子供がIT系ではありませんが、専門学校を卒業して就職しました。また、私自身はIT系の端くれみたいな企業で人材採用にも携わったことがあります。
子供を見て思うのは、やっぱり大学に行かせておけばよかったということです。
専門学校というのは、学校と名はつきますが、文部科学省の認める学校ではありません。それぞれの職業専門の「就職予備校」と割り切ったほうがよいでしょう。授業料も高いですし。
だから、入学してから、自分は適性がなかった、もっと他にやりたいことがあった、と気づいても、後の祭りです。大学の場合は、経済学部に入って文学の勉強をしてもいい訳で、理系や外国語系など実習の多い学部学科を除けば、入ってからの軌道修正が比較的ききます。
私の子供の場合は、その分野の仕事にあこがれ、自分にはその仕事の適性・才能があると確信して、専門学校に入りましたが、入ってみれば、そんな人間ばっかり来てる訳ですから、はるかに適性・才能にあふれた連中がごろごろしてて、圧倒されてすっかり自信を失ってしまいました。
なんとか卒業はして、その道で就職はしてますが、十分な適性がないと自覚してしまったので、毎日やめたい、やめたいと言っております。今頃になって、親の言う通り大学に進学しておけばよかったと後悔しています。
一方、採用する側としては、IT系のたとえばコードをがしがし書いていくプログラマーや担当レベルのSEであれば、基本的に学歴にはこだわりません。「腕で勝負の職人さん」だと思ってますから、本人に才能があれば、どんどん仕事をやってもらいます。
ただ、プログラミングでいえば、大学生が趣味でどっぷりやっていたのと、専門学校でプログラミングを学んできたのと、採用する側でどっちを評価するかといえば、もちろんケースバイケースではありますが、前者の懐の広さを評価することが多いかもしれません。
将来のキャリアパスを考えたときに、やがてはプロマネやITコンサルをやりたいということでしたら、そこは学歴勝負みたいな部分もありますので、名の通った大学の院で修士課程を終えているほうがよいでしょう。少なくとも、学士であることは最低満たすべきレベルです。
欧米のIT業界の人たちから見ると、日本は低学歴社会なのだそうですが、あちらのIT業界では最低限院卒ですね。ビル・ゲイツのような雲上人がどうのこうのより、平均値ではそうだということです。
お礼
ありがとうございます。 「学士」はやはり大切ですよね。 趣味でIT系の勉強するというのも手ですね。 大変になるでしょうがこれも考えてみます。