こばんばんは。
よくご存知ですね!確かに柔道の技のなかに目を突く技があります。
それは柔道の形のなかの技です。
柔道の形には、投げの形、固めの形、古式の形、柔の形、極の形、五つの形がありますが、その目突きの技は、柔の形のなかの「斜打(ななめうち)」の中にありました。
その形は
受け、取り向かい合って、敵(受け)が文字通り手刀を棒立ちのまま、斜めにこめかみに打ってくるのを自分(取り)はスゥエイバックでかわしたあとに棒立ちのまま、右五指をまっすぐ伸ばして相手の両目めがけてブスリ!
とやるところに目突きの技が登場しますが写真を見る限りでは棒立ちの素人が相手の目に向かって手を伸ばしているようにしか見えない技です。
しかも、形では、その両目突きは受けにかわされて、受け流されたところをその相手の腰にしがみつき、裏投げをする体勢に持ち上げたところで終わります。
ようするに、目突きの技が単独の技ではなく、形の中の攻防の一つにある。ということです。
あと、もう一つに、やはり柔の形のなかに「両眼突き」という技がありますが、これは敵(受け)がやはり棒立ちのまま、五指を伸ばして取りの目を突いてくるのをよけてかわし、腰投げにもっていくところで終わる形です。
なので、これは、こちらから目を突く技ではないですね。
柔道の形は、古流柔術の技の流れを汲んでいますから、所々に武術の名残を残しているので、本でも買って読んでみるとおもしろいですよ。