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杖道はなぜ、八相の構えをするのか?
剣道は中段に構えるのが普通でしょうけれど、なぜ杖道は八相にかまえるのですか?
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古流剣術の経験者です。 先ず「八相とは何ぞや」、と申しますと、 「【遠距離から】敵の動きを【観察しながら】斬り合いに望むのに適した構え」ということです。 勿論近距離では素早い袈裟斬りが可能です。この構えを口元から耳元に持ってきたのが薩摩剣術の特徴です。 初太刀に全てをかける薩摩剣術に見られると言うことで、如何に早いかはお解り頂けると思います。 何故、古流に見られるのかと言いますと、甲冑剣術では兜を着用しており上段に構えることが困難のため、 自然とこのような構えが生まれました。杖道は神道夢想流の「古流」のため八相の構えを採用しています。 杖道でも少しだけ正眼の構えを取りますが、正眼は【遠距離から】というのはやや無理があると思います。 宮本武蔵も「正眼は理想的な構えだ」と言いましたがそれは、現代剣道のような「一足一刀の間合い」に言えることだと思います。 (古流は8年してますが、剣道経験は殆どありません・・) 正眼の構えは【観察しながら】、時には「歩み足」をするのには向いていないと思います。 真剣ならば正眼は刀の重量で体力を消耗します。 流派に因りますが遠距離で「流派も知らない敵」と対峙した場合は、【観察しながら】戦える八相で近づくでしょう。 そしてそのまま斬り掛かる、というパターンなのでしょう。 参考に「脇構え」についても言及したいのですが、この辺で。
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- Fall_Opera
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回答No.2
補足ですが、竹刀での間合いと、真剣での間合いは全然違います。 (真剣同士の方が遙かに離れています)
質問者
お礼
ありがとうございました。
お礼
分かりやすいご回答ありがとうございます。