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総胆管拡張症について教えてください
76才の母が、総胆管拡張症といわれ、ERCPによる合併症検査をやるべきか、またその後の手術計画について悩んでいます いままで先天的な拡張症でなんでもなかったのなら、このまま様子を見て、年に数回のMR検査で様子を見るという案も示されました 将来、癌になる可能性などわからない要素を含めて、総合的に判断するのは難しいことですが、診断内容と虚弱な高齢者の立場を考慮してどんな判断をしたらよいか、アドバイスをいただけたら幸いです
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総胆管の拡張がみられるのは、管の途中や出口に 狭くなっている所がある場合が多く、狭くなっている 原因としては、結石と、癌・ポリープなどの「デキモノ」 が挙げられます。 結石が見つかり、なおかつ総胆管が拡張しているのであれば 高齢でも「様子を見ましょう」とはなりませんので、これは 超音波検査で否定されているはずです。 さて、残る可能性はデキモノ(=胆管癌など)という事に なりますがこれは超音波はもちろん、CTでも、末期的な ものでなければ見つかりにくいという事情があります。 よって、総胆管の内部の様子が分かる検査(=ERCP) をする必要があり、これで内部に不整型の凸面などが無く、 ビローンとただ広がっているだけなれば「先天性」の拡張症 だろうと言うことになるわけです。 そのERCPという検査ですが、「こんな検査もう死んでも やらん」という患者さんも多く、苦痛は相当に強いだろう事は 否定しません。 胃カメラを飲んだまま、うつ伏せになってもらったりする必要も あり、時間もかかりますので。 しかし、癌なら手術が出来る初期の段階で見つけたい、と考えて 検査を実施する医者もいますし、腫瘍マーカーの上昇や黄疸など の危惧される所見が無いのに、わざわざ苦痛な検査をする必要は ないと考える医者もいるワケで、どちらが正しいという問題でも 無いように思います。 ご質問にあった提案はあくまでも提案であり、患者さんか ご家族からの要望があれば、当然そちらが優先されます。 ご高齢ではありますが、よろしければお母様にお話されて、 その上で選択してもらっては? というのが僕の考えです。 なぜなら、本人の同意がなければ、どんなに簡単な検査にしても この先の検査(あるいは手術)は全て、ただの苦痛以上の意味を 持たなくなるからです。
お礼
肉親を連れてくるようにいわれたとのことで、本人と同席して主治医から伺いました話です 患者本人が私と同様の情報を主治医から聞いており、患者と私の2人で相談してどうするか考えが決まらず、判断になやみここに質問させていただきました 本人は、手術やもろもろのリスクに懸念がつよいので、様子見の選択を提案しようと思っております 症例に応じた諸情報をいただければ幸いです どうも、ありがとうございました