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時代を変える器ではなかったの?
日本の政治、これから少し面白くなるかも?と思っていたのですが、 正直がっかりしました。 小沢さんはどうして大連立構想の打診、即答しなかったのですか? 何を考えていたのでしょうか? ISAFの問題も言い出したタイミングがいまいち解せないし。 民主党はこれからどうなると思いますか?
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まず基本的に、#2,3さんらの仰ることに私もほぼ同感です。 少し国民はナイーブな反応し過ぎかな、とも思います。 これは、この国が民主国家として成熟していない証かもしれませんが。 ただ、その上で思うところ、 ごくごく個人的な見解を述べさせていただきます(個人的考察ですので、どうかご容赦ください)。 ある意味今回のことは良くも悪くも「想定どおり」だったのだと思います。 誰にとってか? 小沢民主側における、それです。 そもそも「大連立構想」は福田内閣発足ごから水面下で探っていたようで。まぁこれは理解できますよね、政権にしがみ続けられるのなら社会党と組んで社会党委員長を首相に擁立してまでもやり遂げる、どこよりも政権という地位に執着心がありどん欲で、(善く言えば)そのモチベーションが最も強い政党が自民党ですからね。 当然あの小沢さんですから、それまでの動きも、自民党という政党が「政権」に対しどれほど執着力が強いかも熟知しているでしょうし、現状の政権の国会運営の行き詰まりから、いつか必ず何らかの形でそういう話を(話し合い路線の福田さんですから)現実に行動に起こすと読んでいたのでしょう。 そこで誰か仲介者からトップ会談を持ちかけられ、これを使わせてもらったと。 自民側は捨てるものはないわけです。「このまま」では何も変えられないし実際行き詰まってるわけですし(最悪6年間改善しようがない)、何てったって「こっちに引き込んじゃえば何とでも成る」とこのあたりの自信はあるのでしょう。 で、小沢民主ですが。 知っての通り小沢氏は、自民に残ってれば何度でも首相のチャンスはあった人だし、現実に以前に首相要請を断ってさえいますから、総理のイスそれ自体のみは自身の信念の前ではそれほど大きな位置を占めていないのは周知のところです。 ましてや口だけでなく、行動・実績として「小選挙区制導入」など、「政権党にいながら政権交代の起き易い」選挙制度改革を強く推し進めたのが、 まさに小沢氏でありました(ちなみに、当時小泉氏は大反対でしたね)。 それから大臣が自ら国会で答弁するよう官僚代弁制度の「政府委員制度の廃止」や「英国風の党首討論」を提唱したのも「衆議院定数の20削減」など、政治家が政策本位で争い、政党間で政権交代を起こすことこそで、 小沢氏の信念とも言える、日本の成熟した議会制民主主義の定着であるはずだからです。 たしかに私も、はじめに大連立提案から党内への持ち帰りを速報で聞いたとき、少なからずの驚きと同時に不安感さえ抱きました。 そして(当たり前だが)その間のNHKニュースの取り上げ方も大きく、それで半分以上使っていましたが、 落ち着いてくるに従い自分なりに考えをめぐらせていくうちに、また速報で9時半頃「民主党提案拒否」と入り、 「たった2時間足らずで断りの返事か」 「このたった2時間の間で、この話題が日本中に廻ったな」 「これから週末、この話題で一杯だろうな」、その時一つの思いが浮かびました。 「このたった二時間のあいだで、何が起きたのだろうか。少なくともごく般の人の頭に何がイメージとして残ったのかな」 それなりに政治に関心のある層はともかく、ごく一般にはこうじゃないだろうか、 『自民党は政権運営に行き詰まり、小沢民主に擦り寄り「最大のを持ち寄りお願いに参った」。小沢さんは礼をつくし党内の持ち帰り「独断でなく民主的な結論の末に信念と民意に揺るぎはなく《全会一致の結論》の後これを拒否した。あまりにも早い返答、しかも答えはNOに自民党はオロオロしてる、翻弄されてるじゃないか』 (ちなみに、この間に、町村長官は各派閥領主から了解を得るため奔走しまくっていました。が、民主党からの早過ぎる、しかも予想外の答えで、困惑のコメントをする憔悴した表情が印象に残りました。相当に説得に労を費やしたのでは?) 