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風邪と抗生剤。このスタンスで処方をお願いすれば間違いないですか?
風邪症状を訴える子供を病院に連れて行くと、たいてい抗生剤を処方されます。抗生剤が効くのは細菌性の病気だけのはずですが、症状を引き起こしているのがウィルスなのか、細菌なのかを正確に見分けることが難しいので、「念のため」とか「とりあえず」処方されるようです。 抗生剤が副作用の無い万能薬ならそれも構わないのですが、無論そんなことはないし、耐性菌の問題もあります。これまでは独断で服用を控えていた(実は抗生剤だけでなく、解熱剤や鼻水、咳止めなどのお薬も、よほどのことが無い限り飲ませたことがありません)のですが、今後は多少やっかいな患者だと思われても、「念のため」とか「とりあえず」ではなく、きちんとした診断のもとに処方されたお薬だけを受け取り、服用させるようにしたいと思います。 そこで、自分なりに考えて、今後は以下のようなスタンスで診察を受けるようにしようと思うのですが、間違いや不足の点がありましたら、アドバイスをいただけないでしょうか? ・素人では見逃してしまうような、重大な病気につながる症状が出ていないかを確認する意味でも、子供が体調を崩したらすぐ、また症状が変わるたびにかかりつけ医にみせる ・その際、面倒でも毎回、迅速血液検査をしてもらい、白血球とCRPを調べてもらう ・白血球が正常(もしくは減少傾向)で、CRPが陰性であれば、ウィルス感染と考えて抗生剤は断り、子供が苦しさのあまり眠れない時だけ、その症状を緩和する薬を出してもらう ただ、白血球、CRPともに、細菌感染であればすぐに(風邪症状の発現とともに)数値が上昇するのかどうかが心配です。インフルエンザなどは、発症してから12時間以上経たないと、迅速検査キットで正確な結果が出ないようですので、細菌感染の場合の白血球、CRPがそれと似たような状況にあるのなら、受診するタイミングも重要になってきます。 いちばん安全で、無駄のない受診の方法をさぐっていきたいです。よろしくお願いいたします。
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小児科医ではありませんが、先月まで研修で小児科にいました。 satocohさんは一般の方だと思いますが(それとも医療関係者かな?)、しっかりと調べてありますね。 細菌性、ウイルス性、抗生剤・・・内容についてはほぼ間違いないです。 (敢えて言うなら、あとはマイコプラズマ・クラミジアの話くらいでしょうか) ですので、あとは考え方中心の話になります。 あくまで私のスタンスですが、私も抗生剤をむやみに出すのは好きではないので、2~3日の咳・鼻水などでは、特徴的な咳や口腔所見がない限り、まず抗生剤は出しません。 しかしそんな私でも「○○が流行している」「季節的に・・・」「辛そうだしひょっとしたら・・・」などの理由で抗生剤を処方することはあります。 あと文章を読んでいて気になったのが、『血液検査』のことです。 確かに血液検査をすれば、少なくとも診断の精度はあがります。 しかし子供は自己判断で採血を了承するわけではありませんし、針を刺すというのは逆に感染や合併症の危険もあります。 何より、痛い!辛い! 同じような考え方で、ウイルス性に対し症状を抑える薬を使うのは悪いことではないと思います。 (これは主観や海外の動向からも、色々な考え方がありますが) 医者にとっては血液検査は、色々な情報を得れるし、なにより『楽』なのですが、私は出来るだけしないように心がけています。 (血液検査をする際の判断材料は、敢えて言うなら『熱』です) 結局はむやみに抗生剤を出すわけではなく、必要なときに適切に、そして信頼のおけるかかりつけ医を探すのが一番大切だと思います。 その上で、体調や症状の変化を敏感に感じ、早期に受診するのはとても良いことだと思います。 ちなみにWBCは早期(数時間)にあがりますが、CRPは大体1日くらいかかります。 長文、失礼しました。
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Jagar39です。果てがありませんし平行線を辿っているポイントも多いので、これで最後くらいにしましょう。 水痘ワクチンの効果判定の話については、まだ多少の疑問もありますし辻褄が合わないように感じるところもあるのですが、別にこれが質問の本質ではないので「それで良いのでは」と言うしかありませんね。 というより、そのEIAで検査を受けた過程で、研究者の話を聞き何軒かの病因に相談して結果の判定も自分も理解した状態で受けた、ということが大切でしょう。 それが私が繰り返し言っている「医者と患者が協同した意志決定」ということなのですが。 この例ではたまたま最初にCFをした医師、詳細な知見を持っている研究者、EIAを実施して効果判定をした医師が全て別人だったわけですが、患者側の問いかけと医師側の見解を相互にやりとりして、その結果双方が納得して"ツール"を決めた、ということです。 これが最初のCFしか知らない医師に、「EIAでやってください」とだけ言って(質問者さんも研究者から勉強する前の知識で)、同じ結果になったと思います? 血液は同じですから、仮にEIAをやってもらっても出てくる数値は同じでしょうけど、きちんと読んでもらって質問者さんも納得できたでしょうか。 ツール、すなわち検査方法を決める、という単純なことでも、それには広範な専門知識が必要となる場合が多々あります。一般にその知識を有するのは医者で、患者にはその知識はないのが普通です。 そこで医者は患者にその選択をするのに必要な情報を説明し、両者が同じ現状認識に立った上で、双方の合意のもとに「決定」するのがベストなのでは。 いきなり「血液検査をしてくれ」とか「レントゲンを撮ってくれ」というのは、その「共通認識に立つ」ために必要な過程をすっ飛ばしているのです。 患者側に医者と同レベルの知識があれば、短時間のやりとりで共通認識を持てるかもしれませんが(質問者さんのEIAの件はこれに近いということ)、たいていは偏った大雑把な、しかも非常にしばしば間違った知識でその"指図"をするわけで、医者側は、その患者の指図の根拠のどこがどう間違っているのか、どこが自分の方針と食い違っているのかを探らなければなりません。それを修正して初めて最初から共通認識に立つための作業ができる。 