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物権

法律に詳しい方 助けてください!! 「物権法における対抗の意味」 について教えて下さい。 困ってます。(泣)

みんなの回答

  • un_chan
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回答No.2

 これは,真面目に考えると,かなり深い問題です。教科書にも,明確には書いてないかもしれませんね。  ただ,何かの課題であるならば,出題者は,「正解」を求めているのではなく,そのことを通じて,いろいろと調べ,考えることを求めているのだと思われます。ですから,まずは教科書や体系書を読んでみて,自分なりの説明を考えてみましょう。  その方が,ここに質問するにしても,もう少し具体的な質問ができるのではないかと思います。  これだけでは何なので,以下多少とも考えるヒントになれば(間違いがある可能性もありますので,鵜呑みにしないように)  物権は,排他性があり,一物一権主義が原則です。  また,物権は絶対性があり,その物に関係する誰に対しても自分の権利を主張(=対抗)できます。 (質問の意味が,ここまでの趣旨なら,以下は物権そのものというより,物権変動の話になるので,不要とも思われる。)  しかし,二重売買の場合の両買主のように,両立し得ない物権を得た者相互間では,どちらが所有権を得たか(相手を排除できるか)を争う関係(=対抗関係)になります(このあたりは,債権と物権の交錯や物権変動の考え方についても問題になります)。  物権は原則として誰にでも主張できるところ,それでは対抗関係について決着がつかなくなるので,一方の又は両方の主張を制限するルールとして,対抗要件(177条,178条)が「・・・対抗することができない」という形で定められています。

回答No.1

教科書や法学部の授業で説明される具体例で説明しますね。 Aさんが自分の土地をBさんに売る契約をしました。その後、同じ土地をCさんにも売る契約をしました(二重譲渡といいます)。 さて、Bさんが先に契約したのですから、土地の所有権(物権の代表選手です)は当然、Bさんにあります。 しかし、所有権という「権利」は目に見えませんから、AさんとBさんの契約(約束)だけで、所有権がAさんからBさんに移っても、他の人からは誰が土地の所有権者かわかりません。 とすると、土地の買おうする人は、目の前の人が本当に所有権者か疑いながら、契約をしなくてはいけないことになって、取引が進みません。 そこで、登記という制度があります。 つまり、所有権を取得した人は、登記をすれば、自分が所有権者であることを他の人に「対抗」できるようになります。 つまり、登記のような要件を備えることによって初めて、所有権者は、大手を振って他の人に、自分が所有権者だと言えるようになるのです。 逆に、Cさんが先に登記を備えてしまうと、Bさんは契約自体は先にしたにもかかわらず、Cさんに所有権を「対抗」できません。 このように、所有権などの物権を争う場合に、登記のような「対抗要件」を先に得た人が勝つ、という関係を対抗関係といいます。 こんな感じです。

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