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無所属での国政出馬
地元でも、他でも時々見られる事ですが、最初無所属で当選して 2期目に民主党に所属する国会議員がいますが、何故最初から 党の公認をもらわずに、無所属で出馬したのでしょうか? 市議レベルはわかりますが、国政レベルでは、あまり類を見ないし、 地方だとそのほうがいいとか、民主党公認を最初もらうのは、 難しいのでしょうか? でも、当選された方は、モト官公庁であったり、大手商社マンだったり と、頼めば 公認(自民でも)をもらえそうなのにと思ってしまい ます。 どんな意味があるのでしょうか? メリット、デメリットなど分かる範囲でお願いします。
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選挙において、まず政党が行う大きな仕事は、公認候補の選定です。 現在、衆院選では1選挙区から当選者1名と言う小選挙区制をおいていますので、選挙区から出馬できる党公認候補は1名だけになります。参院選では複数の議員を選出する選挙区がありますが、そこでも各政党とも、公認候補の人数は絞ります。そうしなければ、支持者の票が分裂してしまい、皆が共倒れ、と言う事態になってしまうためです。 公認候補の選定は、勿論、党によって基準が異なりますが、その人物の経歴、人物像のほか、知名度であるとか、地盤であるとかを考慮してなされます。これらで「勝てる可能性が高い」と判断された人物が公認候補となります。 また、選挙区によっては、政党間の選挙協力によって、その政党からは公認候補を出さない、と言うこともあります。 これらによって、公認がもらえず無所属で出馬する候補と言うものが出ます。 このような形で無所属で当選した場合、議会での扱いはどうなるか、と言えば、実は非常に立場の弱い存在になります。 議会でまず重要なのは、会派(政党の中のグループと思っていただければ結構です)の人数です。本会議や委員会での質問時間は全て、会派の人数によって決定されます。無所属の議員は、会派に属していなければ、まともに仕事すら出来ません。 そのため、当選した後に、政党会派への所属を申し出ることになります(勿論、申し出ない人もいますが) 一方、政党の方は、と言えば、こちらも人数が多いことのメリットは多いわけですから、よほどのことがない限り(例えば、全く考え方が異なるなど)、彼らを受け入れます。 これが、無所属議員が政党へと合流する際の大きなパターンです。 このような形で合流した議員は、次の選挙ではその政党所属の議員として立候補するわけですから、政党としても公認を与えないわけにはいきません。また、前回の選挙で政党の支援無しで当選したことで、「実力」が証明されている、ともいえます。政党にとって、これほど心強い候補はいない、と言うことになるでしょう。 以上が、無所属で当選し、その後、政党へ合流。2期目から、政党の公認候補として立候補…と言うことが起こる際の流れです。 質問者さんは「民主党で」と書かれていますが、元々、このようなことを良くやっていたのは自民党です。ただ、自民党の場合、長い歴史などからしがらみが多く(各地の後援会、地方議員、血縁・派閥…などなど)複雑化してしまったこと。そして、民主党が自民党と並んで大きな政党となったことから、民主党から出馬したい、と言う人間が増えたこと…などが、民主党で目立つ理由ではないかと思います。
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- moritan2
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前回の参議院選挙では民主党の公認が可能でもあえて無所属で立候補した候補がいました。というのは、民主党の公認になってしまうと社民や国民新党の支援が得られなくなるからです。実際に、社民と国民新党の支援を得て激戦区で勝利して初当選した議員がいます。その候補の立候補の発表には小沢党首も記者会見に同席していたので、もし公認にするならできたはずですが、あえてしなかったわけです。