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心不全にジゴキシンを何故使わないのでしょう?
私の父は93歳で心不全です。 2004.8.13の時にEFが46%でしたが、 2007.2.20ではEFは36%になってしまいました。 今年の2月頃に風邪をきっかけにして肺に水が溜まり利尿剤と 透析で肺の水を取りました。 心臓の力が弱いので、素人考えですがジゴキシンを使ったら良いのでは と思ってお医者さんに言いましたが、使わないわけではないと言われましたが結局使われませんでした。 何故、ジゴキシンを使われないのでしょうか?
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ジゴキシン(ジギタリス製剤)は古くから使用されてきた薬で20年ほど前までのような他の薬が無い時代では第一選択とされていたこともあるものでした。特に脈拍が速い心房細動になっている場合はこの頻脈を落ち着かせる働きもありこのことも心不全に有利に働くためこうした場合には現在でもよく使われるものです。 お考えのように動く力が弱い心不全ですから動きを強める薬を思い浮かべるのが普通と思います。ジギタリスもその働きがありますがそれほど強いものではありません。 こうしたことを狙った薬の開発がされてきましたが結果的にはかえって寿命を短くするものがほとんどでした。「痩せ馬にムチを打つ」とたとえられます。 変わって現在の心不全治療の主体は心臓の負担を軽くする薬です。 古くから使われる利尿剤もこうした働きがあります。 心不全の時には他の臓器からいろんな物質が出て心臓に対して負担になりさらに心臓の働きを落とすような悪循環になっていますがこうしたことを絶つ薬が初期から使われます。 最近ではかつては心臓の動きを落とすため心不全の場合には使ってはいけないとされていた薬が使い方を工夫すれば心臓を保護して改善することがあることも知られるようになっています。 ジギタリスは今でも頻脈性心房細動ではよく使いますが、そうでない場合は使われる頻度が少なくなっています。特に高齢者ではサジ加減が難しく副作用の頻度が高まりますので使うとしても軽く使うことになりあまり効果を期待することはできなくなります。
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- RX-78xxx
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心不全の原因は分かりませんので、推測しながら書いてみます。 医師ではありませんので、参考にとどめてください。 かなりのご高齢です。たぶん房室伝導障害はあるのではないかと思います。また、もし今の心拍数が30~45くらい、もしくは心電図上で心房興奮が見られなければ洞機能不全も考えられますのでジギタリスは不可です。 EFは超音波で計測したものでしょうか? EFは心臓カテーテル検査で調べることもできます。その時に冠動脈狭窄も検査できます。なお、年齢的にできない検査ではありませんが、お勧めできる年齢でもないと思います。 冠動脈狭窄がある場合で、カテーテル的な治療が難しい場合は、通常外科的に心臓の手術(バイパス)を行います。しかし、年齢的に外科的手術は難しいですので、ジギタリス投与は長期間に及ぶでしょう。長期間のジギタリスは予後がよくない、とのデータがあり、また、ジギタリス自体副作用の強い薬です。 ほかにも考えられますが、総合的にドクターが考えてのことではないかな、と思います。 あまり参考にならないかもしれませんが、ご一読ください。
お礼
有難う御座います。 やはり、ジゴキシンは副作用が強いんですね。
お礼
大変有難う御座います。 良くわかりました。