水痘ワクチンの効果の件では非常に勉強された質問者さんも、失礼ながらこの最初の質問文は典型的な「生半可な勉強しかしていない小賢しい素人」に過ぎません。 ・血液検査をしましょう、というツールを選択する時点で既に「勉強が必要」な専門分野の仕事、なんです。 ・患者側も協同して決定していくためには、患者にも「勉強」が必要です。 ・その勉強をするには、「今目の前にいる医者」が最も適した先生です。 ・ですから、その先生に勉強させてもらいながら、協同で「決定」をするのがベストなのでは? ・だったらその先生にいきなり「○×してくれ」と「勉強」を飛ばした依頼をするのは、「参加」ではなく「指図」になる場合が多いのでは? ちなみにもっと勉強していくと、1つの事項に必ずしも答えは1つではないことを知ります。 「定説」になっていることも多々ありますが、例えば水痘の抗体価にしても、別の研究者が違う見解を持っている可能性もあります。 ということになれば、「○×の検査をする」というツール決定や治療法の選択にしても、それは「正しい解答」ではなく、その医者の価値観や考え方や経験によって、医者によって判断が違うことも非常に多いのです。 となれば、患者側が「○×して欲しい」という希望が医者の判断や価値観と食い違っていれば、それはもっとベーシックなところで医者と議論しないと、患者の知識が間違っているのか医者の価値観とずれているのか、すりあわせた上で「意志決定」しなければならないでしょう。 よほどのヤブでない限り、そこで医師が患者側の希望と異なる見解を持っていたとしても、それはその医師のそれまでの経験や専門家としての価値観によるものなので、そこにいきなり前段階を省略して「○×してくれ」というのは、失礼になるのではないですか? >患者に具体的に希望を伝えられるような医師も不適格 というのは、素人に簡単に指摘されるような基本的なところを見落としていれば、それはただのヤブ、という意味です。 もし仮に「1年後の水痘ワクチン効果の判定にCFは感度が低すぎて使えない」のが"常識的"なことであれば(そうではなかったようですが)、その依頼をされて深く考えずにCFでやってしまう医者は「ヤブ」ということです。 また、前の回答で例を出しましたが、自分が獣医師で病気の家畜との接触も多く、ヒトとは"ちょっと違う"病原体の感染を受けている可能性がある、ということを稟告で詳細に伝えていたにも拘わらず、分離菌の薬感をしなかった医者も然りです。(ちなみに薬感成績の読み方を知らない耳鼻科の医者がこの世にいるとは思えないので、あの処方は100%"故意に"だと思ってます) で、そういうヤブには、最初からコミュニケーションを取って共通認識に立った上で意志決定するプロセスなど期待できませんし、「指図」するとプライドを傷つけるだけかもしれませんし、よしんば「指図」どおりやってもらったところで、その結果の読み方も期待できないですよね。 ということは、自分で判断できるのならまだしも、そうでない場合は「医者を替える」のが唯一の有効な手段だという意味です。 「失礼」云々については、対人関係一般の話ですから、もう何も言いません。 ただ、例の水痘ワクチンの件については、私は最初の医者にも研究者にも次の医者にも失礼なことをされた、とは思いませんが、最初の質問文は医師全般に対して著しく礼を欠いている、と思います。 それは特殊な対人技術ではなく、対人一般にも通じる話なので「人として普通」と書いた次第です。 というわけでたいへん長文になり失礼しました。 これでこの件については終了としたいと思います。
お礼
・・・誤解を招いたのなら申し訳ありませんが、私は診察室のイスに腰掛けて、いきなり「風邪ひいた」「血液検査をしてくれ」「レントゲンを撮ってくれ」と言い放つわけではありませんよ(笑) 一通りの診察が終わると、医師は何がしか結論めいたことを言いますね。それを受けて、何か思うことがあれば、そのまま言ってみるだけです。もちろん敬語を用いて、です。(受診前に希望の検査方法を伝えた水痘の抗体検査の一件は、例外です。) >よほどのヤブでない限り、そこで医師が患者側の希望と異なる見解を持っていたとしても、それはその医師のそれまでの経験や専門家としての価値観によるものなので、そこにいきなり前段階を省略して「○×してくれ」というのは、失礼になるのではないですか? そうでしょうか。答えが一つでないような、どれも間違いとも言えないようなことなら尚のこと、最終決定権を握っているのは、実際に検査や治療を受け、その費用を負担する患者でしょう。 だとすれば、患者が医師とは異なる見解を持っていて、それをそのまま主張したとして、何の問題があるでしょう。「してくれ」という言葉遣いには問題を感じますが、「してほしい」と伝えることじたいは、何ら失礼にはあたらないと思います。 むしろ、患者から自分と違う意見、希望を提示されただけで、自分の経験や価値観を「否定された!」と騒ぐ医者(そういう人が本当にいるのなら、ですが)は、医者としてどうこう以前に、ソーシャルスキルが低すぎる気がします。 >・患者側も協同して決定していくためには、患者にも「勉強」が必要です。 >・その勉強をするには、「今目の前にいる医者」が最も適した先生です。 確かに患者の側も病気について勉強する必要があるとは思いますが、医師と患者が先生と生徒という関係におさまる必要はないでしょうし、相当の知識が身に着くまで、生徒である患者は自分の検査や治療について意見するのを慎むべきとも思いません。 Jagar39さんは獣医とのことですので、私がこのうなスタンスの患者でいても、ご迷惑をおかけすることはきっとないと思いますので、このへんでご容赦ください。
補足
