大人ニキビも一般的に言われるニキビも、同じ「ニキビ」なんですが、出来る原因が少し違います。
思春期に出来るニキビの主な原因は、過剰な皮脂の分泌により毛穴が詰まったり汚れがたまり易くなったりすることで出来ます。
なので一般的に言われるニキビ対策の洗顔料は、とても脱脂力が強いです。過剰に出る皮脂をどんどん洗って清潔を保つというところでしょうか。
一方大人ニキビといわれるニキビの主な原因は、ホルモンのバランスのくずれにより出来ることが多いです。
これは年齢的なものです。
皮膚の皮脂と水分のバランスがうまくとれていると、ニキビなどのトラブルもなく綺麗な肌を保つ事が出来ます。
しかしホルモンのバランスが崩れると、皮脂と水分のバランスが崩れ、皮脂が過剰に出るけれども乾燥も酷いとか、顔の中でもTゾーンは油っぽいのに口の回りは乾燥で粉をふいているとかといったことが起こります。
こうなると一般的なニキビ用の脱脂力が強い洗顔料を使うと、脂を取り過ぎてしまって乾燥している部分はますます乾燥しますし、皮脂が出ている部分は脂が不足していると判断し、ますます過剰に脂を出そうとしてしまい、結局悪循環になってしまうと言うわけです。
このような理由からその人に合ったニキビの洗顔料を選択しなければいけないということが言えるでしょう。
普通のニキビが出ている方ならば、大人ニキビの洗顔料を使っても脱脂力が弱いし潤いを保つためのものも入っていると思うので、効かないというか物足りないかもしれませんね。
ちなみに男女の違いについてですが、女性は18~20歳位をピークにあとは皮脂の分泌が減っていき乾燥しがちになっていきます。お肌の曲がり角ですね。よく言われるそれはもう少し後の年齢ですが、実際はもっと若いうちに曲がり角が来ているのです。
なので大人ニキビが出来る年齢も早いと思います。
一方男性は中年以降も皮脂が出続けます(おじさんが脂ぎっているのはその為です)ので、大人になっても出ている方はどちらかといえば普通のニキビの方が多いでしょう。