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水彩画のコツ
現在、「イラスト講座」で水彩画をやっています。 しかし、どうも巧く行きません。 「薄い色から着色する。」「ぼかしの方法は始めに水を塗り、色を濃く したい部分から塗りだす。」等資料には書いてあります。 一度試しにイラストを描いて塗っては見たものの巧く行きませんでし た。 「ぼかし」はまずまずだったのですが、「平塗り」がまったくダメで 「ぼかし」に近い感じになってしまいました。上手に「平塗り」する 方法はあるでしょうか? また色の調整も「白」を混ぜるか、「水」で濃淡を出すか迷います。 また用紙にも悩んでいます。 現在は余っている普通画用紙を使っていますが、水彩画に適している用 紙があるのなら紹介してもらえないでしょうか? 最後に、友人から「水彩クレヨン」をプレゼントされました・ 削って絵の具代わりにしていますが他に使用用途があるのなら教えて下 さい。
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ポスターカラーは、絵画用ほど顔料は吟味されていませんが、使い方はガッシュ(不透明水彩)と同じです。 (ポスターカラー) http://www.holbein-works.co.jp/0417.html (ガッシュ) http://www.holbein-works.co.jp/0416.html ポスターカラーもガッシュも あまり薄めずに、クリーム状の濃度で使います。 その為、顔料(色のもと)を紙に接着する成分(定着剤)の割合が少ないので薄めすぎては行けません。 平塗り?(均一な濃度でフラットに塗る事の意味でしょうか?)なら、薄めすぎると下地を隠す力(隠蔽力)も劣りムラになったりします。 ガッシュの場合は、暈したりするとき以外は、紙はあまり湿らさない方が良いと思います。 もし湿らせるのなら、通常よりも濃いめに絵の具を溶きます。 滲んでしまうのは、絵の具の濃度が薄いからです。 ガッシュは重ね塗りした場合に下の色が見えなくなります。 赤に黄色を重ねても黄色になります。(透明水彩はオレンジ色になります) 透明水彩は、水で充分薄めて使いますので、定着剤の割合がガッシュよりも多くなっています。 ガッシュと違い、水で充分(シャブシャブになるほど)に薄めても顔料が奇麗に伸びて分散する事は少ないです。 もし、透明水彩をやろうと思うなら、最低でも「ホルベインの透明水彩」か、 http://www.holbein-works.co.jp/0415.html 「W&Nのコッットマン」を使って下さい。 http://www.bonnycolart.co.jp/item/cat19/090/ コットマンなら、出来れば固形(ハーフパン)の方がいいです。 透明水彩はかなり薄めて使いますので、初心者だと、チューブではつい濃いめに造ってしまい濃度のコントロールが難しいので固形絵の具をお薦めします。 紙は、先にも述べた水彩紙(例えばワトソン)を使います。 水彩紙は、普通の紙と違い、発色を良くする為と適度な絵の具のしみ込みにする為、滲み止め(サイジング)処理がしてあります。 これを行なっていない紙(例えば和紙や安価な画用紙)では、薄く溶いた絵の具では、どんどん滲んでしまいます。 使用する筆も 水持ちがよく柔らかめのものを使用します。 nori1977さんは、滲み易い紙を使い、湿らせてさらに滲み易くし、しかも 普通はあまり薄めないポスターカラーを使ってしまったから、奇麗に平塗り?出来なかったのだと思いますよ。