一つこれまでを振り返ってみると、 それまでの全てのコメントでも、前日の小沢氏の会見においても、「誰も、ただの一度もそれ(大連立構想)に肯定的でないどころか、明確な否定を公言している」 流れてくる肯定論は「自民党サイド、自民党寄り側、そこから話を得たメディアからばかりだ」 そうです、『今まで、ただの一度も民主党サイドからは大連立肯定発言は、全くなかった』のだ。 すなわち、『はじめから全く検討の余地もなく連立組むつもりなどない』ということ、だ。 でも、一応すべて相手側の要望に真摯に対応し丁寧な手続きのもとの答えを「たまたま」NOとしただけの『かたちには』なっている(はじめから結論はNOなはずなのに?) で残った、今現在の広く一般に残ったイメージは? 「自民党の甘い誘いを、信念のもと断った民主的で強い意志の民主党」(総理に対し無下に対応せず、小沢氏の独断でなく民主党の総意という「大義名分のもと」の結論) これって、小沢氏の『計算どおり』なのか、もしかして。 考え過ぎ? でも、そもそも小沢氏がこれに乗る理由は見つけられるか? 彼の政治家としての信条・理念・言動・著作本、それに伴うブレのない一貫した行動・実績、今現在の有利な政治状況・国民意識・・・・、 どう考えてもない、思い浮かばないのです。 小沢氏ともあろう人物が、現在の政治家としての集大成とも言える時期に、この程度が頭に入っていないとは考えられない。 薄々自民党側でそれに気づいたかのようなコメントしてる方もおられるようですが、 小沢氏は総理に対し、表面上は真摯に礼を失せず誠意を持って対応しているし、小沢氏自身は役員会で意見を言わなかったと「伝えられては」いますので、 総理も内心は勘付いているのかもしれないが、表立って非難も出来ないのでは。 要するに、絶対にないのに(結果その通りで)、この経緯とこれが「残したもの」を考えると・・。 以後今現在、声が聞こえてくるのは自民側からばかり、 民主党内はあらかじめ引き締め策をを抗じておけば何とかなると踏んで、悪者になるのは一人(自分自身=小沢氏本人)で済むと。 ましてや、この会談の過程において、「自衛隊の海外派遣に関して原理原則を設けた一般恒久法制定」について前向きな言動を引き出し、 その前提を持論の「国連決議とすることにもやぶさかではない」との言動までも一緒に。 これで、この先与党側はこの民主案を無下に断りづらくなったのではないでしょうか。 まったくの見当はずれかもしれません。 が、たぶん、その答えはこれから先に見えてくるのではないでしょうか。
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- jklmn
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民主党が参議院で過半数とってると思い込んでるのは、あんただけ。 今は、民主党は参議院で国民・日本と会派組んでるけどそれでも過半数はない。 仮に衆議院で民主党が過半数とったとしても、参議院で過半数とってないから、どこかと連立を組むことになる。 社民か、共産か、公明か・・・社民、共産は憲法9条はじめ安全保障で正反対だから難しそう。皮肉にも、小沢に一番近いのは自民党(^^)
お礼
No1 でいただいた情報の真偽のほどが分らず、お礼遅くなりました。 今日の記者会見で小沢さんは、はっきり否定されていましたが。 また、報道に付いても、朝日と日経を除くすべてが嘘の報道を流したと批判されていましたね。 勘違いと思い込みはどこにもあるようです。 ありがとうございました。
- modoki666
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自民党総裁の福田氏が、打診したということは自民党の総意としてしか受け止められません。 政党間の打診を受けた以上、政党間で話するのが当たり前だという事ではないでしょうか? それを小沢氏個人が判断するわけには行かないと思います。 国会の場所で、自民党総裁が会談を申し入れしたのを、民主党の代表の小沢氏が勝手に個人的な会談と解釈するわけには行かないでしょう。 小沢氏が個人的に拒否しても同意しても、それは密室政治以外の何物でもないでしょう。 自民党の総意がどういう形で決まったのかは知りませんが、民主党の総意は役員会で決まったということでしょう。
