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雛人形の島津と大橋弌峰さん、どちらが価値がある?
- 昨年産まれた子供のために、私の両親が雛人形を買ってくれるのですが、京人形の親王飾りで、人形の質の良いものを希望しています。
- 京都にある人形の島津で買うか?それか、大橋弌峰さんの作った人形を小売店で買うか?で迷っています。どちらのほうが、価値がありますか??
- 島津というのは有名なのでしょうか?母は知っているのですが、私は聞いた事はなくて…。大橋弌峰さんも有名な方ですが、小売店で買うものは大量生産だったりするのか?ちょっと心配です。なにか、ご存知の方がいらっしゃたら教えて欲しいです。
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はじめに、雛人形には”お子様との思い出作りのためのお道具”としての価値しかありませんのであしからず^^; さて、双方の人形の違いですが、一見しただけでもだいぶ形が違うので、パンフレットを見比べると自ずと好みが出ると思います。弌峰さんの雛のほうが直線的でカチっとした印象を持たれるかと。姫の袖部分の美しい(蛤袖)が有名です。 一方、島津の人形は柔らかい印象を受けます。この違いが一番分かりやすいかと‥ Mimiusai様が仰る、着物の着せ方の良し悪しはとても説明が難しいのです。簡単に申しますと、究極には人間が装束を纏った状態をそのままミニチュア化すればそれがパーフェクトな人形なわけですが、縮尺は小さく出来ても、衣装の布の厚さを何分の1にするのは不可能なため、そのままではゴワゴワな着膨れ人形になってしまいます。そこでどこかを上手く省略して本物の衣装を着ているように見せかけているわけです。このやり方が作家によって違い、値段でも違う場合があります。 人形の値段は衣装やついている頭(かしら)の価格もありますが、どれだけ手間ひまかけて作り上げているかによります。あえて言えばそこに“価値”があるといってもいいと思います。布の織り方や柄は、大橋弌峰も島津も仕入れ先はさして変わりませんので値段次第です。(頭も同じです。) 縫製の丁寧さなどは見極めるポイントが多数あります。実際人形を手にして説明しないと分からないことが多いので書き連ねることは避けますが、どちらが丁寧に作っているかと問われれば島津です。数を作るために質を犠牲にしているとまでは言いませんが、たくさん出回っている作家の人形はやはり???という直感は当たりです。が、大差ないといってしまえばそれまでなので、人形が持っている風情のお好きな方を選べば?というのが実のところなのです。個人的な好みなら大橋弌峰の方が綺麗だと思いますし、世間の評価もそうなので、これほどまでにあちこちに出回り、生産数も多いのだと思います。 また、アフターサービスについてはどちらも存じません。