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クレジットカードでマイルを貯めたい(JALかANA)

クレジットカードで支払う機会が多く、マイルが貯まるカードの切り替えを検討しております。 そこで、質問です。 日本航空の「JALカード」と全日空の「ANAのカード」のどちらかに切り替えようと思います。 その際、どちらの方がお得ですか? ・よく訪れる渡航先へ就航している航空会社(マイル提携グループ)の会社(日本航空or全日空)の方が良いのですか? ・一ヶ月に使用するクレジット額は約20万~25万くらい。 ・現在は三井住友VISAのゴールドを主に使用しております。

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  • Umada
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回答No.2

 こんにちは、香港ドル換金のご質問でお会いして以来かと思います。  主に搭乗でマイルを貯めるならば、JALマイレージバンク(以下JMB)とANAマイレージクラブ(以下AMC)の差は微々たるものです。その場合は「近くの空港はJALの方が便数が多い」「特典航空券で行きたい場所に就航しているのはANA」といった要素で決めれば十分でしょう。  一方、クレジットカード利用中心でマイルを貯める場合はAMCが有利です。月に20~25万円のクレジットカード利用があるならば、この点を勘案してマイレージプログラム(とクレジットカード)を選択されることをお勧めします。  最初にJMBおよびJALカード(*1)、AMCおよびANAカード(*2)でのマイルの貯まり方について述べます。JALとANAは互いに相手を強く意識していることもあり、マイレージプログラムの内容は大筋で似通っています。 ●JMB、AMCで共通の点 (1)獲得マイルの有効期限  現時点ではいずれも「加算の翌々年12月31日まで」です(最長3年)。2008年からは「加算から36か月」に変更されます。年末近くの時期に加算したマイルの有効期限が少し延びるわけですが、いずれにしても3年で失効するのでこの間に特典交換に足るだけのマイルを貯める必要があります。 (2)特典交換に必要なマイル数  JMB、AMCとも特典航空券に必要なマイル数は1万5千マイルからです。ただしAMCは2008年から距離や季節の繁閑に応じて1万1千~2万3千マイルの間で変動する制度になります[1]。JMBも改定を検討中で、おそらくはこれに倣うことになるでしょう。  航空券以外の特典、例えば電子マネーやクーポン、ギフト品なら1万マイルで交換可能ですが、クレジットカード利用でマイルを貯めてこれらの特典に交換するのは得策とは思えません。利用額の1~1.5%程度が商品券などで還元され、年会費も無料のクレジットカードが多数存在しますが、航空券に交換しないならそれらのカードの方が一般に有利です。  次にJALカード、ANAカードそれぞれでの特徴について述べます。 ●JALカード  JALカードの普通カードは年会費2,100円で、クレジットカード利用額200円ごとに1マイルが貯まります。これに加え年間2,100円の参加費を支払って「ショッピングマイル・プレミアム」制度に参加すると、加算の割合が倍の「利用額100円で1マイル」に上がります。なおJALカードのゴールドカードは「ショッピングマイル・プレミアム」参加費が年会費に含まれるので、特に手続きをしなくとも利用額100円あたり1マイルが加算されます。  JALカードがANAカードに比べて有利な点として、割引運賃でも有利な条件でマイルが加算される「JALカードツアープレミアム」と、貯めたマイルを家族間で合算できる「JALカード家族プログラム」の2つが挙げられます。  JALカードツアープレミアム[2]は、加算率が100%未満の運賃での搭乗でも加算率が100%に足りない分のマイルを上乗せしてくれる制度です。例えば東京-沖縄(984マイル)を「特便割引」で搭乗すると加算率は75%で片道738マイルの加算ですが、100%に足りない分の25%(片道246マイル)を補填してくれます。JALカードツアープレミアムの参加費は年間2,100円です。JALカード年会費やショッピングマイル・プレミアム参加費とは別に支払う必要があります。年間の搭乗距離が大体3,000マイル以上で、かつ割引運賃での利用が多いならJALカードツアープレミアムに参加しても元は取れるでしょう。  JALカード家族プログラム[3]は1親等以内でかつJALカード会員である家族間でマイルを合算して特典に交換できる制度です。一人では特典交換に足りるマイルを期限切れまでに集められそうにないけれど、親と合計すれば届きそうという時には威力を発揮します。こちらは年会費は不要ですが、合算相手もJALカード会員でなくてはなりません。 ●ANAカード  ANAカードの一般カードは年会費2,100円で、クレジットカード利用額1,000円ごとに提携クレジットカードのポイントが1ポイント貯まります。一般カードではポイントは2年間有効です(ゴールドカードは4年)。このポイントは移行手数料を払うことで1ポイント=10マイルの割合でマイルに移行できます。つまり利用額100円あたり1マイルの割合で貯まることになります。移行手数料は2,100円で一度払えばその年度の間有効です。またANAカードのゴールドカードでは移行手数料は年会費に含まれますので、好きな時に好きなだけのポイントをマイルに移行できます。  ANAカードが有利な点の第一は、利用額→マイルの換算率を上げる方法があることです。ANAカードのブランドには大別してVISA/Master(三井住友カード(株)発行)とJCB((株)ジェーシービー発行)とがあります。