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前の方々が、詳しく説明されているので、自らの体験談をこっそり書きます。 平塗りの何がダメか分りませんが、多くの面積をむらなく塗るということであれば、先に多少多めに色を溶いて、絵の具皿などにためておくことです。で、広い面積を平筆や大きめの筆で一気に塗ることです。 小さい筆でちまちまやってると、筆の跡が残りやすいです。 不透明水彩(ガッシュや、ポスターカラー)などは、ちょうどよい濃度にすれば透明水彩よりはむらなく塗ることがしやすいと思います。 白を混ぜるか、水を混ぜるかは自分がしたい表現方法と相談してください。どっちがいいということはありません。 用紙は、好みもありますので何でもいいです。 画材屋で相談して、実物を見ながら一枚一枚試してみたらいいですよ。 が、個人的には高い紙だと緊張してしまってうまく描けないので、安い紙を使います。 白象紙とか、モンヴァルとか。 まぁ、紙質にこだわるほどまだうまくないので…。 水彩色鉛筆やクレヨンは、削ってから絵の具にしなくても、描いたあとに水のついた筆でかるくなぞれば、水彩色鉛筆やクレヨンの独特のタッチが出るんじゃないでしょうか。 すこしクレヨンのタッチ残しつつ、タッチの半分が水彩っぽい見たいな。 私は、削って絵の具に代用するくらいなら、初めからチューブの絵の具使いますけど…。
- 1mon
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>「平塗り」がまったくダメで~ 平塗りが何を意味しているのか定かではないのですが透明水彩で「ムラなくぬる」といった意味でしたら綺麗な水で画面をぬらし、大き目の平筆で一気に塗っていくというのが一般的だと思います。 ただ、どの程度紙を濡らすのか、濡らした紙がどの程度乾いてから塗るのか、塗る絵の具の濃度は、などの条件で成功するかどうかが変わってくるのでここは経験しかありません。 (余りにもビチャビチャに濡れているうちに塗っても返ってムラになります) また、水分が多いほど紙が大きくたわみますのでその部分に絵具が集中してしまい、ムラになる事もあります。「水張り」を勧めていらっしゃる方がいるのも水張りしておけばある程度コントロールがしやすいためです。 >現在は余っている普通画用紙を使っていますが~ やはり、水彩用のものを使った方が良いですね。どれが使いやすいかは好みや技量にもよるので、画材屋へ言って1枚ずつ買ってみてはいかがでしょうか。 >最低でも「ホルベインの透明水彩」か~ 私もこのご意見に賛成です。講座では透明水彩使用の表記やブランドの勧めはなかったのでしょうか? わざわざ講座を受講なさるという事は かなり本気で水彩画をなさるおつもりだと思います。そうすると、学校での図工や美術の時間での感覚で行うと色々と困る事もあると考えます。 ANo.3さんオススメの画材は量販店や一般の文具屋で売っているような絵具に比べると高額に感じると思います。しかし、基本的に量販店などで売っている絵具や一般の学校で使う絵具はコストを抑えるために質を落としています。 ポスターカラーも一般的には商売などで大量に使う場合、また非常に大きな絵を描く場合などコストを抑えたい時に使う事が多いようです(ポスターカラーで芸術する人もいますけどね)。 量販店ではなく画材店に行って下さい。その時も出来れば「学生用」ではなく「専門家用」と書いたほうをご購入ください(そういった表記がある場合ですが)。学生用は顔料の種類など少し質をおさえて安くしています。 水彩画は油彩画などに比べれば低コストで出来ますし、透明水彩はかなり薄めて使用するので小さいチューブでも結構長く使えます。また、パレットに出した絵具を使い切らず乾いてしまっても濡らせば再び使えます。 世間一般では、ほとんどの人が水彩画を義務教育中にやっているので「安価」「簡単」と取られがちですが、アマチュア前提でも本格的にやろうと思えばそれなりにお金がかかり、又、水彩専用のメディウム等もありますので奥の深い物であります。 画材は「世界堂」が安いですよ。基本的には2割引きです。(お近くになければネット通販もあります。) http://webshop.sekaido.co.jp/catalog/default.php?osCsid=df376fa4381f81d1f19f24a0828183f4 「弘法 筆を選ばず」といいますが天才は別にして、画材の場合は有名メーカーであってもその商品の販売目的ゆえの質の劣る物や明らかにミスチョイスの物を使うと「いくら頑張ってもどうにもならない」場合がありますのでご注意ください。 