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ある高段棋士の言葉
「自分にとって重要ではなく、相手にとって重要な対局こそ全力で戦わねばならない。」 正確ではないですが、ある有名なプロ棋士の言葉だったと思います。 これ、前から、今ひとつピンとこない言葉だと思っていたのですが、 どいいうふうな意味なのでしょうか?
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『人間における勝負の研究』という本のなかで、米長 邦雄さんが書かれていました^0^。 将棋の世界で、相手にとって段位の上下がかかっている重要な対局で、手加減すると、自分に「負けぐせがついてしまい、運も逃げてしまう」そうです☆
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- CitronTree
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アマ三段のモノです。 このテのセリフはよく言われていることですが、 ワタシの記憶が確かならば(古ぅ)、米長永世棋聖が言いそうな言葉です。 プロ棋士にとって、公式対局であれば全て、 「重要でない対局」 ナンテあるわけがありません。 それを前提に、もうアタリマエにワカリキッタこととしてくださいね。 ◇ 例えば、 自分にとっては、「消化試合」的な対局があったとします。 でも、相手は、これに負ければ、「降格!」 つまり今後(一定期間の)対局料が下がる対局だったとします。 まぁ、人情的には消化試合だし、ユルめてやるかぁなんて(あっちゃあイケないんですが)、 それは、相手に対しても失礼だし、 そのようなときですら、全力で向かっていく! というようなことのはずです。 実際、そのような場面で、降格していくケースも多く、 そのことが返って、今後の反撃のバネになっている場合もあります。 ◇ 繰り返しますが、 相手の収入減や立場を考えて、 指し手をユルめたり、してはいけないという(勝負師としてはゴクあたりまえの) 戒めを含めた言葉だと思います。 それと、将棋を指すことが命である、プロ棋士にとって、重要でない対局というものは存在しません。 ただ、「ランキング」等の数多い制度上、盤外(収入とか立場とかの)の 浮き沈みが、戦闘心理に影響を与えそうな場面、というものは存在します。 おわかりいただけましたでしょうか。
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回答ありがとうございました。 ようするに、 「どんな対局でも全力をつくさねばならない」 という事ですか。 そう言ったのでは当たり前すぎるので、少しひねった言い方をしたと考えればいいのでしょうか? 相手にとって重要だけれども、自分にとってはあまり重要でない、消化試合的な対局は、人情的に力が入りにくいが、プロとしてはそれではいけない、 ということですね。 私が分かりにくいと思ったのは、 「自分にとって重要ではなく、相手にとって重要な対局も全力で戦わねばならない。」 ではなく、 「自分にとって重要ではなく、相手にとって重要な対局こそ全力で戦わねばならない。」 というふうに、一見、意地の悪い言い方をしているところなのですが、 自分にとって重要な対局は、誰でも自然に力を出すものだが、その逆の状況では力が出にくい。だから、そういう状況では、意識して、全力をだす様にしなければいけない、というふうに、とればいいのでしょうか。 少し分かった様に思います。 ありがとうございました。
お礼
回答ありがとうございます。 実は、私、漠然と、これに近いことを考えていました。 プロの勝負の世界とはレベルの違う、卑近な例なのですが、 友人とマージャンをしている時に、途中まで、自分が大勝ちしていたとします。 そこで、私などは、えてして気を抜いてしまい、つまらぬミスをして振り込んだりします。すると、次第につきが無くなってきて、さっきまで楽にあがれていたのがうそみたいに、あがれなくなります。気がつくと、最終的には、自分が負けていたなどと言うことがよくあります。 自分が大勝ちしている状況でも、まだ鬼のように相手を突き放し、がめつく勝ちを手にする様な人が、勝負に強い人なのだろうと考えたりしていました。 ピントのずれた例えだったのかもしれませんが、つきを逃がすか、おさえるか、といったことを漠然と考えていました。 『人間における勝負の研究』という本を探して読んでみたいと思います。 興味がわいてきました。 ありがとうございました。