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契約アンペアとはどういうものですか
私は関西電力管内に在住しているため、東京電力など大半の電力会社で実施している契約アンペア制のことがよくわかりません。 関西電力にこのことをたずねて見ましたが、ほかにも、中国電力、四国電力、沖縄電力の3社が関西電力と同じ制度を実施しているとの事でした。 私がぜひともお聞きしたいのは、契約アンペア制実施地域、非実施地域の両方に在住になられた経験のある方で、それぞれの電力制度のメリット、デメリット。特に電力料金はどちらが安くついたのか、ということです。 よろしくお願いいたします。
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- kenchin
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両方に居住したことのある元電力社員でございます。 【電気料金はどちらが安いか?】 お宅の電力使用量によって変わりますが、関電で云う従量電灯Aと、東電で云う従量電灯Bを比較して、バクッと計算すると以下の様になります。 ブレーカ容量 電力使用量 電気料金 A KWh/月 円 -------------------------------------------- 30 178 3,848 40 258 5,762 50 334 7,592 60 403 9,279 -------------------------------------------- ブレーカー容量は、東電管内の契約ブレーカーによって決定される基本料金に関わり、上表の使用量より上の場合は東電管内の方が安くなりますね。 (ただし、電気料金には消費税・振替等の各種割引等々を含みませんから、大体の数字です。) 蛇足ですが、ご自分で計算される時のヒントを。 東電は契約アンペア毎に基本料金が掛かり、契約アンペアによっては結構な料金になります。 これに対して、関電管内では契約は「基本料金は安い(295円/契約)が、電力使用量の単価が東電より少し高い」って体系ですよね? ですから、各アンペア毎に両者の基本料金の差を出して、これを電力量料金の差で割ると計算できます。 □ 【それぞれの電力(料金)制度の特徴】 「電化機器は多いが、それらを同時に動かさない=契約アンペアが低くて済む」「しかし、家事などで一日中電気を使う=電力使用量は多い」ご家庭の場合、「契約アンペアを低く抑えると料金が下がる。しかも多く使うと割安な」東電方式の方がお得になる場合が多いでしょう。 逆に、同時に使う機器は多いけども、毎日は電気を使わない(週末は実家に帰る単身赴任とか)の場合なら、「契約アンペアに関係なく、使用量が電気料金に直結する」関電方式の方がお得になります。 ただし、現実的には「安全に使うなら、どちらも実質差が無い。あっても4~500円の差」と言えるでしょうね。 契約アンペアを無理に下げることは、ブレーカーが頻繁に落ちることによるデメリット、例えばパソコンが壊れた事による修理費(の可能性)とか、1箇所のコンセント容量が小さいためにタコ足配線に流れやすい危険性(主として火災)などもありますので、結果として「無理ないアンペア数」が必須になると思うんです。 また、関西と関東の気候や通勤事情の差によって、どうしても電力使用量に差が出てしまいますから、電力用を制限することにも限界が出ちゃうんですよね。 ですから、相当気合を入れてやり繰りするご家庭ならば、どちらの制度でも従来より安く使うことは出来るのでしょうね。
お礼
ありがとうございました