まず、今行われている日豪関税の自由化交渉が成立したら北海道の農業が壊滅します。そうすると約8パーセントほどの自給率が低下されることが予想されます。現在交渉中なので、石油危機などよりも切実に差し迫っていることです。
そうなれば食料を輸入してはどうか?という気持ちになるでしょうが、世界の穀物情勢はバイオエタノール用へ転換されていきます。それに伴い、飼料用穀物も急激に値上げとなり、牛肉や豚肉への影響も懸念されます。もちろん食料用穀物も減って行くでしょう。さらに今、日本への輸入依存度が高いオーストラリアにおいては危機的な干ばつにより、大幅な穀物の減産が予想されます。もともとオーストラリアにおいては少雨の気候のため、数年ごとに干ばつの被害ンあっています。そうなれば、国内への供給を減らしてでも、輸出に回してくれると思いますか?
飢餓輸出などしてしまうと、民衆から恨みを買い、政権へ大ダメージを
負うでしょう。
では、入ってこなければ作ればよいと考えるかもしれませんが、輸入自由化によって壊滅した農業地帯においては、休耕地だけが残り、作り手が居なくなっているでしょう。誰でもすぐに作れるわけじゃありませんしね。今現在においても、耕す人間が居ないのです。駐車場など潰さなくても畑は余っています、作り手が居ないため、どうしようもありません。また、芋ばっかり作っていれば、あっという間に連作障害やセンチュウの蔓延で芋など作れなくなるでしょうね。
今、自由化に歯止めをかけておかないと、日本の農業そのものが壊滅し、外国に生命線を握られることになるのです。そして外国から食料が入らなくなったら、日本は他国から奪うか、滅びるかということになるでしょう。
ちなみにちょっと古いですが平成12年の段階で農業就業人口389万人、農協職員数31万2千人
偏見に満ちた回答にはご注意を
お礼
ありがとうございます。 良い参考となりました。 これからは少子高齢化の時代で20年後には 一人につき65歳以上の人を3人、 面倒を見なくてはならなくなるそうです。 そんな中、食糧危機はホントこわいです。