えー・・・何と言えばいいのか。私のためにわざわざ貴重な時間を割いていただき、恐縮です。 >もし仮に「1年後の水痘ワクチン効果の判定にCFは感度が低すぎて使えない」のが"常識的"なことであれば(そうではなかったようですが) 研究者によれば、「常識的なこと」だそうです。医師の間でどうなのかは、私は知りません。が、少し調べただけで、CF法は「最近感染があった(ワクチンを接種して一定の抗体を獲得した)ことを診断するのには向くが、感染後(ワクチン接種後)長期間経ってからの抗体の検査には適さない」ことくらいは私でも理解できました。 ↓にも、水痘ワクチン接種後の抗体を検査するのにCF法を用いられたうえに「無効」と診断され、別方法での検査をすすめられている例があります。ワクチン接種後6ヶ月ですでに陰性のようです。(まあ、本当に効果がなかった可能性も否定できませんが) http://idsc.nih.go.jp/vaccine/cQA002.html 水痘ではないですが、麻疹の大流行を受けて、「抗体を持っているか調べたい」という患者の需要が高まっているようですが、感染症学会も「CF法は選ばないように」「値段が高くてもEIA法を」と勧告しているとのことですので、医師ならそれくらい当然知っていてもらいたいものですし、仮に詳しくないのなら、「詳しく知らない」という自覚くらいは持っていて、事前にそう断ってもらいたいです。 >これが最初のCFしか知らない医師に、「EIAでやってください」とだけ言って(質問者さんも研究者から勉強する前の知識で)、同じ結果になったと思います?血液は同じですから、仮にEIAをやってもらっても出てくる数値は同じでしょうけど、きちんと読んでもらって質問者さんも納得できたでしょうか。 結論から言えば、100パーセント、納得していたでしょう。私は何も特別なことを求めていたわけではないからです。 私は過去に水痘にかかった自覚がなかったのでワクチンを接種しました。水痘ワクチンの抗体陽性率は9割を超えていたので、安心していましたが、1年後、明らかに水痘患者と接触したことが分かると、にわかに不安になってしまいました。 それで、ちょうど別の抗体を調べる機会があったので、水痘も調べてもらおうと思うに至りました。まあ、調べたところで今さらどうしようもなかったのですが、一定の抗体が確認できれば安心材料にはなるからです。(一定の抗体が確認できても、罹患する可能性が以前として残ることは知っていますが、それでも無いよりは安心できますから)ただそれだけです。 しかし、CF法で検査をした医師は、結果を見て、「ワクチンの効果は全くありませんでした」「水痘患者と接触したのなら、感染の可能性がきわめて高い」と言ったのです。 この時点で、せめて「値段が安いからCF法にしたが、この数字が小さいからといって、免疫が無いというわけではない」「正確をきすなら、もっと感度の高い検査か、皮内テストなどを併用しましょう」とでも言ってもらえていれば、いくらか納得できたことでしょうが・・・。
- oliviaph
- ベストアンサー率25% (2/8)
先日、感染症関連の勉強会に行ってきた時、専門の先生は 「あえてCRPや白血球数をあてにしないようにしている」と言っておりました。 前の方も書いていらっしゃいましたが、血液検査データは直ぐには出ないことが多いし、血を採れば感染症の起炎菌が分かるわけでもない。 抗菌薬の選択には、上手に検体が採れればグラム染色が一番早いと思いますが、小児科の風邪外来でいちいちグラム染色するほどスタッフもいないでしょうし。 やっぱり、医師と良い関係を築くには、丁寧に質問をするほうがいいと思います。 少なくとも、先生方は私たち素人よりも沢山の症例を診てきているので、そんなに間違ってはいないのではないでしょうか。 目の前の患者さんの状態から考えられる疾患を、最悪な疾患から順番にきちんと問診や必要時は検査をしながら削除してくれているはず。 それでも自分の知識と合わないことがあれば、私は素直に 「こんな話も聞いたことがあるのですが、それについては大丈夫ですか?」とか 「抗菌薬は必要が無いという話をよく耳にするのですが、今回は飲む必要があるのですか?」など 納得するまで質問をするようにしています。 先生方は、ちゃんと理由もつけて説明してくれます。 質問者さんは、いろいろなことをしっかりと調べられているので、 根拠とともに質問をすれば、ちゃんと答えてくれるのではないでしょうか。 それが、「気を遣う」という表現になるのならば、気を遣った方がいいのかも。 小児科の先生は特に忙しそうなので。 私の知っている先生方は、人間離れした生活にならざるを得ない方々ばかりですから、気を遣って良好な関係になり、納得できる医療が受けられるのなら、それでいいのかなと思います。
お礼
(続きです)また、どんな医師に対しても納得いくまで説明を求めて、その回答を得ていれば間違いないでしょうし、それが叶うなら、理想のかかりつけ医をさがして彷徨う必要もなくなるでしょう。でも、状況がそれを許さない場合もありませんか? たとえば現在まで何十年にもわたって乳幼児に解熱剤としてアスピリンを処方し続けているおじいちゃん医師(近所に実在します)に、素人の私がいちいち「なるべく解熱剤は使わない、やむなく使う場合はアセトアミノフェンを選択するよう厚生労働省が呼びかけていたと思うのですが、どうしてたいした熱でもないのに解熱剤、しかもあえてアスピリンを処方されるんですか?」などと、その根拠を問うことは時間の無駄です。 私にとっては「おじいちゃん医師の信条(あるのか、単に通達を知らないだけなのか私は知る由もありませんが)<厚生労働省」なので、「解熱剤なら、○日前によその病院でいただいた○○が残っているので要りません」と言うだけです。そして、このおじいちゃん医師をただ1人のかかりつけ医と決めて全信頼を寄せることをひっそりと諦めます(笑) 小児科に限らずお医者さんはお忙しいでしょうから、希望があれば持って回った言い方をしないで簡潔に伝える、それに対する医師の見解には当然耳を傾ける、そのうえで無駄な論争はしない、というのが私なりの気の遣いようです。 「あえてCRPや白血球数をあてにしないようにしている」とのご意見、参考になりました。
補足
なんだか誤解を受けている気がしないでもないのですが・・・ 私は相手が医師だろうと整備士だろうと道行く幼児だろうと、何か提案したり話し合ったりする時は、丁寧すぎるほど丁寧に接しています。間違ってもケンカを売りに行っているわけではないので(笑) ただ、「血液検査をしてほしいな」と感じている時に、あえて「血液検査」という単語を隠して「もっと詳しい検査をしてもらえませんか?」という持って回った言い方をしないだけのことです。 血液検査が的外れならそう言ってもらえば済む話だし、有益であればさっさと検査してもらえるでしょう。もちろん、根拠を質問すれば、たいていの医師が気分を害すことなく、何らかの回答を示してくれると信じてもいます。この点、oliviaphさんにまったく同感です。 あくまで、「素人が『血液検査をしてほしい』等、希望を具体的に伝えることじたい不適切」「素人ごときに具体的な希望を伝えられた医師の多くは気分を害す」というご指摘を受けたように思ったので、そうではないのでは?と反論していただけのことです。ご理解いただけるでしょうか。
