昨日、スカパーの「葉千栄のNIPPONぶった斬り」を見ていました。
【ゲスト】
・佐藤正久(自民党参議院議員)
・前原誠司(民主党衆議院議員)
・森本敏 (拓殖大学海外事情研究所所長)
・本田優 (朝日新聞編集委員)
で、そこでの討論では、
・今までのインド洋での、ガソリンスタンド活動は、平和憲法からみて、おかしい面がある。
・集団自衛権は、日本国憲法では、行使できないが、あれはもう行使しているのではないか?
・給油量をごまかしたとかいうのは、本筋じゃあない、ちいさな問題である。
・今年3月に、インド洋で合同演習があった。日本の自衛隊は参加しなかった。そのかわりに中国の最新鋭巡洋艦が参加して、2発の発砲を行った。最新鋭の巡洋艦が海外に出るのは初めてである。(日本が抜けて、中国が替わりに参加しているのは見たくない、という発言も)
・国際貢献も対テロの戦いも必要である。しかし、現在の法のままで、自衛隊員を外に出すのは、かわいそうである。
しっかりと、法的な整備して、武器も必要に応じて使えるようにしないと、まずい。
・単に、給油再開をすればいいって問題じゃあない。きっちりと、言葉の意味と法的な面を整えないといけない。与党と野党ってことではなく、「日本の外交問題」としてしっかり対処しないといけない。
討論は、「両党対立!」っていう雰囲気ではなく、この給油問題に限らず、国際貢献・テロとの戦いをどうすればいいか?何が問題点か?っていうのを、お互いに冷静に論じ合うという、いい感じで行われていました。
「海上阻止活動にも参加可能と書いてありますし、武器使用基準も緩和」とあるのは、「国際貢献・テロとの戦い」をまじめにやるなら、当然の方向だと思います。でも、憲法との整合性もありますけどね。私は、憲法を死守して、世界からあきれられて孤児になり、中国の武力「核の脅し」に屈するのはイヤですからね。流れは、こういう方向にいくと思っています。