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救助隊の 組織の力について
普通なら、まる1日かかる救助でも 救助隊なら、1時間でできてしまう。 それが組織の強みだと思うのですが。 こういった素早い行動をとるにはどのような条件がいるのでしょうか?
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「救助隊」と一口に言いますが、救助隊も組織の中の一部門に過ぎません。 自衛隊、消防等色々有ります。 自衛隊の場合、御存知かもしれませんが、全国に駐屯地・基地があり、陸海空色々な部隊があり、海外も含め、即応性では一番でしょう。 しかし、阪神淡路大震災の時のように、部隊の判断で救援に向かえば「軍国主義復活」と攻撃され、自治体等からの要請を待てば「遅い」とまたもや非難される、不条理なところがあり、運用面で即応性を阻害されています。 自己完結性が高いので、急な、長期間に渡る行動にも対処できるので、大規模災害には不可欠ですね。 消防やその他の救助隊は、あくまで一部門であり、人数も限られ、また、地方自治体に所属するものなので、小規模な災害や救出は行えますが、大規模な災害では手に余るのが現実です。 限界を超える場合には、都道府県の枠を超え、救助隊を組織するのですが、救助隊を保有する自治体も少数です。 小規模な救出に限って言えば、「素早く、的確な命令を下せる指揮系統」、「現地まで救助隊と装備を輸送できる輸送手段」、「小規模救助に備えた待機・交代要員+訓練・練成を行う要員」、「必要な装備及びバックアップ体制を整える組織」、そしてこれらは一部門なので、「本体業務を遂行しつつ、これらを内包できる大きな組織」が必要となります。