日本の森林伐採について。
先日、大学の講義の中で先生が今の伐採の仕方は大変問題があるとおっしゃいました。
昔は職人さんが枝葉を切り落とし、幹だけを収集していたそうですが、今は【全木集材】といって大型機械で枝葉を全部つけたまま収集する、という方法をとっているそうです。枝葉には窒素、リン、カリウムやマグネシウムなど多くの養分が含まれています。昔の方法では、多くの養分がある枝葉を森林の中に残すので、まだ環境が保たれていたそうです。しかし現代の方法は効率は良いけれど、森林の中の養分が根こそぎ持っていかれるので、新たにまた木を植えても良く育たない、という問題を抱えているとのことでした。落葉や落枝によって森林の中に養分が還元されることを森林の【自己施肥系】というのですが、それが崩れてしまうそうです。
また、もう一つの問題点として持ち出された木は幹しか使われないので、枝葉が新たなごみとなって山の空き地に放置され、新しいゴミ問題が起きてしまうそうです。
そこで質問したいのですが、そこまでわかっているのにどうして業者やそういった人は枝葉を元の場所に戻さないのでしょうか?
また昔と今の伐採量や土に残される養分の量など、その他何でもいいので教えてください。グラフなどが載っているURLなども教えてくださると嬉しいです。
よろしくお願いします。