私はウイルスは専門なのですが獣医師なのでヒトのウイルスはさほど詳しくありません。基礎的なウイルス学的な知識はともかく、各論はまたそれぞれですから。 >私は、その「選択」に、患者が参加する権利もあると思っているのです。 もちろん私も最初の回答からそのように言ってます。 ただ、メカニックが「ミッションだ」と言っている時に、「エンジンじゃないの?」と言えば良いだけじゃないか、と言ってるわけです。 それだと、「いや、私はこういう理由でミッションだと思ってます」とか、「ああ、その可能性もありますね。じゃ、念のためエンジン下ろしてみますか」みたいにスムースにコミュニケーションが取れるわけで。 それを突然、「エンジン下ろしてください」と言われたら、メカニックに失礼でしょう、ということです。 質問者さんの水痘の例ですが、この結果(最終的に抗体があって良かったね)が適切かどうかは、私にはまだ判断できません。判断するにはいくつかの情報(データ)が不足しています。 1.ワクチン接種後1年でCFで検査することは不適切か? CFよりEIAの方が感度が高いのは一般常識ですが、ワクチン接種後1年でCFの検出限界以下まで抗体価が低下するのは珍しくないことなのでしょうか。 私がこの数時間で調べた限り、「ワクチン接種対象」つまり抗体陰性の人を抽出するにはEIAが一般的に用いられていて、「CFでは不適」と言っている人もいます。でも、これはワクチン接種1年後の人を「抗体ちゃんとテイクしてる?」ことを調べる検査法、と同義ではないですから。 つまり、ワクチン接種後の抗体価の半減期のデータを見たい。 ワクチン接種後1年では、大半の人がCFで検出できる程度の抗体を持っているのであれば、最初のCFは間違ってないことになります。 (臨床医がそこまで知っている可能性はあまり高くないですが) 2.感染防御にはどのくらいの抗体価が必要? 抗体陽性=感染防御OK!ではないですから、特に感度が高い検査法で抗体陽性の場合は、「抗体陽性でも感染防御はできないかもしれない」領域があります。 その医者、その抗体価を知っていてちゃんと説明を受けましたか? まあ、「感染防御できるほど高くはないけれど、生ワクチン接種してもブレイクされてしまう」領域の抗体価もあり得ますから、単純に「抗体がありました」という問題ではない場合もあると思います。 これらの疑問は、googleあたりで検索してもなかなか出てこないです。英語の原著論文を引いてこないとそういうデータは出てこないでしょう。 とりあえず最も参考になりそうな以下の2サイトを読んだ限りでは、やはり質問者さんの抗体価は少なくとも平均よりは低い気はします。 というか、plaza.umin.ac.jpの方のサイトのpdfファイルの3ページ、4のグラフを見る限り、「CFで陰性なら1年前のワクチンは効いてなかったね」という判断も、それなりにありな気はしてきます。 最終的にはEIAの結果でないと判断できないのは確かなのですが、そもそも、もしも「ワクチンが効いていたらたった1年でCF検出限界以下になることなんてほとんどない」という知識か経験をその医者が持っていたら、ということですよね。それなら安いCFの方が良いと判断したのかもしれません。 もしくは単なるヤブだったか、です。 ま、上の1と2が判らない限り、私にはどちらとも言えませんが。 で、2回目のEIAの検査結果にしても、結果のEIA値、その値が水痘の感染防御に有効な値なのか、は説明を受けましたか? もしそもそも単なるヤブだった場合、このEIAの成績も読み損ねている可能性だってありますよ。 なので「EIAでお願いします」という言い方より、「CFでは感度が低いのではないですか?」という聞き方の方が良いのです。 「ワクチン接種して1年だとほとんどの人がCFで検出できますから」という説明をしてもらえるかもしれないし、訳のわからないことを言いだしたら「この医者はヤブ」という判断ができます。 もし前者の先生がいろいろなことを理解した上でCFを選択したのであれば、「EIAでお願いします」と言うのは失礼だとは思いませんかね?そしてもしヤブだった場合、EIAをしてもらっても、結局よくわからない結果に終わったりする可能性があります。 他の病気についても然りです。 いきなり「指図」するのは失礼なだけでなく、その手前の議論が十分にできなくなります。つまり「CFでは感度が低いのでは?」とか「肺炎を起こしている可能性はないのですか?」といった議論です。 それで相談した結果、 「血液検査してもたいしたことは判らないかもしれませんよ」 「それでもお願いします」 というやりとりなら良いんですよ。これがまさに「医者と患者が協同して意志決定にあたる」あり方でしょう。 ヒトのウイルス病には詳しくなくても、ウイルスの抗体検査方法とその読み方については、私はまさに「プロ」なのですが、補足での質問者さんの水痘ウイルス抗体検査の件が、「意志決定に関与して良かった例」なのか「単に見当違いの指図をした」例なのか、私にはまだ判断できません。 ま、引用URLのグラフを見る限りでは、「ワクチン接種して1年の状態でCF陰性なら、ワクチン効いてないって判断して良いんじゃないかな?」とは思いますが。それも確証じゃないですが。 http://www.kansensho.or.jp/sisetunai/kosyu/pdf/q006.pdf http://plaza.umin.ac.jp/~takaragi/wakutinmeyasu20070604.pdf 別に責めているわけではないのですが、どのみち多少無茶だったり失礼な患者でも、その対応に違いがあってはならないのが医者という職業ですし。 ただ、聞き方や言い方一つで、医者からはもっと多くのことを引き出せるはず、くらいの意味合いに捉えておいて頂ければと思います。
お礼
