綿の布団の丸洗いと油分の関係
敷き布団の打ち直しに出そうかと思い、2軒の布団屋さんに問合せてみました。
親から譲り受けた布団なので、もともとの購入時期は、昭和50年頃か?と思います(以降、何度か打ち直しをしてきました)ので、当初綿100%のワタだと思います(もしかしたら、綿は国産か?)。
で、1軒の布団屋さんA(従業員200名程度の規模の大きな会社)は、布団ごと丸洗いをしてから乾燥後、解体し、どこかの時点でいたんだ箇所のワタを捨てて、残りのワタで(足りなければ、有料でワタを足す)布団を形成するんだそうです。
もう1軒の布団屋さんB(個人企業ながら、周辺地域では大き目で、「このへんでは、布団ワタを乾燥させる機械を持っているのは、うちくらいだ」と言ってました)は、丸洗いをせずに、解体後、乾燥機のような機械で風で飛ばして、ゴミを落とし、ワタを形成するのだそうです。
Bの話では、「水洗いすると、油分が抜けてしまって、綿ワタが堅くなるから、うちは、よそで水洗いした布団を打ち直しに持ち込まれても断ってます」と言うのです。
「持ち込まれた際、少しだけ生地の縫い目をほどいて、ワタがどのような状態なのかをチェックするので、見ればわかります。」とも。
それで、再度、Aに電話して、「布団の丸洗いの最終段階で、洗髪時のリンスや、衣類洗濯時の柔軟剤みたいな処理をしますか?」と聞いたら、「洗剤に、含まれてるから大丈夫です。」とのこと。さらに、「長年使ってると、どうしても菌や汗の関係があるから、洗った方が気持ちいいですよ」と。
先祖からの伝承によると、昔は、晴れが続く、夜露のつく季節に、瓦屋根の上に布団を1週間敷いておき、夜露を含ませては日中に乾燥を繰り返すことにより、洗濯したような効果がでると聞いたことがあります。
無論、これでは洗剤を使わないので、洗剤を使う洗い方とは汚れ落ちが違いますが。
また、家庭でも打ち直しをしたそうですが、その際、ワタを手で洗って乾かして・・・という方法をしていたと聞きます。
物のなかった時代ですから、綿の経年劣化があっても、どうのこうの言わなかっただけかもしれませんが、こうして打ち直しすることにより、綿の布団を代々使えるので、布団屋さんが新品の布団を売れずにBのようなことを言うのかも?とかも思います。
綿ワタの布団を、洗剤で洗ってもよいのかどうか、AとBどちらが本当なのでしょうか?
お礼
とても参考になりました。早速のお返事ありがとうございました(o^∇^o)