株式投資をするにあたっての基本は、大きく2つあります。第一に、その投資する会社が今後、成長する会社か衰退する会社なのかという点。第二に、現在の株価水準が各種の投資指標などの面からみて割安なのか割高なのかという点です。従って、利益が現在1億円の会社でも2-3年後にそれが10倍になる可能性のある会社であれば、投資魅力の大きい会社といえます。また、いくら優良な大企業であっても既に株価が投資指標面で割高感が強ければ、投資する魅力は薄れるということになります。
この2つの観点から判断して、投資する会社を選ぶのが基本ですね。
営業利益と経常利益の違いですが、簡単に言えば本業で稼いだ利益を営業利益、これに金融収益・費用や為替差損益など営業外で発生した損益をあわせたものを経常利益といいます。会社の本来の実力値(収益性)をみるのであれば営業利益になります。ただ、借入金が多く財務体質の悪い企業や輸出企業などはそれぞれ金利変動や為替変動によって営業外での利益のブレが大きくでてくる可能性がありますので、この点には留意する必要があります。最近では、3月末に為替が99円台で終わりましたが、これによって期末の外貨建て評価差損が多くの輸出型企業で発生しているものと思われます。これから決算発表に向けて為替差損の発生に伴う下方修正という記事を多く目にするかもしれません。
お礼
ご回答ありがとうございました。お礼が遅くなり申し訳ございませんでした。