一度、図書館に行って水彩関係の技法書をいくつか読んでみてはいかがでしょうか?受講されている講座を含めて「この技法書やDVDが一つあれば他はいらない」という物は まぁありません。 それに講座というのは大抵最低限の知識や技法を説明している物が多いと思います。ゆえに「こうすれば、この道具を使えばもっと良くなる、簡単に出来る」というものは余り載せないのではないでしょうか。 解説書のページ数やDVDの時間数の関係上しかたないとは思いますし、初心者に余り多くの情報を一気に与えての混乱を防ぐ目的もあるのでしょうが、複数の本なりDVDを見て少しずつでも知識を広げるようになさる事をお勧めします。 以上、ご参考までに。
お礼
丁寧なご回答有難うございます。 まずは、ポスターカラーを使い切るまで練習をしてみて、「まだ水彩絵を続けたい!」と意思がまだあるのなら奥深く研究しようと考えていま す。どちらかと言うと「水彩絵」って苦手な分野なんですよ。 「色鉛筆やクレヨン」と言った技法は得意分野なので、図書館や書店で 立ち読みして「を、これは!」と思うところは盗んでくるのですが。
講座というからには色々な技術については書いてあると思いますが、「水張り」はしてますか? 水彩画はかなり難しいものだと思います。 あの様々な変化を思い通りに一発で描くのには技術が手に染みこんでいないと難しいです。 私も日々修行中の身ですが、水をかなり含ませての描き方なので、「水張り」をオススメします。 勿論紙の限界はありますが、乗せてはティッシュや海綿で吸い取りの繰り返しで色々な事を試すことが出来ます。 なにより水の吸いがいいので綺麗ですよ。 「ぼかし」でやるでしょうが、描く前に紙に水をある程度ふくませますよね?そうした事も自在です。 少し手間ですが、油絵でキャンバスを張ったり下地を作ったりするよりはまだ楽ですよね。 それで色々な水加減をお試しになっていけばいいと思います。 参考までに。。。
お礼
正式には「水張り」をしないといけないのですが、添削用の場合は しなくても良いのだそうです。 ありがとうございました。
- watercolors
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使用している絵の具は、「透明水彩絵の具」ですか? それとも、「不透明水彩絵の具(ガッシュ)」ですか? イラストなら、ガッシュ+ケント紙という組み合わせが一般的だと思いますが、 水彩画となると、透明水彩+水彩紙(ワトソン紙が初心者には使い易いと思います)という組み合わせが一般的です。 絵の具を、どちらを使うかで溶き具合も全然違いますし、技法も違います。 ガッシュなら絵の具の濃度は適正濃度から変える事は少なく、明度、彩度の調整は、白を混ぜます。 透明水彩なら、水を加えて絵の具の濃度で調整します。白は殆ど使いません。(抜き辛いハイライトで使用する程度です) また、透明水彩では、紙は重要で専用紙を使用する事をお薦めします。
お礼
絵の具は「ぺんてる」の「ポスターカラー」を使っています。 イラスト講座での「水彩絵」なので多分難しい課題はないとは思うの ですが。DVDを見ても水で濃度を調整していたので「透明水彩」で しょう。 専用紙ですか・・・。ホームセンターを覗いてみます。 ありがとうございました。
お礼
なるほど・・・。 絵の具(顔料)もたくさんの特徴を持ったのがあるんですねぇ。 用紙と一緒にホームセンターで見てみます。 あくまでも「イラスト講座」の「水彩絵」なので恐らくセットでついて いるポスターカラー+αで十分なのでしょう。 けど、面白そうなので今後の為に覗いてみます。 課題提出の前にあと2回(うち1回は提出用の用紙で)練習するので、 店員さんと相談して用紙や顔料を決めていきたいと思います。