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ウォンと円、どちらがお得?

韓国に旅行に行きます。 デパートなど円もつかえるところがたくさんあると聞いてますが、 現在、ウォン高円安の状態だから、円をつかうと損なのでしょうか? やっぱり、なるべくウォンで買い物したほうがお得なのでしょうか?

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  • Umada
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回答No.1

 日本円での支払いを受け付けている店でも、日本円で払わずに予めウォンに両替して払った方が有利です。ただし、ウォン高円安自体はこのことに直接影響していません。  参考ページ[1]にレート調査結果の一例があります。ロッテデパートでの両替はそう悪いわけではないのですが銀行より1.0%、公認両替所より1.2%程度レートが低いとの結果になっています。また前回の回答で紹介した[2]のページでも、ロッテデパートは最下位ではないにせよレートのよい方ではありません。買い物の際の受け入れレートについては知見を持ち合わせませんが、ロッテデパートの両替レートが目安になるでしょう。  両替商は外貨を相場(外国為替市場の銀行間レート)より少し安く買い取り、それを他の誰かに少し高く売ることで利益を出しています。両替商の立場で考えると、円→ウォンの両替レートはウォン高円安に設定するほど利益率はよくなります。しかしいくらなんでも実態と乖離したレート(例えば100円→500ウォン)に設定すると誰も両替しに来なくなり、商売が干上がってしまいます。ですから外国為替市場の銀行間レートにそれなりに近いレート(手数料として差し引く分は1~3%くらい)に設定して商売することになります。  一方、デパートやその他の店にとっては商品を売るのが第一です。両替を行ったり外貨での買い物を受け付けたりするのは副次的なサービスで、両替をしに来る人がいなくても別に困りません。ですから両替商のように手数料を削ってギリギリのレートに設定する必要もありません。  またデパートや店が両替や買い物で受け入れた外貨は、最終的に銀行などでウォンに交換した上で売り上げに計上することになります。デパートや店が銀行で外貨をウォンに交換する際には銀行側のマージン(為替手数料)も乗りますし、それまでの間の為替変動リスクもあります。それを考えるとデパート・店は自分の側に損が出ないよう、買い物の際の外貨の受け入れレートは安全側(相場より安め)に設定することになります。以上の事情が[1,2]のページのレート調査結果に現れているわけです。ロッテデパートの両替レートがよくないのは予測の範囲内です。  韓国以外の国でも国境付近の町や観光地にある店、あるいは有名百貨店などで外貨をそのまま受取ってくれることはありますが、レートは総じて両替より不利です(付記参照)。「両替する暇がない」「現地通貨だけでは代金に少しだけ足りない」といった時なら外貨で払ってもよいと思いますが、そうでなければ両替して現地通貨で払った方が有利です。  なお免税店では外貨払いが有利になることもあります。免税店は主として外国人相手の商売であり「外貨で払いたい」という要望がそもそも存在すること、受け入れレートをを無理にウォン高外貨安にしなくてよいこと(商品自体の利益率が高いので全体として利益が確保できればよい)、品物も多くは外国から仕入れており、顧客から受取った外貨を自社内で処理できることなどがその背景です。 参考ページ [1] http://guide.travel.goo.ne.jp/e/gootips/ab/asia/korea/seoul/?CATEGORY=OTHERS&ID=10060603 [2] http://www.konest.com/data/shop_hot_report_detail.html?no=1412 付記: 外貨をそのまま受取ってくれる例とそのレート (A)スイス-ドイツ間のスイス船籍フェリーで「ユーロでも払えます」(2006年8月) その時点の銀行間レートは1ユーロ=1.54スイスフラン程度だったが、船内レストランでの受入れレートは1ユーロ→1.45スイスフランと下がる。「多少の為替変動があっても船側に損は出ない」レートになっている。 (B)チェコの土産物店で「ユーロでも払えます」(2007年6月) 両替商を選べばその時点のレートで1ユーロ→27.8チェココルナ程度。しかし土産物店での受け入れレートは1ユーロ→25~26チェココルナと落ちる。 (C)マカオ「香港ドルでも払えます」(2005年2月) マカオではほとんどの場所で香港ドルがそのまま使え、1香港ドル→1マカオパタカで計算される。しかし両替すれば1香港ドル→1.03マカオパタカ程度で3%有利。 (D・例外)カンボジア「米ドルで払えます」(2005年11月) 両替すると1米ドル=3,700カンボジアリエルほどだが、直接支払えば1米ドルは4,000カンボジアリエル分として通用する。「1米ドル=4,000カンボジアリエル」とすれば換算が分かりやすいためと思われ、外国為替市場のレートが多少動いても市中の実勢レートは「1米ドル=4,000カンボジアリエル」からなかなか動かない。

osayo3721
質問者

お礼

またまた、大変わかりやすい回答ありがとうございます。

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