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出生前診断

現在、出生前診断で判断できる遺伝病は限られていますが、将来的にさまざまな遺伝病あるいは遺伝病以外の病気が、出生前に診断できるようになる時代がやってくるかもしれません。 たとえば出生前に「子供さんは遺伝子分析の結果、20歳で死亡することになるでしょう」などと診断されてしまったとします。 このとき、この子供が20歳で死亡してしまう確率はどのぐらいでしょうか?また、20歳よりも長く生きてゆけるような淘汰性が、人間の中には本来備わっているものなのでしょうか? 現在の医療技術で考えていただいて結構ですし、あるいは将来の医療技術の発展具合を考えていただいた上でのお答えでも結構です。

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noname#2787
noname#2787
回答No.1

私の専門の領域に『膀胱外反』という病気があります。 それが文字通り昔は20までは生きられないとされていた病気でした。今は患者と医者ではなく友人のようにしている方がいるのですが彼はとっくに20歳を越えて大学に元気に通っております。 遺伝子診断であろうが普通の診断であろうが大切なのは治療法や管理方法が確立しているかどうかであってそれがなければ20歳までには亡くなると予言されれば95%(いわゆる標準偏差内の数字)はなくなるでしょうね。しかし20年というとすごく長い期間ですからその間に確立されればその前の予言はチャラとなります。ですので医学がどのスピードで進歩するかわからなければこうした予言は無意味ということになるでしょう。発展のスピードは予言できないものなんです(昔の予言では2000年になれば癌はなくなり感染症は全て征圧している<はず>だったのですから…)。 あくまでも診断時点での予測…それ以上でもそれ以下でもないと思いますよ。

mosazou
質問者

お礼

貴重なご意見ありがとうございました。参考になりました。

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  • ADEMU
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回答No.2

テロメアを解析することによって人間の寿命を推察できればなと思います。 細胞の染色体の両端にはテロメアと呼ばれる遺伝子配列の部分があり、細胞分裂するたびに短かくなっていきます。ある程度以上に配列が短くなると、細胞はそれ以上分裂できなくなり、細胞の寿命である死を迎えることになります。このため、この部分が細胞の死、ひいては体の老化のカギを握っているのではないかと考えられているのでひょっとしたらと思います。 今の出生前診断は確定診断(羊水検査などはほぼ100%ですが)は別にしてダウン症の検出率は80%くらいと思われます。残りの20%は何故かというと人間どうしても合併症(特に妊婦は通常の人と違うので)があると測定値に少なからず影響を与えるからです。 また、False Positiveも10%近くありますので、もしそういう事例があるとしたらかなりの高確率でないとそういう検査は受けないでしょう。 また、20年を長いとみるか短いとみるかの判断もあるでしょう。まるっきり20年間寝たきりで20年後に死亡するとわかっている子どもを親が産むかどうかです。 ダウン症の時もそうでしたが、倫理委員会が黙っていないでしょう。

mosazou
質問者

お礼

非常に難しい問題を孕んでいますよね。 例えばテロメアの解析というのは、今現在ではできないものでしょうか。 そして、テロメアの復元(というか、長生きできるようなテロメアの手直し?)ができれば、まあそれは医療技術の進歩次第なのでしょうが、なんとかなるものなのでしょうね。 ご意見、ありがとうございました。