることくらいは分析できます。 で、何度も言いますがダライ・ラマ14世とチベット亡命政府が求めているのは独立ではなく本質的な自治、チベットの文化的伝統を尊重し、信教の自由と思想信条の自由などの基本的人権を保証し、チベット自治区のなかの政治については普通選挙でちゃんと人々の意思を反映した政治制度で決める、ということだけです。お国のプロパガンダがどんなにねつ造をしてみようが、誹謗中傷してみようが、現にダライ・ラマもダラムサラの亡命政府も公式にその立場を一貫して表明しています。それは厳然たる事実ですし、その程度のことも分からないようでは、失礼ながらあなたの「色眼鏡」も相当なものであると言わざるを得ません。

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  • AMOLAD
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回答No.6

すでにさんざん報道されていますが、チベット問題です。「邪魔」をしようとしているのではなく、大部分は抗議の示威行為としてやっているだけです。パリでリレーが止まったのは、むしろ中国が派遣した警備隊の過剰反応という感じが強い。 チベットは1951年の人民解放軍進駐以来、中華人民共和国に組み込まれていますが、それ以前は一応、独立国でした。歴史的に中国との交流は深い国ですが、民族は異なり、言葉も違い、政治体制も13世紀くらいから教義上観音菩薩の転生とされるダライ・ラマが統治するチベット仏教の宗教国家でした。 一応独立国とは言うものの、近代西洋的な「国家」では必ずしもなく(それ自体が19世紀のヨーロッパで確立した概念ですが)、モンゴル人王朝の元や満州人王朝の清の時代には、皇帝がチベット仏教の信者でもあり、一方で仏教国ですから基本的に非暴力でたいした軍事力もなく(兵隊よりも坊さんが多い国ですから)、「属国」ではありませんが敬意を表し保護し、国防などは請け負うという関係だったとみなすのが、とりあえずいちばん客観的でしょう。明などの漢民族王朝の時代には、そうした関係はありませんでした。 それが1951年以来は中国のいわば支配下にあり、共産主義は宗教を否定しますから(ダライ・ラマ14世は毛沢東主席と会った際に「宗教は毒だ」と言われたそうです)、当初は中国のなかの自治領を目指したものの次第に関係は悪化し、1959年に大規模な弾圧と抵抗が起こり、ダライ・ラマはインドに亡命し、亡命政権を樹立しています。このラサ動乱の記念日が3月10日で、今年の3月10日に始まった僧侶などのデモが暴動となり、治安部隊が発砲し、正確な数字は未だに発表されていませんが100人以上の死者が出ていると推測されています。 中国のチベット進駐が始まったときに反応を示したのはインド政府だけでしたが、次第に国際的な認知が進んで来ています。いちばん大きかったのは1989年のやはり3月に大規模な抵抗運動と弾圧が起こり、ラサに戒厳令が敷かれたこと、それと前後してダライ・ラマ14世がそれまでの非暴力主義の運動と単に亡命チベット政府の指導者であることを超えて非暴力と寛容と人類愛を説き続けて来ている活動に対し、ノーベル平和賞を授与されたことです。 以来20年近く、チベット問題は世界的な関心を集めていますが、一方で90年代半ば以降の中国の経済発展のなかで、チベット自治区のいわゆる「経済開発」が進み、漢民族の移民も奨励され、チベット自治区内ですらラサなどの都市ではチベット人が少数派になりつつあり、名目上は平等であるものの実際には様々な差別があり、公式には中国語(北京官話)と共に公用語であるチベット語も実生活ではあまり使えなくなって来ていると言われています。またチベットの地下資源が最近注目され、インドとの国境を接している地域であるため核ミサイルなども配備されています。その一方で名目上は信教の自由があるものの寺院には共産党の工作員の配備が義務づけられ、僧侶などもいわゆる政治教育を受けなければなりません。そのなかでは59年に亡命したダライ・ラマは「分離主義者」の「裏切り者」などなどと批判され、指導者であると同時に活仏なので信仰の対象であるのに、写真や肖像を飾れば反逆罪で逮捕されるという状態が数十年続いているわけです。 今起っている一連の騒動は「反中国」というよりは中華人民共和国国内(チベットを含む)の人権状況の劣悪さに対する抗議で、とくにチベットで起った暴動と弾圧についての抗議がメインになっていますが、中国側の頑な姿勢(3月14日に起ったラサの暴動についても、未だに報道官制が敷かれて実態はよく分かりませんし、自国の特殊警察を派遣して聖火を警護させるというのも非常識ですし、なんの根拠も示さないまま3月14日の暴動はダライ・ラマの命令で一部の反乱分子が起こした、と非難を続けています)が、抗議をどんどんエスカレートさせています。元々は人権運動やせいぜいが市長、市議会レベルでの抗議表明であったものも、今では多くの国の政府首脳が開会式のボイコットを検討するほど、それぞれの国での世論が盛り上がって来ています。 当初はヨーロッパの国でも中国との経済関係の重要さを考えれば、あまり非難はできないという立場でしたし、アメリカのブッシュ大統領は未だに出席の意向を変えていません(大統領選挙の候補者はいずれも出席を見合わせるべきだと主張しています)。でもどの国も選挙制度のある民主主義国家ですから、世論の盛り上がり、それも少数民族の弾圧は辞めさせなければならないという正当性のあることであれば、無視はできません。選挙に響きますし、政治家のなかには人権擁護が思想信条の人も少なくありませんから(たとえばパリ市長のドラノエ氏)。 もうひとつ、中国が急速に人気を落としているのは、平和の祭典の盛り上げイヴェントであるはずの聖火リレーを、露骨な国威発揚の場にしていることでしょう。「調和の旅」といいつつ一方で自国内の少数民族を弾圧し発砲までしているだけでも筋が通らない上に、よその国でリレーをやりながら自国の特殊警察に聖火を警護させ、その特殊警察が青いジャージを着て聖火を取り囲むという光景はあまりに異様でとても「平和の祭典」や「調和」を印象づけるものではありません。この自国のアピールのやり方の下品さはちょっと前代未聞でしょう。 この国威発揚の旅は今後リレーが中国国内に戻ると、もっと危険なものになります。エヴェレストを超えてチベットに入りラサを通過するというのはますます抑圧されて不満が溜っているチベット人を刺激しますし、その後のルートは日中戦争と国共内戦の際の毛沢東率いる八路軍の大遠征ルートを踏襲しつつ、チベット以外の少数民族自治区をいちいち通過します。チベット以外の少数民族もさまざまな形で多数派の漢民族に差別されたり地方の共産党支部に抑圧されたりで不満がたまっているときに、これはもうやり過ぎという他はない。 チベットはダライ・ラマ14世の、これはもう「人徳」としか言いようがない魅力と、そのチベット問題を超えた普遍的なメッセージの説得力で大いに人気がありますが、あまり国際社会というか欧米が支持したくない少数民族の抵抗運動には、たとえばいわゆる東トルキスタン独立運動、新きょうウイグル自治区のウイグル人などのイスラム教徒の問題もあります。「欧米」では人気がありませんが、これは中近東問題で極めて勢いのあるイスラミズム運動(極端で危険な運動体ですとアルカイダやタリバン、ヒズボラ)や、やはりイスラム教徒の民族であるロシア内のチェチェン独立運動などに連動する危険もあります。正直、このまま聖火リレーを強行するのは、世界の平和を揺るがす可能性が高い火薬庫に文字通り松明を投げ込むようなものです。

