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膵臓の検査はどれが一番信頼できる?検査の違いや特徴も解説
- 膵臓の検査は血液検査やエコー、CTでは進行した状態を判断しにくいことが多いですが、造影剤を用いた検査で見つけることもあります。
- 膵臓の検査にはERCP、MRCP、PET-CTなどの検査方法がありますが、信頼度が一番高いのはどれでしょうか?
- ERCPは膵臓内の細かい状態を詳細に診断できますが、身体的負担や副作用のリスクも高いです。一方、MRCPやPET-CTは比較的非侵襲的で、全身の写真や内部の詳細を見ることができます。
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半年も症状に悩まされ、ご心配なことと思います。 いろいろな検査を繰り返され、明らかな異常が認められていないようですので、(検査内容が余程不適切でない限り)膵炎・膵臓癌を含め、心配となる病気はないと考えられます。膵臓の病気はひどくならないとわからないと言われたそうですが、半年も症状が続いているのに未だに検査で異常がないというのは、膵臓の病気もないと考えるのが普通です。 ERCPは胃カメラを十二指腸まで進め、膵管に管を差し込んで造影剤を流し込み、レントゲン写真を撮る検査です。結構つらい検査で、胆管・膵管内に造影剤を逆流させて撮影するので、この検査のせいで膵炎を起こしてしまうこともしばしばあります。 MRCPは造影剤を点滴しながら、MRI検査を行うものです。体の負担としては他の二つよりもはるかに少なく、気を付けるのは造影剤のアレルギーくらいです。 PET-CTは、特別な薬(放射性物質)を注射してCTを撮影するというものです。安全ではありますが被爆の問題がありますので、癌の転移を検索するなど、特別な場合を除き、いたずらに行うべき検査ではないと思います。 膵臓の病気の不安をぬぐうためにもし行うならば、体の負担が少なく情報量の多いMRCPがお勧めです。 ともあれ、いずれの検査でもおそらく特別な異常は見つからない可能性が高いと思われますが・・・ ”左上腹部の圧迫感”という症状ですが、多くは胃・あるいは大腸の機能的な異常、簡単に言えばガスが多くたまったり、胃腸の消化運動が少し調子が悪かったりといった、病気とは言えない程度の消化管の不調であることがほとんどではないかと思います。もし特別な病気を考慮するのであれば、左上腹部にある膵臓や脾臓といった内臓の病気は血液検査で異常がないことからまず考えがたく、もしあるとすれば、心臓の病気(狭心症)や尿管結石などが思わず見落とされうる病気です。消化器内科の熟練した専門の先生に、こうした稀な病気の可能性も含めてご相談されることをお勧めします。 また治療面から診断するという意味で、消化管の不快な症状を改善させるお薬、たとえば漢方薬の半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう:胃の動きを改善します)や桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう:大腸の動きを改善します)を内服して、症状が改善するかを試すという方法があります。消化管の治療に詳しい先生でないと、なかなかこうした薬を処方してもらえませんが、通常の西洋の胃腸薬よりもはるかに効果的なことが多々ありますので、一度お試しになられてもよいかと思います。 1日も早く、症状が改善されますように、お大事に。
お礼
漢方ですか。確かに試した事がありません。 胃の運動を良くする薬、腸の運動を良くする薬、体内のガスを抜きやすくする薬など色々と処方をして頂き、色々と様子を見てきましたが、どの薬を飲んでも変化が無かった為に今回の質問をさせて頂いた次第です。 現在のかかりつけ医も開業医ですが、消化器専門医です。もしかしたらということでCTも撮って下さいました。胃と腸の内視鏡は別病院にて私的に行なったものでした。全ての結果を報告して症状を考えると膵臓の可能性はあるかなという事でした。かかりつけ医もERCPまでは行なう必要はないと思うと言っておられましたので、そうなると他の検査となるとMRCPかPET-CTしかないと思いお聞きさせていただきました。 かかりつけ医は40歳前の弟を膵臓がんで亡くされているらしく、とても心配をしてくれております。若いから可能性はかなり低いけど、若いからといって絶対にありえない訳でもないし、事実として弟を無くしているからねと言っておりました。 その時の経験も、医師としての経験も含めて、膵炎・膵臓がんは初期の段階だとエコーはもちろん、CTでも見つけられないし、血液検査では反応の無い事が殆どなんだとも言われました。被爆や副作用も考えて今の段階ではこれ以上の検査は患者次第としか言えないということみたいです。 回答者様には大変詳しくご回答を頂きまして感謝しております。 もう少し様子をみてみるつもりですが、MRCPの検査を初期の精密検査として考えて見ます。あとは漢方のことに対してもかかりつけ医に相談してみます。ご意見ありがとうございました。