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数珠について
数珠には、仏教的な意義があると思います。最近100円ショップで売られていたり、喪服をセットで購入した時ついていたことがありました。また、手芸店で手作り用の商品を見かけました。自分で作って差し支えなければ心をこめて作ってみたいと思います。そして、出来上がった数珠は菩提寺等で祈願するほうがよいのですか?
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なるほど・・・ 数珠に導かれていますね。 数珠は宗派によって一応の“形”がありますが、 「自宗の形以外のものは数珠として認めない!」 などと了見の狭いことをいう宗派も無いでしょう。 また、“数珠の形”のようなモノにこだわることを“執着(しゅうじゃく)”といいます。 お坊さん等、専門化が拝むときは作法によって必要な形がありますが、一般の方には無縁なことです。 当方、数珠にはずいぶん凝りましたが、宗派の形にとらわれない自分流の数珠もずいぶん作りました。 貴方も“菩提心”に任せて自由に造られたらどうでしょう。それが本来あるべき姿です。決まりきった市販のものよりもよっぽど功徳がありますし、いいお守りになります。 いろんなことを言う人がいますが、玉の数や材質は後付の説明に過ぎません。 出来上がったものは、せっかくですから菩提寺で祈願してもらうといいでしょう(断られるかもしれませんが)。 よいものができますように・・・ 合 掌
- yuhkoh
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数珠は念珠とも言うように、古代インドで「ジャバ」と呼ばれる聖なる言葉を念じる瞑想を行う際に、その回数を数えるための法具でした。この修行法は大乗仏教でも取り入れられ、真言念誦や口称念仏の際に実用的に用いられ、またそこから大乗仏教徒のシンボルとして保持することの功徳が説かれました。 数珠を手作りされることそれ自体は、功徳のあることですから問題はありません。ただし(どの程度の大きさの数珠かは分かりませんが)球の数や配置の形式、房の結び方など宗派によって決まり事がありますので、まずは菩提寺に数珠の作法を伺ってはどうでしょうか? なお私の属する真言宗では、数珠の球の数について次のような意味があります(諸説あるのでこれがすべてではありません)。 108…金剛界曼荼羅の百八躯の仏尊 54…仏道修行の五十四位 42…四十二位 27…二十七賢聖 21…二十一位 14…観音菩薩の十四無畏(無畏=畏<おそ>れを取り除くこと) 祈願云々は絶対しなければならないというものではないでしょう。 なお、私は修行を始めたころ師匠に「初心の修行者は贅沢を戒める故仁、高価な木や石を用いた念珠を持たないように」と梅(吉祥の意味があると同時に安価な材質です)の念珠を持たされました。質問者さんも極度に華美なものにならないように、数珠の意義からはずれない程度の材質を用いられた方がよろしいかと思います。
お礼
大変貴重なご回答、ご指導ありがとうございます。お守りにと持っていた水晶のロングネックレスのワイヤーが切れました。着脱に都合が良い長さではあったのですが、40cmほどのネックレスと何か別のものに作り変えようと思い、玉を分けてみたら女性が持つ数珠ができそうだったので思い立ったのです。お彼岸が近づいてまいります。ご先祖様への感謝とご供養の心をこめて、作ってみます。ありがとうございました。 合掌
お礼
大変参考になるご回答ありがとうございました。お彼岸が近づいてまいります。すでに他界した父、祖父母ご先祖様への感謝と供養の心を以って作ってみます。ありがとうございます。 合掌