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推奨解像度以下でも、ぼやけない液晶ディスプレイ
お世話になります。 通常、液晶ディスプレイでは推奨解像度以下で拡大して使用した場合 表示される物がぼやけてしまいますが、過去ログを見ていたら以下のように「最大解像度以下でもはっきりと見える、、、」といった回答が寄せられていました。 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2701877.html こういったディスプレイが実際にあるのでしょうか。あるとしたら何処のメーカーの何と言う機種なのでしょうか。 また、ぼやけないというのは画像やテキストなど全ての物なのか、テキストのみといった物なのかもあわせて教えて頂ければ幸いです。 では以上よろしくお願いいたいます。
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ぼける・ぼけないというのは非常に主観的な表現で、同一製品であっても、Aさんは気にならないと言い、Bさんは気になって仕方ないということがありえます。私が使っているL997(EIZO製)だと、普通の人が見ればボケていることに気付かないと思います。 ただ、最近の激安でない製品は処理が巧妙になってきて、なんとなくボケてるっぽいけど、これなら許そうかと言える程度に見えます。なお、解像度が高い製品ほどボケが目立ちません。SXGAよりもUXGAの方が目立たないと言うことですね。L997はUXGAなので、ボケが目立たないのはそのためです。 なお、パネルの解像度と入力信号が整数倍の関係にある場合は、ボケが発生しません。例えばUXGA(1600x1200)のモニタに、SVGA(800x600)の信号を入力した場合などです。この時はパネルが信号のちょうど二倍ですから、縦横に同じピクセルを二個並べると、パネルとぴったりサイズになり、ぼけないわけです。 それ以外の組み合わせの場合は、必ずボケが発生しますが、その度合いはモニタ側とPC側の処理に依存します。以前の拡大処理はひどいものでしたが、その理由は画面のドットの割り振りが安直だったためでした。今あるモニタは液晶だろうとCRTだろうとプラズマだろうと、すべて光の三原色「赤・緑・青(いわゆるRGBですね)」のドットで画素を形成していますが、このセットを一個として扱うと、拡大縮小で必ず端数ができます。次のような感じで。 元信号(8ピクセル) ■□■□■□■□ 1.5倍に拡大(12ピクセル) ■□□■□■■□■■□□ 2倍に拡大(16ピクセル) ■■□□■■□□■■□□■■□□ とまあ、1.5倍はひどい結果になりました。これを画面で見れば、ギザギザのガタガタで、見られたモンじゃありません。もう少しまともな方法としては、境目をちょっと暗くして表示するという技が出てきました。こんな感じです。 1.5倍に拡大(12ピクセル) ■□灰■□灰■□灰■□灰 これではボケが目立ちますが、ギザギザガタガタよりはずいぶんましです。しかしイマイチなことに変わりはありません。そこで頭のいい人が「じゃあRGBを分解して一個ずつ制御できるようにしよう。RGBでもGBRでも、白になるじゃないか」と考えて、最近はそう処理するのが主流になっています。その場合は、次のようになります。 (小文字:消灯、大文字:点灯を示します) 元信号(8ピクセル/24ドット) rgbRGBrgbRGBrgbRGBrgbRGB 1.5倍に拡大(12ピクセル/36ドット) rgbrgBRGBrgbrgBRGBrgbrgBRGBrgbrgBRGB どうですか?これで幅がきれいに均等になりましたよね?でもこれだけだと、点灯しているピクセルの方が幅が狭くてRGBの数も不均等なため、さらに点灯・消灯の境目にあるドットをうっすら点灯させ、より自然に見せます。逆に境目を若干暗くすることもあります。こうしたドットの割り振り方と、境目のうっすら点灯の度合いとが見る人にマッチすれば、ぼけていないように見えます。CRTは特性上勝手にこうなっていたので、拡大縮小に強かったんですが、液晶やプラズマだと、工夫してその状態を作ってあげないといけなくなったわけです。
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- sanori
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一応、その道の元プロなんですが、 最大解像度以外でもぼやけないディスプレイとして、私が聞いたことがあるのは・・・ 例その1 解像度を落としたことによって余った画素に、両隣の画素の階調の平均(ぼやけ)を挿入する代わりに、単純に、どちらかの隣の画素と同じ階調を挿入する。 その結果、太さが同じであるべき線の太さが、ところどころ2倍になったりする。 つまり、文字の場合は、通常1つの文字の中では、どの線も太さが同じであるべきところ、2倍の太さになる箇所が出てくる。 文字だけでなく、表などの罫線も、本来一律であるべき太さが一律でなくなる。 写真画像もいびつになる。(人間の目の形がまともに見えない、など) (今、市場に出ている機種で存在するかどうかはわかりません。) 例その2 (ご質問に書かれていることですが) 特定のフォント(?)について、1つの文字の中の斜め線に関し、特殊な演算処理(?)をすることにより、「ぼかし」を挿入する。これにより、文字の線が滑らかに見える。 (記憶がおぼろげですが、たしか、だいぶ以前にシャープの機種でやっていたような・・・)
お礼
ご回答ありがとうございます。 ご指摘の方法だと、普通に使うには難がある様子。やはり大変難しい事なのですね。
- ZENO888
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恐らく、拡大せずに黒枠表示対応の事だと思いますけど。 (Dot By Dot機能)
お礼
ご回答ありがとうございます。 ご指摘の方法は、ひょっとして画面の中心に、指定した実際のドット数で表示され表示面の大きさが本来の表示範囲よりかなり狭くなってしまう、といった物でしょうか、、、。(三菱ディスプレイだと「リアル」というオプションの様な、、、)
お礼
詳しい説明をありがとうございます。 >ぼける・ぼけないというのは非常に主観的な~ 確かにその通りですね。以前は17インチで1024×768で使っていました。ソフトの小さいパレット類や文字部分で、画面のプロパティ→デザインやDPIの変更では全く変化しない物があるのでやむなくでしたが慣れてしまいボケは特に意識しませんでした。 しかし、その後 インターネット専用にもう1台パソコンを買い、電子式ディスプレイ分配器で1台のモニタを使用、そっちの方は推奨解像度にした途端、もう一方のパソコンの解像度では物凄くボケた印象になってしまい我慢できなくなってしまったのです。 今は1152×864にてアスペクト比を固定、シャープネスなど調整しそれだけ見ていればそこそこ見れるのですが、1280×1024を見た後で見るとボヤけた印象がかなり出てしまいます。 やはり、ぼやけるのは仕方のないことなのですね。