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福士加代子選手の症状

大阪国際女子マラソンで失速してしまった福士選手ですが、トラック競技であれだけ走れる選手であってもあのようになってしまうというのは、なにが原因なのでしょうか? 人間の体というのはどういうメカニズムがあって、長く走るとあのようになってしまうのでしょうか。

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  • pastorius
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回答No.2

あれはたぶん脱水じゃなくてハンガーノックです。ガソリン切れ。 プロのサイクルロードレース(自転車)なんかだと、4~6時間、200キロ以上走るのは普通だから、必ず途中で計画的な栄養補給をしないと走破できない(=体に備蓄してるエネルギーだけでは走破できない)というのは常識なんですが、2時間ちょいのフルマラソンだと走りきっちゃうみたいですね。 http://asadasekkotsu.cocolog-nifty.com/voice/2008/01/post_8138.html ハンガーノックは血糖値が極端に下がった状態です。 筋肉がちぢむためのエネルギー源(厳密にいうとエネルギーを発生させる物質を作るためのエネルギー源)には糖質と脂質と場合によってタンパク質があります。糖質は甘いものやゴハンなどの炭水化物、体内には筋肉や肝臓内に少量備蓄されてます。脂質は肉や魚の脂身、サラダ油など、体内には皮下脂肪や内臓脂肪として備蓄されてます。 タンパク質は筋肉など。運動せずに食事制限だけするとタンパク質が分解されて筋肉が細くなります。普通の生活では脂質や糖質が使われてます。 食べた物は胃腸で吸収されて血液に乗って全身に運ばれて、必要な場所(足とか)で消費されるんですが、糖質って使いやすいから脂質よりも先に消費されるんです。ところでこの糖質ですが、実は体内でいちばん大量に消費しているのが脳味噌で、脳は脂質やタンパク質をエネルギー源にすることができないんだそうです。優香があさごはんのススメなんてCMやってたりする。 http://www.maff.go.jp/j/soushoku/kakou/mezamasi/about2.html それで、マラソンとかサイクルロードレースとかトライアスロンのような、比較的長時間でエネルギーを大量消費するスポーツでエネルギー補給が確りできていないと、血液中の糖質の割合である血糖値が低くなって、脳が働かなくなってしまう。足の筋肉が引きつってるんじゃなくて、頭がフラフラになるんです。 私はやったことありませんが、無補給で3時間ぐらいサイクリングしたら体験できるらしいです。羊羹やドラ焼きのような甘い物を食べて30分ぐらい休憩すれば回復するそうです。

futabamama
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 ここの使い方が良くわからず自分の質問が見つからなくなってしまい、お返事が遅れて申し訳ありませんでした。 かなり以前に、有森裕子さんが「走る」ことについての人間の体のメカニズムをとてもわかりやすく解説しているのを聞いたことがあり、耳で聞いただけでは詳しいことをすぐに忘れてしまったのでもう一度、ちゃんと知りたいと思っていました。 今回、pastoriusさんのこの回答で、改めてきちんと理解することができました、本当にありがとうございました。

その他の回答 (3)

  • sukelock
  • ベストアンサー率17% (79/440)
回答No.4

#2の方のおっしゃるように、ハンガーノックだと思います。 私もフルマラソンを走りますが、4時間以上かかってしまうのです。 そうすると3時間以降は、事前に食べたものだけではもたないのです。 貧乏なときに水ばっかり呑んでも満腹にならないのと同じで、燃料切れ になると、水分だけではどうにもならないです。 福士選手は私も大好きな選手の一人ですが、今回は練習方法に無理が あったと思います。マラソンの35キロ以降は、そこだけ取り出して 練習するわけにはいかないですから、40キロ以上の練習をこなして 臨むべきだったと思いますね。

futabamama
質問者

お礼

回答ありがとうございました。お礼が送れて申し訳ありません。 長く走ると自分の体の調子がどう変化するのか、もっと若ければ自分で体験してみたかったと思います。 そして、準備と計算がうまくいって、うまく走りきれたときの達成感はどれほどのものだろうと想像すると、マラソンを走ることのおもしろさがわかるような気がします。

  • ADATARA
  • ベストアンサー率43% (583/1345)
回答No.3

こんにちは! ご本人が、よく見えなかったとか最後のほうは覚えていないと言っているのは脱水のせいでしょう。 足が動かないのは、グリコーゲンの枯渇です。いわゆる燃料切れです。クルマにたとえればガス欠です。手とか顔とか上半身は案外、元気だったでしょ。 蛇行しているときは完全な脱水症ですが、そこまではなかったようです。 私もフルを走りますが、39キロ過ぎから急激にペースダウンし、足の動きがスローモーションになった経験があります。ちなみに「魔の38キロ地点」というマラソンランナーへの戒めの言葉もあります。対策としては、練習を4ヶ月計画として、40キロ走をゆっくり2回くらい走っとくと、ガソリンタンクが大きくなるので、なんとかゴールまで持ちます。私の経験では3回やっとくと30キロ過ぎから逆にスパートかけられます。  ダイハツ陸上部では70キロ走も取り入れています。  100キロマラソンも出たことありますが、これはペースを落として、体脂肪をよく燃やして、さらにエイドで食べ物ろ補給してグリコーゲンが枯渇しないようにして走ります。  40キロ走をしたなった責任はコーチにありますが、最後まで走ってゴールし、一応、サブスリーの記録になったので、今後のリベンジが楽しみです。でも、明るい選手ですね。ワコールの企業イメージにも好感が持てました。

futabamama
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。お礼が送れて申し訳ありません。 マラソンを見るたびに、すごいなあ、と思うのと同時になんでこんなに走れるんだろう、走れる人と走れない人の違いは何なんだろう、と思うのです。 人間は決して、気力や根性で走れるわけではないんですよね。自分でも体験してみたいけど残念ながら歳が・・・(汗)若い頃にマラソンのおもしろさを知っていたら絶対やってみていたと思います。 福士選手の明るさは、見てるほうにも救いになりますね。きっと実際は気遣いの人なんだろうなあ、と思いました。

  • yoshi170
  • ベストアンサー率36% (1071/2934)
回答No.1

脱水症状ですね。 的確な水分補給ができていれば大丈夫なのですが、いかんせん初マラソン(練習でも40km連続走未経験)でしたから、そこらへんの緻密な計算ができていなかったのでしょう。

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