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どうしていつも、黒人なの?
アメリカ映画を観ていて、いつも思うのですが なぜ判事役は黒人ばかりなのですか? 実際に多いのですか? それとも、アメリカ人の意識や心情に何かあるのですか?
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アメリカの映画やテレビが好きで、よく見ています。 判事みたいな役に黒人の俳優を配役することが多いのは、他の配役とのバランスを取るためだと思います。 今でもアメリカで作られるストーリーには、白人をメインとしたものが多いのだそうです。 「そういうストーリーだから仕方ない」と言って、そのままにしていたら白人以外の人種からそっぽを向かれてしまいますし、人種差別とたたかれる事もあります。 だから製作する側は黒人やその他の有色人種をストーリーの中に取り入れることを考えなければいけません。 「フレンズ」という人気ドラマがあって、私も好きでよく見ていたのですが、メインの男女6人がすべて白人で他の出演にも黒人が出ていないといってたたかれたことがあります。 ファンの私としては、シリーズのごく最初の方に「アジア人のガールフレンド」が出ていたり「近所に引っ越してきた美人」の役が黒人女性だったりしたので、人種差別なんかしていない!と擁護したかったのですが…。 とにかく、最終シーズンでメインのキャラクターに「黒人のガールフレンドができる」という設定をしいて、非難をかわしていました。 ライターさんは無意識に白人の登場人物ばかりのストーリーを作り上げて、製作側が後で「この役は黒人にしよう」という感じでバランスを取っているのだと思います。 そう意識してテレビを見ていると、取ってつけたようなわざとらしい配役があったりします。 それが「判事はなぜかいつも黒人」という設定に現れていると思います。 他にも「医師」「弁護士」「上司」のような「有能でなければ就けない職業」に有色人種をあてていることが多いです。 有色人種に花を持たせつつ、主要なキャラクターは無難で感情移入しやすい白人のままにしている、そんな感じだと思います。
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ハリウッド映画には、人種を表現する場合にはルールのようなものがあります。 日本人だと、「侍」、「芸者」、「フジヤマ」、「腹きり」等を表現するルールのようなものが一時期ありました。昨今は無くなりつつありますが、いまだに日本人=眼鏡、カメラ、名刺交換・・・を象徴的に扱っている映画が少なくありません。(一般化されたイメージです) ちなみに、映画で使われている下町の黒人の使う英語等はかなり誇張された表現が多く日常では使わない言葉が多いのが事実です。 アメリカには、肌の色の異なる人種がたくさん住んでいます。 ハリウッド映画では、時代背景や設定によりある人種を誇張して表現することがあります。それは、ブームのように扱われ配役として表現されます。 日本映画の表現とアメリカ映画、フランス映画、・・・比較すると、民族性等を背景としたそれぞれ独特の色合いと表現の違いがあります。 映画の見分け方を一つお教えします。「音声を消して」その映画を鑑賞してみて下さい。完成度の高い映画は、音が無くてもストーリーや配役に違和感がなく理解が出来て楽しめます。これは、世界的に有名なある映画監督が映画の質を確かめるときに使う奥の手です。
補足
回答ありがとうございました。 ・・・・ 私の理解力が乏しいのか、それとも無意識に自己回答を他人に求めてる せいなのか。・・・ No1、No2の回答者のお二人から、私の質問に対しての直接回答を いただいておりません。 >ハリウッド映画では、時代背景や設定によりある人種を誇張して 表現する。・・・・ 「黒人が判事や上司」というのは黒人種の「何」の誇張なのですか? 教えてください。
- graphica_a
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その疑問とても良いことだと思います。私も同様の疑問を持って「マルコムX」などの黒人映画を良く見たのを覚えています。 今でこそ黒人への差別意識は減ったものの、アメリカの中には黒人差別主義というものが根強くあるのが実情です。黒人が多く活躍するメジャーリーグベースボールも以前は黒人は別の黒人リーグがありましたし、同じバスや同じ水道を使うことさえなかったのです。しかしマルコムXなどの黒人指導者の活躍により、民権運動などで徐々にその社会的地位を確立しました。 ただ、黒人排除主義は今も根強くあり、依然聞いた調査ではニュースで放映される事件の6割以上は黒人が関わるものであり、映画の犯人や敵役には黒人が多く使われています。 英語でWHITEは白い、潔癖、正義などが意訳ですがBLACKは黒い、悪い、黒幕などがあるのも名残だといえるでしょう。 ここでは書ききれないので是非勉強されてみてはいかがでしょうか?
お礼
回答、ありがとうございました。 ただ・・・ アメリカ社会に、黒人差別が根強く残っているのはわかります。 私が聞きたいのは、なぜ判事役に黒人が起用されることが多いのか? なのです。 黒人差別の裏返しということですか? 実際、判事役に限らず 刑事モノでも主人公の刑事の上司もだいたい黒人が多い印象です。 新聞記者の主人公の上司も黒人。 白人の主人公の上司に黒人を配役するというのは、演出や印象として どのような効果があるのでしょうか?
お礼
ありがとうございます。 疑問がようやく氷解いたしました。 >他の配役とのバランスを取る >白人以外の人種からそっぽを向かれてしまい・・・ >人種差別とたたかれる >有色人種に花を持たせつつ、 主要なキャラクターは無難で感情移入しやすい白人のまま なるほど。アメリカ社会で商業的に成功しようと思ったら配慮しなければならないことが多いのですね。 個人的には 「社会的地位の高い職業に就いている有色人種は、 白人のそれよりも、数倍努力をし逆境をはねのけて上がってきたので非常にマジメで保守的で正義感に熱い印象を与える」 という要素があるのかなぁと思っておりました。 デンゼル・ワシントンやモーガン・フリーマン、サミュエル・L・ジャクソン、ジェームズ・アール・ジョーンズとかのタイプがそうかと。 でも、実際は人種差別が根強いとはいえ、アメリカの教育や就業には「有色人種枠」というのがあるので昔よりは有利なんでしょうが。 最近では、上記「マジメな」黒人俳優も積極的に悪役を演じるようになったり、ウィル・スミスのように破天荒なキャラも出ていますから 若干変化が生じてるのかもしれません。 でも、やっぱり主役級や重要な役の黒人は、「知的」というイメージが強いですね。 すいません。長々と。 やっと、まともに話せる回答者さんが現れていただいたので、余計なことばかり書いてしまいました。