出張で再回答が遅れました。
実力テストで約200点程度、定期テストは推測で約300弱程度ということなのですが、正直、英語は末期ガン状態だろうし、かつ本人の心が折れている(=英語の指導しだすとやりたくなさげの状態をさす)ようでしたら、英語は「切る」方向性で行きましょう。なので、まずは「本人に嫌いな科目の中でさらに一番嫌いな科目を確認する」作業から入りましょう。そしたら、その科目は切り、あとは違う科目でカバーする方向性で行きましょう。我々の仕事は「志望校に受からせること」であって、「全科目の点数を100点にすること」ではないですから。
私がその子の家庭教師なら、英語を切りますね。理由は英語は全学年のことを満遍なく理解していないと、長文を読めないからです。その点数だと、まずは動詞の単語を覚えるところからやらなければなりませんが、それをやると中学生の心が折れるので、私は中三の子で夏期にその点数だったら、親御さんに「今、英語がこの点数だと時間だけ無駄にかかるので、英語はしませんよ。その代わり他の科目で英語の分を頑張らせます。いいですか?」と説明して了解を得ますね。
そしたら、まずは入試で出やすいところ・高得点なところ・本人が苦手なところを中心にやりましょう。まずは苦手な中でも各科目につき一つずつかたずけて行きましょう(例:理科の電気と電流だけとか、地理ならアジア地区だけとか、歴史なら江戸時代だけとか、数学なら文章問題だけとか…)。
多分成績を見た感じ、
数学→文章問題・関数・図形が苦手
理科
一分野:計算系(電気・化学・物理系など)
二分野:飽和水蒸気量・初期微動などの地震の計算系
は苦手だと思いますね。そうでしょう?
なもんで、まずは理数系は上記の苦手なところをどれか一つやらせてみてください。
次に、社会は頻出テーマを中心に、「記述問題」がのっている問題集を一冊最低でも10回ぐらいは同じ問題集をサーキットトレーニングしてください。問題集は学校が配布しているワークと、本屋で市販されている社会の記述問題に関する問題集です(メーカーはどこでもいい)。公民は配点が低いので後回しでかまいません。ただ、夏休み終わったら、中間・期末テスト前だけ内申対策として公民はやりましょう。ぶっちゃけ二学期期末テスト(ないし後期中間テスト)が終わったら公民は切ってもいいと思います。
【社会の頻出テーマ】
世界地理:アジア・アメリカ
日本地理:四国・瀬戸内地方、関東地方・関西地方
歴史:江戸時代・明治時代・平安時代
この中では江戸時代が全国どこの公立高校でも一番配点が高いですので、まずは江戸時代からやりましょう。また、地理の四国・瀬戸内地方は地元でしょうから、マニアックな教科書にも出てこない農作物や歴史上の人物も出てきますので、そこは過去問を徹底的に分析してください。大学生以上の人が見れば、すぐわかります。
補足
1.公立の看護科志望 2.定期テスト(1学期中間)数学:61、英語:42、国語:59 実力診断テスト 英語:17、理:63、社:22、数:48、国:46 3.通信簿は分かりません。 4.住んでいるのは、香川県です 5.吹奏楽部で、10月まであると思われます。