三井住友カード(株)発行のVISA/Masterでは、カードに対しリボルビング払い「マイ・ペイすリボ」[4]の設定をするとポイント付与率が倍になります。つまり利用額1,000円→2ポイント→20マイルになるということです。ただし実際にリボルビング払いになると利息が付いて損になります。そこで毎月「支払額の追加」手続きを行って必ずその月で払い切り、利息を回避することが前提となります。その手間を厭わなければ効率的にマイルを貯められます。  JCBにはこのような制度はありませんが、利用額が年間50万円を超えると翌年はポイントが20%増し、同じく100万円を超えると50%増しになります[5]。手間をかけずに貯めたい方にはこちらをお勧めします。  質問者さんの場合は年間のカード決済額が240~300万円と大きいので、クレジットカード利用分のマイルの貯まり方は重要な点です。JALカードでは100円→1マイルなので年に2万4千~3万マイルですが、ANA JCBでは(2年目以降)3万6千~4万5千マイル、ANA VISA/Masterで「マイ・ペイすリボ」を使った場合は4万8千~6万マイルが貯まる計算です。よほどの理由がなければANAカードを選んだ方がよい戸思います。  JALカード以外のクレジットカードを使ってJMBのマイルを貯める方法はありますが、候補となりうるのはNICOSゴールドカードくらいです[6]。これとて最大で100円=1.6マイルですのでANAカードと比べて好条件というほどではありません。  AMCは搭乗で貯める場合もクレジットカードで貯める場合もANAカードが最も有利と考えてよく、他のカードは特に検討しなくてよいでしょう。  最後に細かい点を補足いたします。 (1)提携航空会社  JALは世界的な航空提携グループ"oneworld"、ANAは同じく"Star Alliance"に加盟していて、それぞれグループ内の航空会社に搭乗してもマイルを貯めることができます。しかし加盟している会社数はStar Allianceの方が多く、一方でoneworldは加算対象外運賃の設定が随分と多いので、海外への渡航が多くなりそうならAMCがやや有利です。 (2)特典航空券の取り易さ  JMBもAMCでも特典航空券の予約を取りにくいことがあるのは事実です。国内線にせよ国際線にせよ人気のある路線・便の特典航空券はなかなか手に入りません。両社の比較ですとJALの方がやや予約し易い感じですが、それでも「乗りたい時にいつでも乗れる」というものではありません。特典航空券とは「当日空きになりそうな座席を放出しているもの」くらいにお考え下さい。 (3)就航路線  よく利用する路線や、マイルを貯めて特典航空券で取りたい路線がJAL/ANAの一方に絞られているなら、カード選びにそれも適宜加味すればよいでしょう。ただし上で述べたようにJALカードで貯める場合はクレジット利用部分が少々不利になりますので、それを補って余りあることが前提となります。 【まとめ】  クレジットカード利用額が月に20~25万円と大きいならば、ANAカードを第一候補としてお勧めします。クレジットカード利用時の加算条件がJALカードに比べ有利だからです。 参考ページ [1] http://www.ana.co.jp/amc-new/m_card/det_area_dom.html [2] JALカードツアープレミアム http://www.jalcard.co.jp/topics/tourpremium/ [3] JALカード家族プログラム http://www.jalcard.co.jp/topics/k_program/index.html [4] マイ・ペイすリボ http://www.smbc-card.com/mem/revo/mypace.jsp [5] JCBスターメンバー http://www.jcb.co.jp/campaign/starmembers.html [6] http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3346018.html *1 JALではクレジット機能付きの会員カードを「JALカード」、クレジット機能なしの会員カードを「JMBカード」と呼び分けている。本回答でもその使い分けに従う。 *2 同様にANAではクレジット機能付き会員カードが「ANAカード」、クレジット機能なしが「AMCカード」と呼ばれる。

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質問者

お礼

香港ドル換金のさいには、大変有益な情報を提供頂きました。 そして、今回も詳しく、その上とても分かりやすい言葉で教えて下さいましたありがとうございます。 ここまでくれば、正直尊敬しております。 ANAゴールドカード(JCB)で込みをしようと思います。 本当に、ありがとうございます!!

その他の回答 (1)

  • mat983
  • ベストアンサー率39% (10265/25670)
回答No.1

>・よく訪れる渡航先へ就航している航空会社(マイル提携グループ)の会社(日本航空or全日空)の方が良いのですか? これが選択の大きな目安です。 月に20万円以上ならゴールドカードにしてはいかがですか。 海外旅行時の傷害保険もつきます。

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質問者

お礼

ご回答下さいまして、ありがとうございます。 そうですよね、利用額を考えてゴールドカードで申し込みます。 ありがとうございます(^^)

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