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何のお経であるか教えて!(浄土宗)
小生、浄土宗なのですが、盆供養の際、僧侶が唱えていた一節が 何のお経であるのか、ネット検索や信徒用日常勤行聖典にも載っておらず、 よく分かりませんでした。ご存知の方教えて下さい! 「いっさい しょうれい しょうごくらく でんだい じょうしょう がくごだい ぎょうざん つたいし いんろう さんむ ゆうほ~ さい」 (耳で聴いているだけなので多少、音が間違っているかと思います。)
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真言宗の僧籍の者です。おそらくは回向文(えこうもん:仏事法会の功徳を自他に振り向けることを仏に願う言葉)の一つと思われます。 質問者さんの書き込みからおそらくは以下のような文句かと思われます。 一切精霊生極楽(いっさいしょうりょうしょうごくらく) 上品蓮台成正覚(じょうぼんれんだいじょうしょうがく) 菩提行願不退転(ぼだいぎょうがんふたいてん) 引導三有及法界(いんどうさんぬぎゅうほっかい) 意訳すれば 「すべての精霊が極楽浄土に往生するように」 「上品上生の蓮台で、完全なる覚りを得られるように」 「われわれの覚りを求める願いが後戻りしないように」 「すべての世界の迷える衆生を覚りの世界へ導いてくれるように」(回向いたします) となるでしょう。勤行次第などに掲載されていないのは、法会の趣旨などによって適宜に文句が変わるので、上述に必ずしも限定されないからです。 上品上生(じょうぼんじょうしょう)…極楽往生の際に生前の功徳の差によって上品・中品(ちゅうぼん)・下品(げぼん)と上生・中生・下生の組み合わせで、九種類の往生(九品往生)がある。蓮は仏教では覚りの象徴であり、また浄土経典では極楽に咲く花とされる。密教でも阿弥陀如来の瞑想を蓮で表す。 三有…さんう(さんぬ)。凡夫が輪廻する世界を大きく3つに分ける世界観。三界ともいい、仏教はこの世界の迷いからの解脱を目指す。 淫・食の欲望がある欲界。 前述の二欲を離れるが、物質的条件(色)にとらわれる色(しき)界。 色を離れ精神作用のみに生きる無色界
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- 馬鹿 禿(@baka-hage)
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これは『一切精霊偈』(いっさいしょうりょうげ)ですね。 一切精霊生極楽(いっさいしょうりょうしょうごくらく) 上品蓮台成正覚(じょうぼんれんだいじょうしょうがく) 菩提行願不退転(ぼだいぎょうがんふたいてん) 引導三有及法界(いんどうさんぬぎゅうほうかい) 供養する全ての者たちが修めた全てのよい行いを振り向けることで、すべてのものが往生することを願う言葉です。 上の二句は、全ての人々・精霊が極楽に往生して悟りを開き仏様になることをあらわし、下の二句は、極楽に往生して悟りを開いた後に、この世に戻り全ての人々を導くことが示されています。 上の二句は『大毘留遮那経』、下の二句は『理趣分』からとったといわれます。また、この文を作ったのは、鎌倉にあります金戒光明寺の観誉祐崇といわれています。江戸期くらいにポピュラーに唱えられるようになったようです。 私は浄土真宗の人間なので唱えませんが、浄土宗さんにはちゃんとあるようです。ただ、私も浄土宗の人間ではないので、この解釈が正しいかはなんともいえません。正確な意味を知りたいのであれば、ご自身の菩提寺さんの御住持にお尋ねになったほうが、ここで聞くより納得のいく答えがもらえるはずですよ。お寺は訪ねにくいところかもしれませんが、お寺のほうは聞いてもらいたいことがたくさんあるはずですよ。 長々講釈いたしましたが、参考にしていただければ幸いです。 合掌 南無阿弥陀佛
お礼
ご丁寧に有難う御座います。勉強になります。
- hiroleta
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「いっさい しょうれい しょうごくらく でんだい じょうしょう がくごだい ぎょうざん つたいし いんろう さんむ ゆうほ~ さい」←浄土真宗 仏説阿弥陀経では・・・! 自分で唱えた事も有りますが、良く似ています。 手元に経本が無いので確認が出来ませんが、この言葉の多くは記憶に有ります。
- chrivia
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創価学会かなぁ。 何回か聞いたことがあり、少し似ていますね。
お礼
有難う御座います! 心に気になっていなので、勉強になりました。(感謝!)