またまたご意見ありがとうございます。 私は、Jagar39さんのご意見のなかに、「どんなにへりくだった言い方をしてもそれは指図でしょう」「そもそも素人に指摘されるような医者は誠実であってもただの『ヤブ』」というくだりがあったので、言い方の問題ではなく、そもそも素人ごときが「レントゲン」だの「血液検査」だのと具体的に医師に希望を伝えることが不適切、患者に具体的に希望を伝えられるような医師も不適格、とおっしゃっているように思えたので、それは違うのでは?と言いたかっただけなのです。 水痘の抗体価の読み取りに関しては、公的機関や身近な医療機関に何度も何度も問い合わせたのですが、「分からない」もしくは「素人相手に説明できない」と門前払いをくらうばかりだったので、水痘ワクチンに関する論文執筆者の中から自分の居住地に近い方を割り出し、直接尋ねました。 その方(ちなみにワクチン製造会社所属の方ではありません)によれば、ワクチン接種後1年も経過していれば、たとえ「感染を防げる程度の」抗体を獲得していても、CF法で陽性と出ることは稀、むしろ陰性と出て何の不思議もないとのことでした。 また、EIA法陽性という結果のみで、確実に「感染を防げる程度の」抗体を獲得していると判断することはできないことは分かっています。が、費用や時間のこともありますし、過去のデータに照らして、「(もちろん例外は起こり得るけれども)これくらいならまず大丈夫と言えるのではないか」というラインを割り出し(ライン選定にあたっては、上記の方のアドバイスを得ました)、それに従って検査してもらい、その結果「効果あり」と判断しました。 なお、EIAの検査結果を読み取ったのは、CF法で検査した医師とは別の医師です。なぜなら、最初から「EIA法かIAHA法で水痘の抗体を調べてくれますか?」という問い合わせに「いいですよ」と答えてくれた医療機関を受診したからです。(ちなみにその医師の読み取り結果は、私がアドバイスを頂いた研究者の方と一致しています)
補足
(以下は、「お礼↓」の続きです。前後してしまってすみません) 「ツベコベ言わずにEIAで調べろ!」などと言うのは論外ですが、患者が「EIAでお願いします」と言うことに何の問題があるのか、あえて「EIA」という単語を秘して「CFでは感度が低いのではないですか?」と言い直すことに何のメリットがあるのか、私にはいまいち分かりません。そんな聞き方をして、「CFで大丈夫ですよ」なんて言われてしまったら、時間の無駄だからです。(仮に本当にCFでいいのだとしたら、その根拠を示してもらえれば、聞く耳を持たないというわけでもないですし・・・) その分野の素人に「○○でお願いします」と言われると、そんなに気分が悪いものでしょうか。私なんかは、相手が言いたいことを言わずに、曖昧な愛想笑いを浮かべながら、奥歯にモノの挟まったような言い方をするのを見ているほうが、よほどイライラするのですが(笑) 私の感覚は、一般的な「専門家」とズレているのかもしれません。だとしたら、これまでずいぶん失礼な物言いを重ねてきたのかも・・・。ちょっと申し訳ない気がします。
- ryo-_-ryo
- ベストアンサー率67% (21/31)
傍観していようとも思いましたが、satocohさんが責められているように感じたので・・・ 患者が『レントゲンを撮ってください、血液検査をしてください』というのは別に悪いことではないと思います。 そりゃあ、医者の立場からすれば嬉しいことではないかもしれません。 しかしより良い医療を受けようとする権利は誰にでもあり、医者もムッとする必要はなく、検査が必要のない理由を説明すればいいだけです。 余談ですが、『エンジンを・・・』と言われたら、『故障の箇所は別だと思いますが、エンジンについてなにか不安な点があるのですか?』 と言えば良いだけの話だと思います。 ムッとするのは、医者が自分の地位に驕り高ぶっている証で、ただでさえ医者と患者ではもともとの立場が違うのですから、 患者以上に医者は態度・接し方に気をつけるべきだと思います。 あと白血球は数も大事ですが、それ以上に分画が重要です。 分画とは、白血球の中の成分のことで、何が言いたいかというと、適切な血液検査を行い、臨床症状を照らしあわせれば、細菌感染orウイルス感染(orマイコプラズマなどの非定型感染症)なのかは、ほぼわかります。 私の考え方としては、それをわかったうえでむやみに血液検査をする必要はないかな~と思ってるだけです。 感受性のこと云々にしても、それだけでその医者が悪いとは思いません。 外来で、しかも外注オーダーなら、結果が出るまでの期間を考えれば『培養をオーダー(感受性はなしで)。それとは別に症状に応じて可能性が高そうな抗生剤を処方。処方した抗生剤の効果がなければ、別系統の抗生剤に変更』 というのも一つの考え方かと。(私はまだ未熟なので、感受性試験は必ず出しますが) 話が脱線しすぎましたm(_ _)m 結局ですが、satocohさんのスタンスは悪くはないと思います。 ただ、医者はプライドが高い方が多く、そうでなくても初めの印象ということもあるので、お近くで良いかかりつけ医を探す際には、言葉を慎重に選んで接するのが良いかもしれませんね。 選び方は結局は何に重きを置くかということでしょうね。 私にも2歳弱の子供がいて、かかりつけ医を探すのに何軒かまわりました(笑) でも結局は、全てにおいて信頼できる小児科医というのはいなかったので、 今は『若い方で、経験&技術は多少。でもとても優しくじっくり話を聴いてくれる医者』をかかりつけ医にしています。 私も医者であり、経験&技術については自分でも調べてやっていけばよいと思っていることもありますが、 今の先生でとても満足しています(私が医者であることは言っていません^^;)
お礼
白血球や感受性に関する説明、とてもよく分かりました。(いえ、正確には「分かったような気になれました」と言うべきですね) ところで、私もryo-_-ryoさんと同じく、『若い方で、経験&技術は多少。でもとても優しくじっくり話を聴いてくれる医者』を子供のかかりつけ医にしています。 そのほかに、子供の症状やひとえにこちらの都合に合わせて3~4人、使い分けています。 たとえば、レアケースを考えればキリがないし、単に過去の経験に照らして、「この程度なら心配ありませんよ」と勇気づけてほしいだけのこともあるので、そういう時は、今どき乳児の解熱剤にアスピリンを出すような人だとわかっていても、その豊富な診療経験を買って、わざわざおじいちゃん医師を訪ねたりもします(笑) 単に運がよかったのか、それとも私が極度に鈍感なのか(笑)どの先生とも良好な関係が築けていると思っていますが、今後はできる限り数を絞っていきたいです。