回答No.5

長い歴史の中で中国人の考え方は自己中心的です。それは戦時中であっても日本等諸外国の戦闘に対して部隊として対応できず個人思想が強い為戦闘放棄が相次ぎ敗戦を重ねました。そこに来て一党支配による社会主義体制が長く続き近年の改革開放政策は表面上の事だけで人民は民主主義など理解できておらず自己中心的で経済的利益しか考えていません。そのくせ面子だけを大切にするのです。中国にとってオリンピックもその崇高な精神も興味なくただ面子と経済的メリットだけのオリンピックに世界中の人々が嫌悪感を表現してるのです。金の為には過去に恩恵を受けた経済協力も、環境も、人権も他人の土地も海も関係ない。北朝鮮ですら平気で支援する人類の敵と言っても過言でありません。

noname#56867
noname#56867
回答No.4

大変残念な事態ですね。 本来平和の祭典であるオリンピックの聖火リレーが妨害を受ける。中国政府がチベットに対して○○~~な行為(あまり過激に記載すると質問ごと削除されますので具体的にはかけません)。これは許される行為でとは思えません。 でも、こう言う事態だからこそ、冷静に見るべきです。マスコミ報道に踊らされる事なくです。 良い悪いで判断すれば、絶対的に悪いのは中国政府でしょう。でもこの暴動を起こしたチベット側関係者も、なぜこの時期に行動したのでしょう、この時期に、この抗議行動はチベット側には有利でしょうが、卑怯です。これによってよりいっそう被害が膨大化するからです。 この抗議行動(暴動)によって、誰が一番苦しい悲惨な思いをするのか。一般のチベット住人や若い僧侶です。 オリンピックが開催されなくなったら誰が一番悲しむでしょう。何年もかけて苦しい練習をしてきた選手です。 オリンピックが開催されなかったら中国はどうなるのでしょう、中国だけでなく国際社会全体に多大な影響が及ぶでしょう。元々中国が悪いのだから仕方ないではすまされない問題です。 聖火リレーを妨害するのは、オリンピックを阻止する事が目的ではなく、チベット自治区で起きている現状を広く世に知らしめる事が目的なのでしょうが、結果的にボイコットする選手が続出しかねません。 スポーツと国際政治との切り離し、未だに出来ないのが現状。 誰が良い悪いを短絡的に判断するのではなく、全体的にいろんな角度で物事を考えたいものです。 イギリスやフランスでの抗議行動をしているチベット系の市民の行動は納得出来ますが、他のヨーロッパ系の団体が抗議しているのを見ると 何とも言えない気持ちになるのは自分だけでしょうか。 前も同じような質問が出て、同じように答えましたが、質問とも削除去れました。過激的な書き方には注意しましょう。

回答No.3

いまこの瞬間もチベット人を虐殺している中国にたいする抗議です。「邪魔」ではなく「抗議」をしているのです。 本来なら平和の祭典であるオリンピックを開催する資格は中国にはないのです。すべての責任は中国にあります。

  • TAC-TAB
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回答No.2

中国のチベットの人たちに対する非人道的な行為に世界の人たちが抗議しているからです。 特に切っ掛けになった一つは、この狙撃映像です。 http://www.tibet.to/mondai/ このあたりも読んで下さい。 http://www.tibet.to/mondai/index.htm http://www.tibet.to/mondai/

回答No.1

チベット問題に対する抗議のひとつです。 今日はフランスを通るようですから、さらに熾烈な抗議活動が見られそうです。

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