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ニコンSPについて
ニコンSPのオリジナルを購入いたしました。 このカメラの巻き上げレバー上、巻き上げ方向を示す矢印の反対側に「T」の文字の刻印があるのですが、他の物には見当たりません。 ボデーナンバーは621462Xです。 一説によるとチタン幕初期のものに刻印されたのでは?と言う人もいますが、真偽は不明です。 どなたかこの刻印の意味をご存じの方がおられましたら教えてください。 また、チタン幕へはボデーナンバー何番から変更になったか分かれば併せて教えていただけると嬉しいです。 どうぞよろしくお願いします。
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>結論は「T」はチタンを示すことでよろしいのでしょうか? お見込みのとおりです。 シリアルNoは分りませんが、入手されたNiko SPは、昭和34(1959)年 Nikon F 発売以降に製造された製品と言う事になります。
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- kuma-gorou
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[ニコン物語 第12回 遡るニコン史 ~特別仕様カメラ:チタン仕様とNASA仕様]から引用 チタンとニコン ニコンに限らず、透視ファインダー式のフォーカルプレーンシャッターカメラを太陽に向けると(注意:カメラのファインダーで太陽を見てはいけません。目に障害が発生することがあります)、「撮影レンズが虫眼鏡で、シャッター幕が黒い紙」という関係が成立して、子供達の実験結果どおり黒い紙ならぬシャッター幕に焼け孔があくことがある。また普通の布幕シャッターでは「レンズにレンズキャップをつけないときは、レンズの絞り値を f/8 よりも絞り込んでおかないと、太陽に向けると危ない」などと言われている。 そこで日本光学では、昭和32(1957)年ごろからシャッター幕用に、焼けない薄い材料の研究を始めた。研究所の出した結論は、工業用純チタンのシートであった。チタン(Ti)は、超軽量にして引張り強度が高いため、シャッター幕にはうってつけの材料に見えるが、加工が難しいことで有名であった。この粘っこい材料を加工技術の改良で何とかシャッター幕の形状まで持っていった。しかしその後も茨(いばら)の道で、シャッター精度・擦り傷・破断・低温性能などの問題に悩まされたが難問を少しずつ解決して行き、やっと製品への採用が可能になったのは昭和34(1959)年、「Nikon F」の発表直後であった。 「Nikon F」は一眼レフであるからミラーが太陽光を遮るので幕が焦げたりはしない。しかし、ミラーアップ装置を付けたので、ミラーを跳ね上げてしまえばやはり危険である。そこで、採用第 1 号はそれまで度重なるチタン幕実験に使用してきた「Nikon F」となった。その後、シャッター部品が「F」と共通であった「Nikon SP」にも採用した。 これが日本光学とチタンとの本格的な付き合いの始まりで、量産によってさらに技術に磨きがかかり、やがてお家芸になって行くのである。
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ご回答ありがとうございます。 結論は「T」はチタンを示すことでよろしいのでしょうか? ニコンに問い合わせても判らなかったもので・・・
お礼
ご回答ありがとうございました。