Jagar39です。 >しかし・・・正直、そんなに気をつかって話さないといけない(そうでないと気分を害され、コミュニケーションに支障をきたすケースが多い)ものなのでしょうか。 「気を遣う」というより、私としてはそれが人として当然の気配りだと思います。 別に医者に限らず、自分よりその事に詳しく、それを職業として、かつ当然のこととして自分の専門知識や技術に責任を負っている人に対して、その仕事のやり方を指図することは大変失礼なことです。 自動車修理工場に行って車の修理を依頼する時、メカニックが症状を聞いて「ミッションが壊れているのかな?」と考えている時に、「エンジンだと思うからタイミングベルトを点検してくれ」と客が言えば、やはりメカニックは内心むっとします。 >今時、何も知らないド素人であっても、しつこい咳に悩まされて受診して、簡単な問診だけで「風邪ですね。抗生剤出しておきます」だけで済まされそうになったら、「レントゲンを撮ってほしい」とか「血液検査をしてほしい」くらいのことは言うと思うのですが・・・。 その状況でレントゲンを撮ることには何の意味もないかもしれません。血液検査も金がかかるだけでたいした意味がないかもしれません。 簡単な問診とせいぜい聴診だけで、風邪をこじらせて気管支炎を併発している、と医者が自信を持って診断していれば、患者から「レントゲンを撮ってくれ」と言われるのは気分を害するか傷つくかのどちらかでしょう。 でも、よくできた医者ならそれでも誠実に対応してくれるでしょうが(その必要はないことを説明してくれるでしょうが)、そうでない医者の場合は百害あって一利なしでしょう。 私は昔、風邪をこじらせて激しい気管支炎を1ヶ月ほど引きずったことがあるのですが、その時は3週間目にようやく医者に行きました(医者はあまり好きでないんです・・)。 その医者で珍しく咽喉頭から細菌分離をしてくれたのですが、その菌分離成績を聞きに受信した時、薬剤感受性のデータがありませんでした。 その時は自分が獣医師だということをあまり知られたくなかったので(当時はまだウブで)、「抗生物質はどれが効くか調べて頂けましたか?」という聞き方をしました。 それが調べてないというので、腹の中で(気管支炎からわざわざ菌分離しておきながら薬感やってないなんて信じらねー)と思いつつ、「調べて頂けませんか?」と頼んでみたのですが、これが気に障ったらしい。(怒らせたかな?)とは思ったのですが、別にそんな風にも見えなかったので、気にしてなかったのですが・・・ 翌週、検査データを受け取りに行ったら、外注に出した検査機関から返ってきたデータをそのまま出されました。これ、普通の人には読めないよ。 しかも信じられないことに、この時同時に処方された抗生物質は薬感データで分離菌が耐性を持つ抗生物質でした。 なので、まあこの医者はあまりにも酷い例だとは思いますが、似た話はけっこう聞きます。つまり「血液検査をしろ」とか「レントゲンを撮れ」と医者に指図する時は(どんなにへりくだった言い方をしてもされは指図でしょう)、その成績を何も説明してもらえなくても自分で読めることが最悪必要です。 誠実な医者はちゃんと対応してくれるでしょうが(そもそもこの場合、誠実であるか否か以前にヤブだったのですが)、「かかりつけ」の医者として長期にわたるつき合いをするつもりの医者には、そういう言い方はしない方が良いと思います。 ヤブや誠実でない医者に対しては、「指図」すれば怒らせるだけです。 誠実な医者は内心むっとしても、顔に出さずに説明してくれるなりしてくれるでしょうから患者の不利益にはならないでしょうが、別に何の得にもなりません。 患者が医者に「指図」して患者の得になるのは、たまたまその指図が的を得ていて、しかもその医者がその希望に誠実に対応してくれた場合だけですが、そもそも素人に指摘されるような医者は誠実であってもただの「ヤブ」なので、私はもうその医者にはかかりたくありません。 例えば長引く咳で不安なら、「肺炎を起こしている心配はないのですか?」とか「どうしてこんなに長引くのですか?」などと素直に聞けば良いだけなのでは。 診療とは、問診から始まって聴診・打診・触診・血液検査・レントゲン・細菌検査・生検その他無数にある検査法から何を選択して、その結果をどう読んで診断し、治療法に何を選択するか、というところまでが全て医者の専門家としての判断による選択です。 気を遣うとかではなく、人として基本的な配慮だと思います。
お礼
つい先日、1年前に打った水痘ワクチンの効果を調べたくて、血液検査をお願いしたのですが、CF法で検査されていました。で、「免疫はついていません。予防接種は無効でしたね」と説明が・・・。 医師からは、検査方法について事前に説明はなかったし、私も細かい知識は持ち合わせていませんでした。(血液検査といってもいろいろな種類があって、何をどういう目的で調べたいかによって選択する必要がある、程度の知識しか) で、医師にお任せすれば間違いないと思ったわけですが、全く時間とお金の無駄でした。後日自分で調べなおして、「EIA法か、IAHA法で」と指定して検査を受け直し、ワクチンの効果があったことを確認しました。 Jagar39さんや私のケースは、「無数にある検査法から何を選択して、その結果をどう読んで診断し、治療法に何を選択するか」というところに、医師だけでなく患者自身が積極的にかかわっていくのが当たり前になっていれば、ある程度防げた問題だと思うのです。
補足
そういう人もいらっしゃるのですね。(もしかして、その医師はデータの読み方が分かっていなかったのでは?と疑ってしまいます) ただ、ごめんなさい。Jagar39さんのおっしゃること、それが人としての「基本的な」配慮とは、私は思いません。 「エンジンだと思うからみてほしい」とか「白血球を調べてほしい」と言うことが、「自分よりその事に詳しく、それを職業として、かつ当然のこととして自分の専門知識や技術に責任を負っている人に対して、その仕事のやり方を指図する」こととイコールだとは思えません。 自分の体や車が悪くなれば、あそこが悪いのかな、ここが悪いのかな、どうすれば原因が分かるかな、治(直)るかな・・・と、ド素人なりに考えをめぐらせるのは当然のことです。その疑問をそのまま口にすることが、人としての配慮に欠けるとは到底思えません。 むしろ、「エンジンじゃないかな」「血液検査で分かるんじゃないかな?」と思い至っているのに、わざわざそれを秘して話すなんて時間の無駄だし、ド素人がそうするのが「基本的な配慮」だと思っている専門家がいるとすれば、それは自分を芸術家と勘違いしているように思えます。患者の体や車は、その専門家の「作品」ではないのに。 >無数にある検査法から何を選択して、その結果をどう読んで診断し、治療法に何を選択するか、というところまでが全て医者の専門家としての判断による選択です 私は、その「選択」に、患者が参加する権利もあると思っているのです。 (長くなったので↓に続きます)
