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治療をしないと…
母は肺がんで1年前にピンポイント放射線治療を受けましたが、ここに来てCEAが上昇してきました。高齢の為、その他の治療は受けてません。抗がん剤などで1.2ヶ月命が延びるよりこのままがいいとの判断からでした。しかし、この頃体調が悪く何かしてあげられないのかと思います。何もせずにこのままだとCEAはどんどん上昇するのでしょうか。余命はどのくらいでしょうか。CEAは36.5(基準値5・0)です。何かいい方法等あったら教えてください。
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母上様の大変厳しい肺癌の病態とあなたのご心痛をお察しいたします。 さて、肺癌は「小細胞肺癌」と「非小細胞肺癌」に二分され、さらに非小細胞肺癌は「扁平上皮癌」「腺癌」「大細胞癌」に分類されます。それらと伴に母上様の肺癌に対する詳細な臨床所見(TNM分類)と病理所見(組織型と分化度)がお判りなれば、皆様からさらなる有益な治療情報が投稿されるかと思われますが……。 >CEAが上昇してきました いわゆる腫瘍マーカー値は肺癌の進行を示す指針となりえますが、実際の肺癌の進行に対する診断はCTなどの画像所見により確定されます。 そして、抗癌剤治療を受けるか否かの決断は、母上様の意志が何よりも最優先されます。しかし、現実的には母上様が抗癌剤治療の是非を判断することは無理と思われますので、母上様の病態を熟知されている主治医の判断が最優先されるのではないでしょうか。が、何も治療しないという主治医の方針には、ご家族としてやるせなさを感じられるのは尤もなことと思います。さらに、抗癌剤治療の是非を検討することは無論のこと、現在は母上様の肺癌進行に伴う呼吸困難などの合併症に対する治療が何よりも優先されると思います。 そこで、母上様の肺癌の臨床所見と病理所見が詳細に記された紹介状(診療情報提供書)と伴に、CT画像データや基礎体力を示すデータを主治医から借り受けて、他の専門医からセカンドオピニオンを受けるのも良いでしょう。また、今日ではウエブ上で無料セカンドオピニオンを受けられるサイトも存在しますので、ご相談するのも良いかもしれません。 ■がんのWeb相談室 http://2nd-opinion.eee.ne.jp/ ■がん患者のあきらめない診察室 http://2nd-opinion.jp/index2.htm 今日では、母上様の肺癌に対して抗癌剤が効くか効かないかを判定可能な「抗癌剤感受性試験」を実施している病院もあります。そこで、母上様の肺癌に対して「抗癌剤感受性試験」が実施されたか否かを主治医にご確認してみてください。もし主治医が母上様の肺癌は「抗癌剤感受性試験」で陰性=効かないと判定されたならば、抗癌剤治療は母上様を徒に副作用で苦しめるだけで有害無益と言えます。しかし、「抗癌剤感受性試験」が実施されていなかった場合には、「抗癌剤感受性試験」を受けた上で、抗癌癌治療を受ける是非をセカンドオピニオンすることが肝要かと思います。 ■抗がん剤感受性検査の概要 抗がん剤感受性検査で用いるがん細胞は、生検や手術で摘出された腫瘍組織から酵素などで分離された細胞を用います。がんに効くとされる数種類のそれぞれの抗がん剤とがん細胞を一緒に培養し、48時間後にがん細胞が死滅しているかどうかを見て判定します。 がん細胞を死滅させた抗がん剤は『陽性』とし、感受性が高いと判断します。逆に、がん細胞を死滅させられなかった抗がん剤は『陰性』とし、感受性が認められないと判断します。 どちらにしましても、母上様に良いと思われる判断をあなたがなされた上で、あなたが出来る範囲で母上様を支えてあげてください。尚、肺癌の治療に関しては以下のサイトをご参照ください。
お礼
ありがとうございます。 こんなに詳しく丁寧に教えて頂きうれしく思っています。 今は母の為に何が出来るか考えたいと思っています。