お礼
回答ありがとうございます。 小沢氏が個人的に拒否しても同意しても、それは密室政治以外の何物でもないでしょう> 密室政治になることを恐れて?そういう意味だったのでしょうか? 民主党内では、首相の打診を即座に断らなかった小沢氏への不満、風当たりが強まっていると多くの新聞に載っていますが、逆に不満を言う方が間違っていると考えた方が良いということでしょうか。
- tooma37
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>小沢さんはどうして大連立構想の打診、即答しなかったのですか? これはなぜ即答で受け入れなかったのかという意味でしょうか?それとも即答で否定しなかったのかという事でしょうか?または即答でなかったことそれ自体(肯定否定関係なく)を問題となさっているのでしょうか? >日本の政治、これから少し面白くなるかも? というご発言から推測して(否定して政局が大きく動くわけではないですからね)何故即答で受け入れなかったかという事がご質問であると仮定してお話します。 もともと民主党が大連立を受け入れる可能性は極めて低かったというべきです。参院選の大勝を受けて単独での政権奪取の可能性が出てきたこの時期に政策の融通や閣僚のポストはおろか総理大臣の椅子でも割りに合わないでしょう。 自民党に各省庁の利権や政権運営の実績といった与党の利得があるように民主党には自民の反対票が流れるという野党第一党の利得があり、この利得こそが先の参院選の大勝最大の原因でしょう。この利得を放棄してまで与党と手を組む事の愚かさを村山連立政権を理由とした社会党崩壊の際に政局の表舞台に立っていた小沢氏が弁えないことは考えにくいです。 また自民党以上に議員間の政治思想的隔たりの思想が激しい民主党が一党に纏まっていることの最大の理由は腐敗した自民党の支配体制を絶って一党優位性よりははるかにマシな二大政党制を確立する事であり、むしろ自民の命脈を保つ役割を果たすとなれば党内の内紛は必至です。 また面白いの定義にもよりますが、これまで実現されなかった政策が実現されるとかこの国の政治構造が大きく変わると言った意味での面白い事態は大連立がなったところで起こりにくいと考えます。党内でさえ意見の隔たりがひどい二党が連立するのですからその妥協の結果となった政策は玉虫色にならざるを得ないでしょう。 >ISAFの問題も言い出したタイミングがいまいち解せないし。 具体的にISAFの名前を出していたかどうかはわかりませんが、国連の決議によって積極的に自衛隊の運用を行うというのは小沢氏の前々からの持論です。海外出兵を自民よりも積極的に行い得るという面で右派を納得させ、国連という楔を打ってアメリカの言いなりならず、また憲法を改正せずにすむという意味で左派を納得させるという含みをもった政策方針です。
補足
質問文が拙くてすみません。 反対のどうしてその場ですぐ断らずに党へ持ち帰ったのかということです。 今まで一党独裁(言葉は悪いですが)だった日本の政治が先の参院選で民主党が過半数を取ったことにより、少しは健全かつ、その結果面白くなりそうだと思ったのですが、、。 ご指摘のように今、日の出の勢いの民主党が連立を受け入れることは考えられないと私は思っていたのですが、それなら何故その場ですぐ断らなかったのかと不思議に思ったのです。 いまさら党の中でコンセンサスが出来ていなかったとも考えられませんし、内部からこの対応に不満の声が出ているともいわれています。 そういう意味でもし民主党が内部分裂でもしたらせっかく国民が期待している二大政党性も水の泡となります。 そういう意味で質問いたしました。
- jklmn
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小沢が打診を受けたんではなく、小沢が打診したのが事の真相らしい。 カメラの前での発言はパフォーマンス。
お礼
こんにちは 丁寧なご説明ありがとうございます。 今日のNHK討論を見て、御説明と同様の感を強めました。 日頃、報道には一応、疑心を持って接しているつもりではいますが、真にその奥を覗くことは、私には難しいと改めて感じました。 しかし、政治音痴ながらも、それなりに、小沢氏が今までの不健全な政治(と私は思っています)の時代を変える器であって欲しいと願っています。