Jagar39再びです。 >「診断は自分でする」とまで思っているわけではなのですが、情報を提示してもらって、治療方法の決定に参加したいと強く思っています。 私もそれが医者と患者の正しい関係のあり方だと思います。 >私も血液検査「だけ」ですべてが分かるとは思っていませんが、一部の例外的な疾患を除けば、問診や視診では分からない有益な情報が得られると思っていました。 診断のためにどういう手法で何を調べるか、ということこそ「プロ」に任せるべき事でしょう。 例えば、医者が「風邪ですね」の一言で済ませようとして、質問者さんがその情報を不十分だと思う場合、「血液検査をしてください」と言うのではなく、「もう少し詳しいことは判りませんか?」と言うべきなのです。 患者の要求に応えようと医者が思っても、患者側が「血液検査をして白血球値を調べてください」なんて言い方をしてきたら、医者も人間ですから「何も知らないド素人がなにをほざく」という気持ちになるでしょう。そうなってしまったら、医者と患者が良好なコミュニケーションを築くことはもう難しいと思います。 患者は医者を「この医者はプロだから信頼できる」 医者は患者を「この患者は自分の治療意図を理解してくれる」 と互いに信頼関係を築くのがベストですよね。病気は医者と患者が協力して治すものですから。 で、質問者さんがコミュニケーションを取ろうとしても応えてくれない医者は、その医者を替えれば良いのです。基本的に患者は医者を選ぶ権利はありますから(別の病院に行く)。
お礼
再びありがとうございます。 ありがたいアドバイスではありますが、しかし・・・正直、そんなに気をつかって話さないといけない(そうでないと気分を害され、コミュニケーションに支障をきたすケースが多い)ものなのでしょうか。 今時、何も知らないド素人であっても、しつこい咳に悩まされて受診して、簡単な問診だけで「風邪ですね。抗生剤出しておきます」だけで済まされそうになったら、「レントゲンを撮ってほしい」とか「血液検査をしてほしい」くらいのことは言うと思うのですが・・・。 病気は医者と患者が協力して治すものだというのなら、患者側から気軽に治療法や検査に対する希望を提案することがあっても問題ないと思います(たとえそれが間違っていても)。 どうしたら無駄なく安全な医療が受けられるかという問題に、「ド素人」なりの遠慮が求められるというのは・・・残念な気もしますね。それが現実なのでしょうか。 抗生剤の二次感染予防とか、インフルエンザワクチンの有効性とか、専門家の間でも意見が分かれている事柄については、わざわざ論争しても仕方が無いとは思うのですが、レントゲンや血液検査くらい、気軽に希望を口にしたいものです(ド素人の悲しさで間違っているのなら、訂正していただければ済む話ですし)。
「診断は自分でする。医者は要らない」と言っているのに等しい内容だとは思うのですが・・・ まあ実際、白血球数やCRPだけで診断ができれば、本当に医者は要らないのです。ウイルス性疾患でも必ずしも白血球数が下がるとは限りませんし、細菌性疾患でも必ず上がるとも限りません。 "風邪"に見えても実はまったく違う病気だということもありますが、それはそれこそ簡単な血液検査で判るものでもありません。 また、医者がウイルス性の風邪であっても抗生物質を処方することが多いのは、二次感染または日和見感染を防止するためです。二次感染はともかく、日和見感染は普段から体内にいる菌がウイルス感染に乗じて増殖し悪さをするものですから、常に「その恐れがある」ことになります。 それでも、少し長引く程度で酷い目に遭うことはそれほど多くはないので、確かに抗生物質は必須ではないですが。 私が一番酷い目に遭ったのは10年ほど前で、インフルエンザに続いて気管支炎を併発し、1ヶ月半酷い咳に悩まされました。 私は獣医師で臨床ではなく実験系の方なので(でも診療もやりますが)、自分が風邪を引いた時に何度か経時的に血液と鼻汁からの菌分離をして遊んだことがあります。 すると風邪発症初日は漿液性の鼻汁、有意菌は取れず、白血球やや↓、2日目に鼻汁が黄色く膿状になり、ブドウ球菌取れる、白血球数変わらず、4日目には咳に痰が絡むようになり、膿状の鼻汁からクレブシエラ、白血球数は上昇するも正常範囲内、5日目は咳酷い、鼻汁からクレブシエラ、咽喉頭からコリネバクテリウム、白血球数↑、という感じでした。この時は7日目に完治、でした。 今、その時のメモを読みながら書いているのですが、この時は多分3日目にウイルス性から細菌性に移行していると思われます。でも、この時の血液検査では判らないでしょうね。 何回か遊んでいるのですが、バリバリのインフルエンザにも拘わらず白血球数が15,000を超えている時もありました。これは多分、自分でも自覚がないのですがインフルエンザとは無関係に身体のどこかで細菌が増えていたのだろうと推測しています。 なかなか面白いのですが、風邪を引いてふらふらの時に自分で自分の採血をするのも辛く、最近はやってません。 まあそんなわけで、白血球が下がればウイルス性、上がれば細菌性とそんな単純にすぱすぱ診断できるものでもないんですよ。それができれば医者なんて必要ないですもんね。検査室に血球計算機とドライケム1つ置いておけば良いだけです。 「きちんとした診断」は時間とお金がかかります。多くは保険適用外ですから。血液検査はきちんとした診断ではなく、「だいたいのあたりをつける手段」でしかありません。臨床だけで判断するのと血液検査成績を出すのでは、特に風邪に関しては医者にとってはたいして変わらないでしょう。 ですから、ご自分で診断することはやめた方が良いです。 何でもそうですが、「素人」が「プロ」に何かを教えてもらったり処置をしてもらったりする場合、素人の方から「これとこれだけ」というような、自ら幅を狭くする制限を付けるとロクなことになりません。 ですから、医者の言うことは素直に聞いた方が良いです。 ですが、抗生物質や解熱剤の処方等、疑問に思うことは納得いくまで質問して話し合った方が良いでしょう。まともな医者ならちゃんと説明してくれますし、患者側の意志も尊重してくれると思います。 納得するまで質問して、納得したら処方された薬を服用するのが一番だと思います。
お礼
「診断は自分でする」とまで思っているわけではなのですが、情報を提示してもらって、治療方法の決定に参加したいと強く思っています。 私も血液検査「だけ」ですべてが分かるとは思っていませんが、一部の例外的な疾患を除けば、問診や視診では分からない有益な情報が得られると思っていました。 ただ、細菌性、ウィルス性、と単純に区別できる事例ばかりではないのですね。大変勉強になりました。ありがとうございました。
