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脳梗塞について
95歳の祖母が脳梗塞で入院しました。 以前、3年程前に心筋梗塞で入院しましたが、何とか退院し、普通に自宅で生活をしていました。今度は脳の病気なので、回復の余地はあるのか素人にはわからないので、治る見込みはありそうか教えてください。 ちなみに、お盆の時の様子ですが、杖をつきながら何とか歩く。こちらから話していることはほとんど聞き取れない。言葉を発すればきちんと話すことはできる。・・・といった感じです。
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- inoge
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脳梗塞と一口に言っても直径5ミリ以下のものから大脳の半分が一挙に組織損傷するものもあるので程度次第です。最低でもMRI画像が無いと(検査所見全部あることが望ましい)はっきりとした機能予後は言えません。医師の仕事は断片的な情報で断定することではありません。 歩行機能についてのおおまかな目安としては、95歳の患者が歩行可能になるのは、梗塞が小さいラクナ梗塞といわれるタイプでかつ 発症時(直後より数日目あたりの方が参考になる)の麻痺が足を重力に逆らって上げることができる程度の場合にほぼ限定されると思います。食事を充分に摂取できる嚥下機能が有る事も非常に重要です。コミュニケーションが取れないとリハビリになりません。他に大きな病気が無いと仮定した上での話です。
- Dearwoman
- ベストアンサー率67% (19/28)
脳梗塞でいったん神経細胞が死んでしまうと、脳の働きを元に戻すことはできません。脳細胞が死なないうち(発生から3時間から、せいぜい6時間以内)に血液の流れをもとに戻すことができればまだ大丈夫ですが発症から数時間以内に治療が開始できる例は非常に少ないのが現状です。 つまり一度かかってしまったらそれ以上に進行しないよう食い止めること、後遺症が起こった後のリハビリテーションが主になってしまうんです。 治療の実際は内科的治療が主体です。 急性期では脳浮腫が起き、脳の圧力が増して、脳幹部が圧迫されて意識障害や呼吸停止をおこして大事に至る場合もあります。浮腫を軽減するための薬剤が投与されたりしてそれ以上に症状が進行するのを防ぎます。 急性期を過ぎますと、血栓を予防する薬を飲み続けることになります。 外科的療法には、一時血行再建術として、バイパス手術が行われましたが、現在ではその手術の対象となる例は非常に少ないことがわかり、一般的ではありません。 軽い脳梗塞例で内頸動脈に狭窄がある例では内頸動脈内膜剥離術といった動脈硬化部分を取り除いて内頸動脈の血管径を広げる手術が行われます。国際的な研究で、70歳以下で内頸動脈の径が60%以上の狭窄がある例ではこの手術が将来の脳梗塞予防に有効であることが分かり、現在確立した方法となっています。 ここで最も大事なのが脳梗塞の後遺症として、半身麻痺、失語などがあります。この治療として行うのがリハビリテーションです。脳梗塞はいったんかかってしまうと脳組織の機能は戻りません。しかしリハビリテーションを行うことで、他の部分の機能が失われた機能を補うように働き出します。発症早期からリハビリテーションを行うことで、寝たきりの率を減らすことができるんです。
お礼
ありがとうございます。 祖母は今、言葉はしゃべれませんが、手や足を一生懸命動かしたりしています。 その生命力を信じてがんばります。
お礼
ありがとうございます。 今は入院したばかりの頃よりは落ち着いています。 言葉はしゃべれませんが、手足を動かしたりして、元気を取り戻そうとしているように見えます。 これからは祖母の生命力を信じながら頑張るだけです。