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乙一の「GOTH」の犬について
最近、乙一さんの本にもの凄くハマっていますが、この「犬」を読んだ時に、最後の結末がよく分からないので教えて下さい。 私はユカが私(ゴールデンレトリバー)の飼い主、私が犬の事だと思ってたんですね。けど最後に犬の名前が「ユカ」になっていました。 そこが1番分からないんです。 どう言う意味なのか分かる方居ましたら、ご回答をお願いします。
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質問者が選んだベストアンサー
かなり前に読んだので間違いがあるかもしれませんが…。 読者の思い込みを利用し、文章で騙すトリックを叙述トリックといいます。 「犬」は、「仔犬をかみ殺すのは犬だろう」「犬に命令しているのだから人間だろう」 という思い込みを利用しています。 つまり、 見せ掛け:ユカ=飼い主 私=犬 真相:ユカ=犬 私=飼い主 となります。
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- reversal
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NO.2です。 お礼に書かれているとおりですよ。 犬を殺していたのは少女、それを命令していたのが犬です。 ちゃんと真相を知ってから、話を見なおしてみると面白いですよ。 主人公が私とすれ違うあたりは、うまく読者の目を飼い主からそらしています。 ちなみに命令については、頭のおかしくなった私が犬に命令されているように思い込んだ、なんて解釈もできますが…ちょっと自信がありません。
お礼
こんばんゎ★ ご返信ありがとうございます。 教えて頂いた通り、新たな視点で今日もう1度、 読み直しをしてみました。 深くゆっくり読んでみると、教えて頂いた通りの内容でした! 作者の思惑にすっかりハマってしまいました。。。 けどあたしも読んでみて、reversalさんのおっしゃる通り、 頭のおかしくなった私が犬に命令されてると思い込んだ、との解釈も出来ると思いました。 やはり私にとって乙一は神でした(笑)
- r_kazuki
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こんにちわ、ご参考になれば幸いです。私も乙一作品が好きで全部読みました。 >私はユカが私(ゴールデンレトリバー)の飼い主、私が犬の事だと思ってたんですね。 そう読者が思い込むように書かれていると思います。 乙一さんの作品には、 「思い込み」を利用した作品が多いですが、これもその一つです。 犬と少女との関係は、簡単に言ってしまうと、 「もののけ姫」みたいな感じだったのだと思います。 犬と生活するうちに、犬と同じような行動をするようになった少女、 というのをテーマに書かれたのだろうと推測できます。 その証拠に、もう一度「犬」の章を、「ユカ=犬」、 「私=ユカの手下である少女」として読んでも、 意味が通じるようになっています。
お礼
ご丁寧にご回答頂きまして、ありがとうございます。 私も乙一さんの作品が好きになり、今全ての本を読破しようと頑張っている所です。 もう一度、頭を整理して読み直しをしてみたいと思います。 かなり思い込みをして読み進めてしまっていました。
お礼
丁寧なご回答ありがとうございます。 すっかりあたしは質問した様な思い込みをして読んでいました。 と言う事は、 今まで犬を殺して居たのは人間(飼い主)である私、 それを命令していたのは犬である「ユカ」、 と言う事でしょうか?