- kazu_kun1203
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難しいね…。 まず質問に書かれている事項、あなたのお子様にとってはいいかもしれませんが検査、ちょっとした事で病院にかかることで医療費がかかります。子供は無料である市町村も多いですが、どうせ検査したってタダだしとお考えなら国民全体から見ればマイナスですので納税者を敵に回す発言にもなりかねませんね。 医師はそのような事も考えて(時間も考慮します。全患者検査検査ではっとても外来が回らない)必要なら検査をし、必要でないなら処方のみで様子観察など。 ・少々の事で病院にかからない。 ・細菌感染など(マイコプラズマや溶連菌なんか多いです)の可能性を聞く。 ・とりあえずなら抗生剤は要らないと云う。 ・症状を緩和するための薬も市販薬で上等なので処方も断る ・家でしっかり観察する こんな感じでどう? 医師がどうと言う前に受診が必要な状況なのか否かを親なら見抜くことが重要かと思います。
お礼
我が子の場合、医療費の助成対象からはずれているので、「どうせタダだし」というスタンスでは無いのですが、確かに、全体の医療費をハネあげていることにかわりはないですね・・・。そこまで考えてはいませんでした。 ただ、「少々のこと」なのかどうなのか、子供を見れば見るほど、考えれば考えるほど、分からなくなることが多いです(さすがに「鼻水だけ」の症状で受診を考えたりはしませんが)。 そこで、やっぱり「専門家」の目に期待してしまうんですよね。かといって「専門家」を無条件に信頼できるわけではなくて・・・自分でも歯がゆいです。 一部の救急医療では、高度な知識をもつ専門の看護師が、患者の重症度を受付で事前に把握、必要に応じて優先的に診察が受けられるよう配慮しているそうですが、重症度をはかるだけでなく、そもそも積極的な治療が必要なのかどうかも含め、アドバイスしてくれるサービスが、もっと広く行き渡るといいなーなどと思っています。
そうですね。大抵の病院はすぐに抗生物質を処方しますね。でも、風邪が一発で治る薬を発明出来ればノーベル賞ものと言うだけあって、風邪の治る薬はないです。でも、抗生物質はいらないのであれば、いりませんと、言った方が良いと思いますがその時の症状に合った薬をもらう事はお勧めします。症状を止める薬はあるからです(咳や、鼻水、吐き気止めの薬)症状を止めてあげる事が出来るのに我慢をさせる方が、かわいそうですよ。解熱剤も飲ませない方が良いとも言いますが、時と場合ですから、寝つきがわるく眠れないようだったりする場合は、38.5度以上ある場合で、熱が上がりきった時に飲ませると逆に体力も失わずにすむので、飲ませるのが良い場合もありますから。あまり神経質にならずに、その時々に合わせたやり方でいいんではないでしょうか。子供さんはまだ小さいのですか?もしそうであれば、経験を積むうちに勘でわかるようになってきますよ(これは、夜間でも受診するべきだとか、朝まで待っても大丈夫だとか・・・)
お礼
症状を緩和する薬については、確かに飲ませたらラクになるんだろうな、飲ませないとかわいそうかな、と思うこともあるのですが、かえって治りが遅くなるという話も聞くので、結果的に子供が最も望んでいる状態(=早く公園に行きたい)をかなえてやるためには、子供自身が極端につらくない(=機嫌がいい)限り、薬に頼らず、ただただ安静に寝かせるようにしていました。 子供は3歳です。夜間でも受診すべきか、朝まで待っても(あるいは数日待っても)大丈夫か、まだまだ判断がつかず、慌てることが多いです。お恥ずかしい限りです。
- simakawa
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先生に病名を診断して貰えばいいです. かぜと言われたら,くすりはいりませんと断ればいいです. 抗生物質は二次感染予防のために出します.その恐れが無いなら不要です. その他のかぜ薬は,単に症状の緩和だけを狙ったもので,辛くなければ飲む必要がありません. 良心的な医者であれば分かってくれます. いい先生はやたらくすりを出しません.どうせかぜウイルスに効く薬は未だ存在しません. http://www.inetmie.or.jp/~kasamie/kazekouseizai.html
お礼
ありがとうございました。 確かに「二次感染の予防のために」抗生剤を出される先生もいらっしゃいます。「今必要ないなら要らないのですが」と言っても、二次感染の恐れがあるかないかを見きわめることは難しいといわれて、なんだかんだで出されます。 私としては、本当に二次感染の予防になるのか疑問なのですが(無効というデータがあったと聞いています)、その先生は有効だと思うからこそ処方されているわけで、それ以上言い争うより、黙って(といっても、抗生剤だけはほかの薬と混ぜずに単独でくださいと言って)受け取るだけは受け取って、実際には飲ませないという選択のほうが気が楽だったのでそうしてきたのですが、きっぱり断ることも大切ですね。
お礼
ご回答ありがとうございました。 私は、ベタベタの一般人です。身近に医者がいて、私が言うのもなんですが疑問を禁じえないスタンスで臨床にあたっていて、昔のように「お医者さまが言うんだから」と安心できなくなっているという背景はありますが・・・。 確かに、血液検査は苦痛を伴いますね。自分ならいやです(笑)ただ、まだ子供はうまく自分の症状を伝えてくれないし、小児科のHPに「耳たぶからの採血は簡単です。ほとんど痛みがありません」と書いてあったこともあり、けっこう簡単に考えてしまっていました。 ・・・でも、冷静に考えたら、やっぱり子供は泣きますよね・・・。 もともと子供は病院にかかる回数は少ないので、余計に簡単に考えていたのですが、来年から始まる集団生活で、きっとそんな悠長なことは言っていられなくなるでしょう。 やはり、信頼できるかかりつけ医をさがすほうが先決ですね。実はもう20軒以上まわっているのですが、なかなか「この方なら!」と思える人にはめぐり合いません。 まあ、理想の恋人・配偶者をさがすことも不可能に近いのに、理想のお医者さまが、わざわざ我が家の近辺で開業してくれている確率なんて・・・と諦めてしまっていたのですが、もう一度きちんと向き合ってみたいと思います。 ところでCRPは1日かかるのですね。大変参考になりました。ありがとうございました。