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白内障の手術前の散瞳薬と座薬について
白内障の術前に、散瞳薬を点眼するのは、どんな目的があるんですか?眼内を除けるのが唯一瞳孔だから散瞳させるのは分かるんですけど、そのほかに目的はあるのでしょうか?? また、座薬は痛み止めの目的なんでしょうか? また、検査で、角膜の細胞数を調べるのは何故なんでしょうか?角膜の細胞数が少ないというのは何を意味するんでしょうか? 質問が多くてごめんなさい。回答詳しくオネガイシマス☆
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- hiropon626
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少しだけ補足 従来は角膜内皮が少ない方は程度にもよりますが、手術を引き伸ばしていましたが、時期が遅くなるほど手術難度も上がり、逆に内皮を損傷する可能性が高まるため(遅くなれば遅くなるほど水晶体を破砕するための超音波がよりたくさん必要になるため)、よほどのハイリスクでない限りは早めにオペをすすめることが多くなってきています。 また、最近のデータでは角膜移植を白内障手術と同時にした場合と別々にした場合の手術後の角膜内皮生存を調べた結果、有意に同時手術のほうが内皮生存が悪いことがわかってきました。 同時手術の是非は今後さらなる検討がなされてくるものとおもわれます。
- y8gool
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大学病院の眼科医です。 角膜の細胞数についてお答えします。 #1の方が、書かれています通り手術をすると内皮細胞が傷ついて減少します。 白内障以外の目の病気でも過去に手術した事があれば、内皮細胞が減少している事が 疑われます。内皮細胞が少なくなると角膜に房水が侵入してきて角膜が濁ってきます。 内皮細胞の密度は正常で2500~3000個ですが、500以下に減ると水疱性角膜症 を起こし、濁ってくると言われています。手術前から内皮細胞が少ないと、手術後に 角膜が濁ってくる危険があります。このような場合には、手術の方法を工夫したり、 あまりに少ない場合、手術を急がないようにします。場合によっては、角膜移植と 同時に手術を行う事もあります。
- hiropon626
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眼科医です。 散瞳剤はお察しの通り、手術をするための術野を広げるためです。 おおきく散瞳した状態での手術はより手術を簡単にします。 散瞳が悪い症例の手術は手術の難度が上がります。 座薬は痛み止めです。 角膜内皮細胞は、角膜から水を排出するために必要な細胞で、正常の場合は2000から3000ぐらいあり、年齢とともに減少していきます。 増えることは決してありません。 内皮細胞が少なすぎる場合は手術によってさらに減少した場合、角膜が水を排出できなくなり、その結果透明性を維持できなくなります。 角膜の内皮細胞が少ない=ハイリスク手術になるということです。 内皮細胞は加齢、炎症、外傷(手術含む)、先天疾患、酸欠(コンタクト含む)などで減少します。