前立腺癌、現状と予後について(できれば専門家の方)
お世話になります。家族(父)の前立腺癌について、アドバイスを頂きたいと思っています。私も曲がりながら医療関係者ですので、ある程度専門的に回答を記載頂いて問題ありません。また、複数質問がありますが、ひとつでもご存知、若しくはコメント、アドバイスを頂けるならそれだけ回答頂いても一切問題ございませんし、嬉しいくらいですので、よろしくお願い申し上げます。
まず現状です。74歳の父が前立腺癌になり、ホルモン療法を約半年前に始めました。発見が遅れ、発見した医師も驚くPSA8,000という高値での発見、さらにグリソン分類でも9でした。そして骨にもかなり転移が認められました。ただ、最近は治療法も進歩しているので、これがすぐ末期という訳ではない、という説明などを受け、ホルモン療法をまず開始しました。ただ、ホルモン療法最初は効くものの、ある時効かなくなり化学療法に切り替えなければならない時が来るだろう、との説明も受けました。特に悪性度の高い発見が遅れた癌である為、その時期は早く来る可能性が高いと言われました。
ホルモン療法を始めてPSAはどんどん下がり、今年始めにはPSAが基準値に戻りました。ところが、3月の検査で5台、今月(4月)始めの検査で8台までまた上昇を始めました。父自身の体の調子は良くなっているらしく、骨転移からと思われる体の痛みは順当に減っていっています。担当医の方は「ホルモン療法が既に効かなくなっている可能性が高い。ただ、経口で用いていたカソデックスという薬が時々PSAを上げる事があるので、一度止めてどう変化するか様子を見る。このままPSAが上がるのであれば、すぐ化学療法を始めたほうが良い。化学療法にはドセタキセルという薬を用いる。良い薬で以前のような化学療法からイメージされるような副作用は起こりにくいが、ゼロという訳ではない。家族でよく相談して決めて欲しい。ALP値は下がっているので骨の痛みが少なくなっているのは説明がつく」という事を言われました。その説明内容についてにさらに詳しく聞く時間がなかったので、ここで質問させて頂きます。(現在はカソデックス中止して次回の「検査待ち」の段階です。)
最初述べましたように、一部のみ答えて頂ける場合でも大歓迎ですので、宜しくお願いいたします。
(1)カソデックスという経口ホルモン薬が原因でPSAが上がっている可能性(ケース)というのは、実際にどれくらいあるのでしょうか?
(2)PSA値がまた上がり始めたのに、ALP値がまだ下がり続け体感的にも痛みが減るような事はあるのでしょうか?これは単なる時間的なギャップで、またすぐにALP値上昇、痛み復活が予測、予想される(化学療法をしないのであれば)のでしょうか?
(3)ドセタキセルについて調べてもそれほど詳しい情報が見つけられませんでした。個人差は承知ですが、担当医の方の説明のように「副作用で苦しむ」という旧来の副作用のイメージではない、副作用がかなり抑えられた薬であると認識して良いのでしょうか?最初は入院して様子を見るが、通常は通院治療になるという説明を受けているので、そうであればそんなに副作用がないと考えてよいのかなと楽観的に捉えてはいるのですが、現実がどうなのか知りたく思っています。
(4)そして、このPSAの再上昇がカソデックスのせいではなく、このままドセタキセル治療を開始するとして、今までの経緯から考え、予後を含め、家族として(本人もですが)どれくらいの覚悟をするべきと考えられますか?例えば予後としては1年くらい持つ可能性が高いとか、もっと短いとか・・・。通院治療という事なので、数ヶ月という訳ではないと認識はしているのですが、介護の問題もあり、ある程度予想される今後の経過について(個人差は承知です)何らかのアドバイス、コメントを頂けたらと思っています。
以上よろしくお願い申し上げます。
お礼
そーですか、大事に至らなくて本当によかったですね。 貴重な体験談ありがとうございます。毎年、検査を受けることにします。