暗号の応用業務

質問

暗号の応用業務には具体的にはどのようなものがあるのでしょうか？

この業務に携わる方はやはり情報学科を卒業された方が多いのでしょうか？

あと、暗号の研究や開発ではなく、暗号の応用業務には
数学の素養(微積、線型代数、代数など)が求められるものなのでしょうか？

以上です。よろしくお願いします。

回答No.4

Kon1701 · ベストアンサー

#3です。
暗号応用として、インターネットを利用した通信の秘匿の概要を。
インターネットの場合、さまざまな所を中継してゆきますから、通信の内容が見られる恐れがあります。また、いろんな所から接続される恐れもあります。通信内容を秘匿するには相手の認証を行い、更に通信内容を暗号化します。
秘匿通信を行う手順の一例、まず公開鍵暗号を使って乱数を交換します。公開鍵を正しく復号できるのは正しい通信先だけですから、これで相手が正しいことを確認できます。
次に、互いに交換した２つの乱数を使って通信用の共通鍵を作ります。(例えば、２つの乱数のEORを取る）　この鍵で共通鍵で通信をすれば、通信の内容を秘匿できます。

以上の仕組み(概略ですけど)を実際にソフトウェアで実現するのが、暗号応用の業務です。鍵交換や相手の認証の方法、これを抜けがないように、相手が確実に認証できるように、さまざまな攻撃、不正アクセスを排除できるように、細かな手順を決めてゆきます。そして、それをプログラムにしてゆきます。これが暗号応用の業務の一例です。

お礼

わかりやすく解説してくださり、ありがとうございます。
とても参考になりました。

回答No.3

Kon1701

暗号の応用、通信での秘匿、相手の認証。ファイル内容の秘匿などが多いです。

数学の素養、必ずしも必要はないでしょう。ですが、数学的な考え方ができるとやはりいいですね。微分積分は必要ないかもしれませんが。私の周囲では数学関連の学科を出た人は少ないですが、理系は多いです。

お礼

ありがとうございます。

「通信での秘匿、相手の認証、ファイル内容の秘匿」と言われても
いまひとつイメージが湧かないので、申し訳ないのですが、
もう少し突っこんだ(かつ一般向けな)説明をしてもらえると助かります。

回答No.2

jjon-com

暗号の応用業務，というのが，かなり広い概念だと思うのですけれど。

(1)暗号アルゴリズムをハードやソフトとして実装し，製品やサービスを開発する
(2)その製品やサービスを用い，暗号サービス・認証業務・ソリューションを提供する

(1)には数学の素養が必要かと思いますが，(2)であるなら数学の素養はいらないでしょう。製品・サービスの原理を理解しておりそれを顧客に対して説明できる方が説得力が増しますので，素養があるに越したことはないですけれど。
（暗号技術に限らず，プログラミングができなくても，電気電子の原理を知らなくても，化学知識がなくても，すでに製品・サービスとして開発されたものを利用した応用業務や商売を提供するのなら，原理そのものに関する学問的素養はなくてもイケる，というのは一般的にもそうですよね）

お礼

ありがとうございます。

「すでに製品・サービスとして開発されたものを利用した応用業務や商売を提供するのなら，原理そのものに関する学問的素養はなくてもイケる，」

確かにそうですね。
参考になりました。

回答No.1

neue_reich

応用と言えるかどうかはわかりませんが、暗号は認証にも使用されています。（暗号と逆の使用方法になります）

情報系学科卒だからと言って暗号を理解しやすいと言うことはありません。
そもそも、暗号自体が数学の塊です。
と言っても、微積分を知らずとも暗号を理解できる（素数と因数分解でＲＳＡ暗号の基礎を理解することが可能です）ので、必要となるのは数学のうちでも整数に関する知識や符号理論、当然ながら代数、と言ったあたりでしょう。
あとは、必要に応じて勉強していくことになると思います。

お礼

ありがとうございます。
参考になりました。