『占い』と一言で言っても、その種類は多種多様です。
それに伴い、使用目的も多種多様です。
占いは大きく分けて、
A. 霊能力など個人の能力に頼るもの
B.学びさえすれば誰でもある程度判断できるもの
C.上記A.B.の中間的な性質を持つもの
の3つに分かれます。
上記のA.については、個人の能力に応じて判断できる範囲や期間が異なります。
上記のC.に含まれるものとして、『易』や『タロット』が考えられます。
これらについては、私は詳しくないので詳しい方にご説明願いたいと思います。
私は、上記のB.について主にご説明致します。
上記B.の「学びさえすれば誰でもある程度判断できるもの」の中にも、
a.実在の天体の運行とは無関係に判断するもの
b.実在の天体の運行を多かれ少なかれ考慮して判断するもの
の2種類あります。
上記のa.をさらに分類すると、『人相』『手相』などの人に関するものと、『地理風水』などの人以外の物に関するものに分かれます。
『人相』『手相』等を観ることを総称して『観相』と言ったりします。
人の細胞は日々生まれ変わっているように、指紋などのように死ぬまで変わらないものから判断する場合を除き、『人相』『手相』などは日々変化し、通常3年も経てば多かれ少なかれ変化していると考えられています。
上記のb.をさらに分類すると、先程のa.と同様、
1.人の運命を観るためのもの
2.『陽宅風水(家相)』『隠宅風水(墓相)』『奇門遁甲(方位術)』などの人以外のものに関するもの
3.『六壬神課』など、人が判断したことの行く末を観るためのもの
の3つに分かれます。
これらには、基本的には有効期限というものはありません。
ここでは、上記の1.「人の運命を観るためのもの」について、さらに詳しく見ることにします。
「人の運命を観るためのもの」の中には、『ホロスコープ』『紫微斗数』『四柱推命』『算命学』など一般的に占星術と呼ばれるものがあり、これらは基本的に先天的に持って生まれたものを基本として、それが時の移り変わりと共にどのような変化をしていくかを観ます。したがって、占星術で観ることができるのは、過去・現在・未来の全てです。
しかし、観ることができる最小単位はそれぞれ異なっていて、例えば、
『紫微斗数』は1時間単位まで、
『四柱推命』『算命学』は2時間単位まで理論的には可能ですが、一般的には最小は日単位まで、それぞれ観ることができます。
但し、ご注意願いたいのは、これら占星術で観ることができるのは、ある傾向の強弱のみです。
例えば、性格に関して言えば、貴女の場合、基本的にこういう傾向やこういう傾向が強く、それがこういう時期には強く出たり弱く出たりするでしょうとか。
恋愛に関して言えば、こういう人を好きになる傾向が強く、また、こういう人であれば比較的うまく行くでしょうとか。この時期に異性運が強いので独身者であればこの時期に結婚する傾向が強いでしょうというように。
したがって、その人の置かれている状況によって、その人の持つ傾向が、現実にどのような現象をもたらすのかの判断が変化します。
例えば、恋愛に関して言えば、異性との結び付きが強い傾向のある時期があったとして、独身者ならば「この時期に結婚するでしょう」となりますし、既婚者であれば「夫婦の結び付きが強まるでしょう」となります。また、独身・既婚に関わらず、ある傾向の強い人の場合には「不倫に注意」となります。
とりあえずこんなところです。
以上、ご参考まで。
お礼
ご丁寧なご回答ありがとうございます。 なるほど、まさに多種多様ですね。 まずは、自分の占いたい方向性を決めてから、観ていただいた方がよさそうですね。 参考になりました。
補足
ところで、個人の能力などに頼る占いはどうなんでしょうか?専門家の方にお答え願いたいのですが・・・。宜しくお願いします。