- 締切済み
中国の犯罪件数
中国の犯罪件数とは年間どの位ですか?? 宜しくお願いします
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
みんなの回答
- omeger
- ベストアンサー率66% (204/306)
個人的には治安でヒヤッとさせられる事もあります。 人類の2割は中国に居住するため「犯罪件数」も当然多いです。 ただ問題は、人口を勘定した国際的な比較で見て、 過去との比較で見てどうかということです。 日本の治安自体が国際的に特殊であるため、 二国間で比べても意味をなさなかったりもします。 私は犯罪の詳細な事情はよく分かりませんが、 このようなデータを並べてみたら満足いただけるでしょうか。 a)犯罪数の国際比較 b)犯罪数の年次比較 a)犯罪数の国際比較 国連薬物犯罪事務所(UNODC)は犯罪のデータを国際的にまとめています。 ・犯罪件数 3,637,307件(2000年) http://www.unodc.org/pdf/crime/seventh_survey/567svc.pdf#page=16 ・人口辺りの件数 288.68件(2000年)/100,000人 http://www.unodc.org/pdf/crime/seventh_survey/567svr.pdf#page=16 これだと中国の犯罪数は数値上は低くなっています。 ・・・というか、人口当たりの件数は欧米の1/30程度しかなく、異常に低過ぎます。 基準・制度・文化の違いがあるため国際的な比較は有効性は非常に限られます。 正確な犯罪件数というのは把握し難いものです。 中国の杜撰な統計というだけではなく、 他の国でもそんなに正確に把握できるわけでもないのです。 例えば公式の犯罪率の報告と、個人にアンケートで聞いた 犯罪の日常経験とでは、大きい乖離が生じるものです。 ・人口当たりの故意の殺人件数 2.12件(1997年)/100,000人 http://www.unodc.org/pdf/crime/seventh_survey/567svr.pdf#page=20 殺人件数も国際比較に用いられる事があります。 こちらの方が国家間の違いの問題が出にくいのでしょう。 ただし、殺人の多い国と盗難の多い国って必ずしも一致しないようですが。 ・囚人数 1,548,498人(2006) 人口当たり118人/100,000人(2006) http://www.kcl.ac.uk/depsta/rel/icps/world-prison-pop-seventh.pdf#page=4 の国際比較というのもあります。 凶悪犯罪の指標という部分もありますが、 刑罰制度の厳しさに依存している面も大きいです。 (ちなみに中国の死刑濫用は悪名高く、 世界の死刑執行数の相当大きい割合が中国のものだとされます。) やはりこういった数字を見ただけで なんだかんだと断定する事は早急ではないかと思うのですがね…。 b)犯罪数の年次比較 もう1つの論点は、近年悪化しているのかどうか。 1995 総数1,621,003件 殺人27,356件 1996 総数1,600,716件 殺人25,411件 1997 総数1,613,629件 殺人26,070件 1998 総数1,986,068件 殺人27,670件 1999 総数2,249,319件 殺人27,426件 2000 総数3,637,307件 殺人28,429件 2001 総数4,457,579件 殺人27,501件 2002 総数4,337,036件 殺人26,276件 2003 総数4,393,893件 殺人24,393件 2004 総数4,718,122件 殺人24,711件 2005 総数4,648,401件 殺人20,770件 2006 総数4,653,265件 殺人17,936件 (中国統計年鑑各年/Criminal Cases Registered in Public Security Organs) 近年の中国のようにある程度まで生活水準が改善される事は犯罪を減少させますが、 一方で出稼ぎ労働者に対する大きい格差・社会的疎外は犯罪を悪化させるといわれます。 1998年からの大規模な国有企業の人員削減は、 社会不安を大きくした可能性が高いです。 ただし、元から犯罪の把握数が実際の犯罪数よりも過少であるため、 警察の実効性が向上した場合も件数は増大する可能性もあります。 2000年以降、総数と殺人の件数は連動しなくなっており、 近年治安が改善されているのか悪化しているのかは断定し辛いかと思います。
- mat983
- ベストアンサー率39% (10265/25670)
- DONTARON
- ベストアンサー率29% (330/1104)
今年の1月から9月までなら下記のページに書かれてあります。 http://www.newschina.jp/news/category_1/child_31/item_7199