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ミカルディスについて
ARBのうち、ミカルディスが糖尿病用薬とも併用できる理由は何でしょうか。 今日の治療薬、治療薬マニュアル、薬理の教科書、インターネットで検索してみたり、アステラスさんのHPを拝見しても、ちょっとわかりませんでした。 ご存知の方いたら、ぜひ教えてください。 よろしくお願いいたします。
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- inoge
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http://care.diabetesjournals.org/cgi/content/full/27/4/1015 ↑降圧剤をバルサルタン(ディオバン)からテルミサルタン(ミカルディス)に変更したら糖尿病患者のインシュリン感受性が改善しちゃいましたよ、という一例報告。カリフォルニアから。 背景として引用されてる別の基礎研究報告ではtransactivation assay(相互活性解析とでも訳すのかしら)において テルミサルタンは peroxisome proliferator-activated receptor- (PPAR)を活性化したけどirbesartan(日本未発売のARB)では活性化しなかった。また、テルミサルタンは脂肪組織発生を誘導し、PPARの標的遺伝子を(脂肪細胞になる前の)繊維芽細胞に発現させた。(要するに血糖の受け皿である脂肪細胞を用意する作用があるんちゃうかといいたいみたい) スリムに美しく健康的になる作用というより、もういっぱいいっぱいになってる脂肪組織をさらに励ましてくれる(外観的にはさらに太る)という作用なのかもしれないけど 長生きできるならそれもまたよろしいかしら。
- inoge
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先日 仙台あたりの学会発表があった件では ミカルディスによる耐等能の改善の話でした 併用の話ではなく 直に効果があるかもということです 糖尿病性腎症についても治験中↓ですが http://www.boehringer-ingelheim.co.jp/news/p-release/04_0726.html これは当然 レニン・アンギオテンシン系がらみで説明できる話 耐糖能改善については側鎖の方がなんかしてるんでしょう としか考えようがないですが解析はたぶんこれからでしょう ただし 降圧剤の売込みに関連するあの手この手の宣伝に さんざん騙された経験のある医者は眉に唾しながら チェックしてると思います 併用については他のARBもぜんぜん支障ないと思います